麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

靴が鳴る~急~戴き物に感謝

2024年02月06日 | 身辺雑記

〈キュ〉と〈グッ〉のあいだの、

でありながら〈ギュッ〉とも違う

文字で表現するには難しい靴音……

の話を書いたのは前々回の弊blog

(2月4日付)でありました。

 

その靴は、20代前半に仲間内の

たった四人の小さなちいさな劇団が

自然消滅したのち、フリーランスの

演劇制作者になったはいいけれど

食べてはいけないので、その傍ら

損保代理店となった時の先輩で、

今尚お世話になっている

清水さんから戴いた物である。

 

ある日、そのことに改めて気付き、

身なりを確認してみたらば。

  

 

履いていたジーパンは、

制作で参加した芝居のNGモノ。

 

Tシャツは某劇団公演の物販を

スタッフは戴けて……ただ随分昔ゆえ

プリントが剥げ、臍の左側に辛うじて

デザインの痕跡が残る、白T。

 

セーターは父の形見。

長年おじさん臭いからと放っていたが

気付けば年相応になった厚手の深緑。

 

胸に大きな刺繍のあるスタジャンは、

衣裳さんが長年の仕事でたまった中から

在庫処分するにあたり

「高橋くん着られそうなサイズかも」と

戴いた物だ。

イカラシさん、改めて感謝

 

つまり靴下とポロシャツ、

あ、あとブリーフも……以外は

有り難くも戴いた物だった。

 

還暦を数年後に控えて情けないと

思わなくもないけれど

身に付ける物に限らず、

そもそも私自身まるまる全部が

多くの方々からの〈戴き物〉で

形作られているわけで。

更には今後もやはりそうやって、

生かされていくのだな~きっと!

と。

キュとグッとギュッなどナイマゼの

靴音を聞きながらしみじみ思ったのは

雪の降り始めた昨夕のことだ。

 

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靴が鳴る~破~有名な童謡

2024年02月05日 | 身辺雑記

お手てつないで

野道を行けば

という歌い出しの童謡を

知らない人は少ないだろう。

 

では曲名を聞かれると、

つい『お手てつないで』と。

……これは♪春のうららの隅田川♪

をついつい『春』や『隅田川』と

答えちゃうパターンだ

 

♪のぼりくだりの船人が~♪

と続く『花』が正解で、

みんな可愛い 小鳥になつて

歌をうたへば 靴が鳴る

晴れたみ空に 靴が鳴る

が一番の、作詞/清水かつら

作曲/広田龍太郎は

『靴が鳴る』である。

 

あえて一番と書いたが、

この曲に限らず大概二番は

多くの人が覚えていない

 

私も同様で調べて記す訳だが、

花をつんでは

おつむにさせば

みんな可愛い うさぎになつて

はねて踊れば 靴が鳴る

晴れたみ空に 靴が鳴る

 

すべてのことばが優しく、

洗練されていて、永遠な……。

元日から辛く悲しいこと多き

2024年の今日は2月5日。

東京に雪の予報が出ています

 

 

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靴が鳴る~序~足をひきずる癖

2024年02月04日 | 身辺雑記

〈キュ〉と〈グッ〉のあいだの、

でありながら〈ギュッ〉とも違う

文字で表現するには難しい音を

私の左靴が奏でて数日になる。

  

 

いつからかしら?

僕は足を上げずに擦るように歩く。

中学時代にはもぅ意識していたけれど、

生まれてからずっとなのか、

小四から小五にかけての春休みに

突如身長が伸びた頃からなのか、

始まりは解らない。

 

いずれにしろ、そういう癖があり、

靴の左の踵部分が削れて、

文頭の音が発生したわけである。

 

 

まぁ本人は、それを自覚しているから

気に止めながらも歩くわけだけれど。

と同時に・・・

第三者は「なんかドラえもんが

ケンケンしながら近づいてくるぞ」

と思ったりしているのかな、とか、

いや、そりゃ自意識過剰で

なんならさほど聞こえてないのかも

・・・等々キュというかグッというか、

さりとてギュッではない靴音を響かせ、

2024年の初空月から雪消月にかけての

暖冬を過ごしている。

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