麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ささやかな幸運

2024年02月07日 | 身辺雑記

いつもなら徒歩15分を選択するのに

大雪のため、バスに乗り

最寄停留所から2分をチョイス

・・・昨夜の観劇の話。

 

降り積もる雪道を慎重に

劇場とは、まず逆に歩いて、

帰りのバスをチェック。

21時台の三本と22時7分、

終バス22時25分をメモる。

 

そして目指す芝居へ。

開演19時の終演予定は、

な、なんと22時20分。

漆黒のドアに掲示された

A4のペラのコピー紙が、

私には重く感じられた。

 

「天候を鑑みれば遅れ客は必須、

恐らく押すだろう…。さらには

客席動線や傘のピックアップ等

考えると出るまでに……」と

弾いた答えは〈帰りは徒歩〉

きっちり終幕したとしても、

終バスまで僅か5分。

覚悟を決めるしかない。

 

しかし

幕が降りたのは22時10分。

(勿論、小さな劇場だから

本当に幕が降りたわけじゃない)

長くなることはあっても

短いなんて珍しいぞ。

 

開演押しは、たった1分だったし、

休憩時間の15分でそれも吸収した筈

……などと非現実から現実に戻りつつ、

更に深い雪景色になった

新宿と豊島の区境へと踏み出した。

 

結果、バス停には22時17分着。

「わぁ、急いで来たのはよいけれど

極寒のなか待つことになったぞ」

せめてもの救いは、

屋根と風避けが緩和してくれること。

あとは遅れるだろう終バスが

1分でも早くと願うばかり。

そこにシャーシャーと音を立て、

やって来たのは、大幅に遅れた

本来は7分に来るはずのバス。

佇んだのは4分ほどで済んだ。

 

自宅最寄で降りて、歩くこと5分。

嗚呼、ささやかな幸運

 

 

今日は今日で、朝の地下鉄。

だけれども私鉄と繋がっているから

ダイヤは乱れていた。

アナウンスはそれを詫びながら、

「また当駅始発も影響を受けて、

発車予定が決まり次第のご案内に…」と。

 

そこに混雑した車輌が入ってき、

乗るのは厳しいので見送ると、

列の二番手に立つことに。

 

「続いて当駅始発の列車が参ります」

あれれもう来るのかい?

ささやかな幸運が続き、

座って目的地まで・・・。

小市民の極みだわっ

 

コメント
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