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麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

エクストラ・イルギ214

2018年02月14日 | 制作公演関連
昨夜、劇団東演『臨時病室』観劇。

(ワッ、全部漢字

演出はシライケイタ。
カレがツギにテガケル作品の
稽古ガ今日カラハジマッタ。

(カタカナ多めにしてみました



日韓演劇交流センター
〈韓国現代戯曲ドラマリーディング
エクストラエディション〉
『ぼんくらと凡愚』の本格稽古に
先駆けたイントロダクション。

翻訳者の津川泉さんもいらして
お薦めの本の紹介や質疑など少々。

先月、全体顔合わせはあったものの
光州事件の勉強会が主体だったため
改めてキャストの自己紹介。
そして。
決まっているメインの配役以外は
仮に振り分けての読み合わせ。

実際に起きた連続強盗殺人を下敷に、
しかし、笑いの要素も入った
メタシアター仕立てのエンタメ作品。

そうそう。
殺人犯二人役の二人が黒、
最初の被害者と、その妻が役が白
・・・偶然とは思うけれど、
暗示的な服装もしていた二時間弱。

「スピーディーにエッジを効かせた
リーディングを逆手にとった
九十分くらいの舞台に仕上げたい」と
最後に演出が締めて、次回は来月。
シライ組は。

もうひとつの『クミの五月』、
鈴木アツト演出の事前稽古は月末。

なお冒頭の『臨時病室』は今週末迄。
東演パラータにて。

『ぼんくら』チーム、ほとんどが
反省会へと向かったが、
私はJ-Theater稽古なので新宿から
勝どきへ移動です。残念

~추신~

今日は2月14日。
チラシの写真に乗った包紙は
出演の秦さん、演助の渡辺さんから
皆への心配り
ありがたや。

ちなみにハングルは「チュシン」
と発音します。意味は「追伸」。
そう、両国の言葉は近しい言葉が
とても多いのである。

『ぼんくらと凡愚』
3月23日(金)19時
3月25日(日)13時

出演
阿岐之将一、東谷英人、井上倫宏、
沖田愛、柏木俊彦、北澤小枝子、
喜多村千尋、秦由香里、寺本一樹
山崎薫、米山実(五十音順)


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もったいない

2018年02月13日 | 身辺雑記
平昌オリンピック。
ようやくメダルが\(^^)/
ま、結果だけが全てじゃないけれど。

五輪といえば、世界記録保持選手が
その強化費用の不適切申請により、
半年もの選手資格停止処分を受けた、
と開幕少し前に報道があった。
・・・もったいない((T_T))

スポーツではないが我々演劇界も、
皆様の血税の一部を助成金として
活動の補助に使わせて戴いている。

先週の木曜夜、ある役者と飲んだ。
個人として昨年度海外研修を終えた
彼もやはり税金で約一年学び、
欧州某国から帰ってきたのだった。

かみさんも同席したが、彼女は
とあるカンパニーの海外公演に
出演者として昨年のツアーに同行。
やはり税金が一部充てられていた。

来月制作でつく遊戯空間の舞台も
助成公演のひとつである。



ある省庁の事務方トップが
書類は破棄しちゃいましたと
軽やかに言ってのけたあと、
(カロヤカじゃないか……(>_<)
次に用意されたポストが、
なんと・・・(@ ̄□ ̄@;)!!
で。
沢山のブーイングが起きた。

いや過去完了にしちゃ宜しくない。
(が、今日はそこは深追いせずに
先に進ませていただきます)

「領収書一枚なくても駄目なのに」
コメンテーター等も口にするが、
まったくこちら側のチェックは
とてつもなく厳しいのだ((T_T))

これはマル、それはペケという
項目のなんとややこしいことか。
C=C=\(;・_・)/

強化選手はチョロマカシたかった
というより、帳尻合わせのために
嘘の申請をしちまったのかな~、
と推測くちゃったりもした。

はい、ズルはやっちゃいけません。
絶対いけないのだけれど……。

たまにズルする奴が出てくると
出す方はズルしないように縛る。
貰う方はその縛りが厄介なので
ちょいと楽をしようとして、
けれども、敵もさるもの、バレる。
で出す側は……と鼬ごっこになる。

演劇界では「制作」という
「厄介事引受係」がいて、
情報交換もしつつ対処しているが、
アスリートがトレーニングや遠征、
大会出場という中では大変だろう。

さて、平昌。運営が大変そう……
てか、何度も落選したのは当然。
やっちゃ駄目な場所(((・・;)

どんどん立候補する都市も減り、
さんざん言われていることだが
「やり方」考え直さないとだわな。
同様にやり方改善しないとなのは
助成金もだと思います。
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ハチミツ~櫻の再園3

2018年02月11日 | 制作公演関連
J-Theater『櫻の園 Japan Mix』は
不朽の名作『桜の園』を翻案、
現代の日本に置き換えた舞台だ。

広大な土地を女主人が所有する
その本線は外さないけれど、
養蜂業でかつて栄華を極めた等、
少しいじってあるところも見処。

『仮名手本忠臣蔵』を上演した
浅草で、たまたまた見つけて

都内のハチミツ屋さんの看板。


で、昨日の続き。

ダブルキャストはほかにも。
年老いたフィールス役を
伊谷厚彦と内藤美津枝で演じる。

今やJ-Theaterに欠かせない伊谷。
独特のテンポで芝居に与える
アクセントは今やJ名物のひとつ。

かたやJ-Theater初出演の内藤は、
流山児祥率いる「シアターRAKU」
(昨年11月、楽塾から改名)で
長らく活躍するトリッキーな役者。
縦横無尽に舞台を掻き回す働きを
期待せずにはいられない。

掻き回し役がもう一人。
ついてない男・エピホードフ
(本作では榎本忠志)の鈴木将之。
彼もJ-Theater初出演。
クレバーな役者が180度逆の
何をやってもうまくいかない
事務員としてサイドを切り裂く。

2015年版では、酒田真弓が演じ、
鋭いクロスを供給した、近郊の地主
ピーシチク(同・箕輪明美)。
今回は伊谷とともに、J常連の
篠崎旗江が務め、守備陣を束ねる。
センターバックで最後方から
芝居を引き締める。

彼女ととにディフェンスに汗する
シャルロッタ(同・柴田香織)も
ダブルキャスト。
Sunnyとかんな・レイシー。
どちらも日本人です(^_^;)



最後にイケメン二人を。

熱く日本の未来を語る近石透
(原作ではトロフィーモフ)に
結城裕人。彼の所属する
「劇団わが町」はこの作品の舞台
新百合ヶ丘を拠点としている。

伊芸瞬は八島祐介(同・ヤーシャ)。
トロフィーモフとは対照的に、
世の中を器用に生き抜きこうとする。

以上15人の役者でお届けします。

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新フォーメーション~櫻の再園2

2018年02月10日 | 制作公演関連
3月本番の芝居の話が続いています。
が、2月に上演するJ-Theaterの
稽古も着々と進行しており、
初日まで11日とあいなりました。



『櫻の園 Japan mix』の件は
久しぶりなので、ブログ的にも
久しぶりに、サッカーに例えて。


まず今回のトピックは・・・

扉座から中原三千代を初めて迎え、
広大な桜の園を有する女主人
ラネフスカヤにあたる春山幸子を。

そして、その兄良一(ガーエフ)に
青年座映画放送の堂下勝気。
昨秋の『幻想と現実、そして思い出』
の、太宰治の渋演が記憶に新しいが
以来、二度目のJ-Theater出演。

この経験豊富な二人をツートップに、
トップ下には中井亮。
これまで後方にどっしりと構え、
ボランチとしてバランスを取って来た
中井がポジションを上げて、
より攻撃的にフィールドの真ん中で
初めてタクトを振る!
もちろん、与えられた役は
ロパーヒンに相当する野田六郎。

使用人から成り上がる彼と、
ぶつかりながらも惹かれ合う
ワーリャ(本作では春山洋子)を
演じるは薗内茜。
春子の養女で、留守中の家を
長年、骨身を削り懸命に守っている。

最近のJ-Theaterでは常に最前線で
圧倒的な得点力を発揮してきた
「背番号9」が今回はボランチ。

華やかな役、強い役で観客を魅了した
薗内の新たな一面が見られるだろう。

守備に重心を置きながらも
状況に応じてオーバーラップを
仕掛けるのは特に見処だ!!

今回の『櫻の園~』はまさに、
センターラインが桜の大木のよう。

さて。
前回に続いて井口依子を演じる
戸田梨恵は、そんな頑丈な中心線を
信頼してピッチを縦横無尽に
駆け巡ることだろう。

依子(ドゥニャーシャ)は、
堅実な男から好意を抱かれていたが、
洋行帰りの「チャラ男」にのぼせる
「女の子」という設定だが、
この役はダブルキャストとなる。

変幻自在(サッカーでいえば
「ダイナモ」)の働きの戸田に対し、
浦上麻耶は薗内の守備面をサポート。
相手攻撃陣の起点を早く潰し、
よってボランチが前掛かりになれる。
そういう形を作るだろう。

つまり。
まるで異なる作品になること必至。
と字数が尽きたので続く。
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礫の礫の野営

2018年02月09日 | 制作公演関連

Jリーグもプロ野球もキャンプ中だ。


キャンプといえば。
ベテラン大物選手のスロー調整、
逆にルーキーが卒業式で帰郷、
なんてニュースが定番となる。

新戦力は新人に限らない。
移籍組の存在も注視される。

・・・という枕から
遊戯空間『つぶやきと叫び
―礫による礫ふたたび―』に
話は移るのだけれど・・・

去る月曜日、稽古初日。

最年長の佐々木梅治は
声の仕事と重なり、欠席。
佐藤辰哉は別の本番間近で
合流がその終演次第となる。

おっと。
まるで冒頭のキャンプのようだ。

千秋楽から二週間しか経たない
『仮名手本忠臣蔵』出演者が
大量六人いる座組は、例えるなら
昨季、数字を残した脂の乗った
レギャラーが揃っていて、
そこに補強の面々が加わり、
狙うは優勝しかないという陣容だ。

「補強」の中でもセリアAクラスの
山田栄子の参戦は、古い例だが、
長嶋が引退した巨人に張本が来て、
ON砲にかわりOH砲誕生!
そんなインパクトである。


(初日稽古、音楽家二名、振付も参加。
 集合写真)

火曜日からはSY砲が揃い踏み。

昨日、まだ読み合わせながら
並びを本番通りに変更。
キャンプになぞらえるなら、
フォーメーション練習に。

台詞というボールを持って、
ドリブルからパス……。
その出どころ、強さ、球の回転。
受ける側の位置などなどが、
より明確となる稽古になった。

一次、二次……とプロスポーツの
キャンプも場所をかえながら
内容も高めていくわけだが、
遊戯空間も13日までは「そら」で
じっくりと読みを中心に。
水曜オフのあと15日からは
稽古場を移して、いよいよ荒立ち。
「第二次キャンプ」となる。



キャンプ=野営。
野営は明らかにバーベキューや
川遊びなイメージである。
スポーツのキャンプとは
合わない感じもするのだが……。
まぁ、ね、そこは汲んでくだされ。

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おせんちめんたる

2018年02月08日 | 制作公演関連
昨日は日韓演劇交流センター
「韓国現代戯曲ドラマリーディング
エクストラエディション」の
劇場打ち合わせをシアタートラムにて。

センター事務局長のOとともに。
シアタートラム担当は若山氏。

円滑に打ち合わせは終了。
彼の語り口が妙に懐かしく、
「もしかして東海地方出身?」と。
訛りが出ましたかと返す彼に
「いやいや、そうじゃなくて、
ジャブジャブサーキットの
東京公演をお手伝いしているので
耳がネイティブなの」と答えた。
Oも続けて「全然わからないよ」

ジャブジャブ~(以後JJC)とは
岐阜を拠点としたカンパニーだ。
東海エリアの演劇界を長く牽引する
結成30年超の、今や老舗劇団と
呼んで差し支えはないだろう。

若山氏の前職のホールでも
JJCは公演をしていたとのこと。
高校で演劇部だった彼にとって
はせさんは地区大会の審査員。
……あ(^_^;)
JJC代表のはせひろいち氏のこと。

ちなみに僕とOは川崎出身。
市が同じどころか「柿生」という
地域まで一緒だったりするが、
それはともかく、東海人ではない。
故に「耳だけネイティブ」。

※※※

新劇の若手制作者で横繋がりの連係
・・・といえば聞こえがいいが、
まぁ、呑んで愚痴を言い励まし合う
「活動」を始めたのが1997年。

な、な、なんと20年も昔のこと。
一人は業界を去り、一人は今フリー。
同じ劇団で仕事を続けているのは
二人で、その一人がOだ。
今や劇団の屋台骨を支え、
児童演劇や日韓演劇交流という
劇団外でも推進力になっている。

「若手」でなくなって、
それぞれが多忙になり、
顔を揃えなくなったけれど……。

その黎明期にいた最後の一人Yは
一時演劇から離れたものの、
別の劇団で復帰して、さらに
公共ホールの演劇制作へと転身。
2017年4月、僅か10ヶ月前のこと。
そして7月に急逝した。

※※※

「活動」ではふざけて役職も決めた。
Oは最初の飲み会で幹事だった。
故に幹事長。
とことん本気でふざけていた。

互いの芝居を見合い、感想を述べる、
多少真面目なことも紛れていて、
それを文書化し、飲み会の写真も
載せた新聞をYは作っていた。
だから書記長。

人生に、もしも、はない。
ないけれど、昨日、トラムで、
幹事長と書記長と征夷大将軍が
ミーティングしていたのかも……。

ちょっとおセンチになった
三軒茶屋の午後でした。

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ダイなモンド

2018年02月07日 | 身辺雑記
「ダイナモンド」というのは
アニメ『タイムボカン』で
物語の重要な鍵を握る……ん?
実際はあんまり重要じゃなかった
(^_^;)……な鉱物であります。

「ダイヤモンド」のもじりなのは
言うまでもないのだべ~。
(ドクロベエ風C=C=\(;・_・)/)

さて。
ダイヤモンド富士に対抗して、
ダイヤモンド筑波を観光の目玉に!
というニュースを目にした。
発信は筑西市だという。

筑波山があるのはつくば市
(石岡市、桜川市にもかかる)だが、
ダイヤモンド筑波を拝むには、
多少の距離は必要なのだろう……。

その筑西市は2005年に下館市と
真壁郡の3町から成った新しい市。
ユニークなのは、庁舎が「スピカ」
という商業ビルに入っていること。

行政主導で建設され、1991年、
サティを核としてオープンするも、
マイカルが経営破綻し閉店。
その後、長崎屋やエコス等の
スーパーマーケットを核店舗に
再生を図るも、次々に撤退し
07年には市の分庁舎が3~4階に。
しかし、閉店ドミノは止まらず
2017年2月、1~4階を本庁舎、
6階は市議会場、商工会議所となる
(5階は商業テナントが入居)。

内情を知れば「ユニーク」とは
言っていられないのだけれど。



筑波といえば。
「山」のほかに「大学」だ。

三屋裕子、加藤陽一らバレーボール、
ゴン中山、井原正巳らサッカー、
「女三四郎」山口香、谷本歩実ら柔道
・・・と挙げればキリがない。

てか、スポーツから始めちゃったけど、
芥川賞の青山七恵ら作家は勿論、
あらゆるジャンルの学者を輩出している
東京師範学校がルーツの国立大学だ。

その筑波大学も、つくば市。
でも「筑波サーキット」は下妻市。

千葉県にあるのに「新東京国際空港」
みたいだが……1954年の市誕生時、
真壁郡下妻町、同郡上妻村、
結城郡の総上村と豊加美村、
そして筑波郡高道祖村により下妻市。
だから、つくばの血(地というべき?)
は流れているのだな、、、。

ちなみに、つくば市は1987年に、
筑波郡3町と新治郡1村により誕生。
翌年、筑波郡筑波町が加わり、
2001年、稲敷郡茎崎町も編入。

茎崎といえば、小学校時代の仲良し
村崎歩くんが引っ越した村(当時)。
一度、遊びに行ったな……。
中学生には「大旅行」だったぜ(^-^)v

1980年前後の話だ。
茎崎以外の稲敷郡の町村は2005年、
稲敷市に。あ、筑西市と一緒だ。

そ~いえば、あったな。
「平成の大合併」ε=ε=┏(・_・)┛






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猫の寄り道スタジオで(カミスト2018/2)

2018年02月06日 | 制作公演関連
雷ストレンジャーズ公演
演劇ジェット紀行
スウェーデン編『父』の
稽古は既に荒立ちである。



稽古場も文京区のシェアオフィス
「コイン」から新宿区にある
「猫の寄り道スタジオ」へ移動。

高層ビルの林立する「副都心」
としての新宿とは一線を画した
若葉町に左門町、三栄町など
昔ながらの町並の残る四谷界隈。
その中でも、かつて花街だった
荒木町の存在感は大きい。
そこに稽古場はある。

「谷」というだけあって稽古場の
脇には急な階段が長く伸びている。





津の守坂通りを挟んだ向かいには
新宿歴史博物館。そこは三栄町。



さて「一線を画す」といえば。
1887年に初演の『父』という舞台は
一家の主たる「男」の存在と
対する「女」の在り方について、
問題意識の出始めた北欧で
生まれた作品なのである。

『父』は文字通りの父親であり、
また「父性」についての問いかけ。
封建的な世界が描かれているのは
古い戯曲だから、なのではなく、
社会変革の早いスウェーデンの
黎明期がむしろ背景にあるのだ。

さりとて。
それは劇中説明されないし、
またそれを知らずとも楽しめる
作品に仕上がりそうである。

その確信については次回以降に。
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礫の礫の新顔

2018年02月05日 | 制作公演関連
遊戯空間公演
詩×劇2018『つぶやきと叫び
―礫による礫ふたたび―』
今夜いよいよ船を漕ぎ出す。



予告通り、新顔三人について。

まずは、川原洋子。
小劇場演劇を牽引する劇団になり
久しい「桟敷童子」所属。

新宿梁山泊を経て桟敷に入った川原。
実はその前にいたのが「観音芝居」。
吹かずとも飛ぶような劇団で
たった四人のカンパニーの、
専属制作が誰あろう、私だった。

つまり役者は三人。それも女優のみ。
嗚呼なつかしや……もう30年近く
時計の針を戻さねばならない頃の話。

観音芝居の活動休止に伴い、
(あ。書きながら今気づいたが
そうか、解散はしてないのかも……)
フリーの演劇制作となった私が
縁あって所属した劇団東演で
既に劇団員だったのが山縣よう子。
1997年のことだ。

『祖父に捧げるブルースハープ』の
制作を担当したのは99年。
その主演が山縣であった。
01年『恋でいっぱいの森』の怪演を
最後にフリーになった彼女と
仕事をするのは、だから17年ぶり。

古い話が続いた

『ドラゴンボール超』のマイ役など
声優としても活躍中の山田栄子。
J-Theaterの、主に宇井孝司作品で
ここ数年、年に一度はご一緒している。
直近は昨年10月『葵上』。
新宿フィールドミュージアム2017
参加作品となる。
(『葵上』は三島由紀夫作品、
演出は小林拓生。於近江楽堂)

本作は3.11に関連した舞台となるが、
山田個人もフクシマに足繁く通い、
復興を支援する活動に精力的だ。

しんがりは佐藤辰哉。
ただ。
ストアハウスコレクションNo.8 
日韓演劇週間vol.4
『たったいま八月の冥王星で
たったいま八月の地球では
(改訂版)』には出演している。
ほぼ遊戯空間の作品なのだが、
前述のコレクション招聘作品で
製作はストアハウス……という訳で
「新人枠」で紹介。

私個人としてもお初で、先月の
『仮名手本忠臣蔵』に折込
(ストアハウスカンパニー
2/21~25『PARADE-Ver.3』)の
のち受付を手伝って頂いたのが
初対面(舞台を客としては拝見)。

現代詩をテキストにした本作。
当然「言葉」にこだわる作品になる。
が。
ピアノとチェロの生演奏を交え、
石川弘美の振付(出演も)による
身体表現も大きな力を持つ舞台。

そのあたりは、これから少しずつ
ご紹介していきます。
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礫の礫の始

2018年02月04日 | 制作公演関連
「顔合わせ」ないしは「稽古初日」
を綴ることが多い今日この頃。


むむ。毎度のこと?
いや、この頻度はなかなかだ。

そして明日は遊戯空間公演
詩×劇2018『つぶやきと叫び
―礫による礫ふたたび―』が
いよいよ船出となる。

つまり暫くは・・・
J-Theater『櫻の園 Japan Mix』、
雷ストレンジャーズ『父』と
遊戯空間の稽古が平行してあり、
加えて・・・
先週顔合わせだけは済ませた
日韓演劇交流センターの動き、
例えば劇場との打ち合わせが
7日午前、というように着々と
進行しているである。

で。その水曜夜は7時から
月一ロングランの『ROSE』本番。
『父 』の稽古はその狭間の
午後1時~6時に見事はまっていて、
時間だけじゃなく場所も
稽古がギャラリーΧ、
芝居はシアターΧと同一敷地内。
(Xは、どちらもカイと読みます)

制作というポジションながら、
三件すべて、わたし主導ではなく
カンパニーの決めたスケジュール。
それがたまさか良い塩梅だった
という小さな……いや中くらい?の
奇跡を生んだのであった。


そんなこんなの2月から3月。



改めて『つぶやき~』について。
現代詩を牽引する作家の一人、
和合亮一の詩を劇化する試みである。

プロデュース公演を打つ遊戯空間だが、
先月終幕した『仮名手本忠臣蔵』の
出演陣から、佐々木梅治、
永野和宏、草野峻平、川邊史也、
神保麻奈、渕野陽子の6名が参戦。

ほかにも常連の藤田三三三がいて、
二度目の福永奈津美、篠田悦子と
篠本の世界を知る面々が多い座組。

そこに新顔が四人。
詳しくは、明日書きましょう。


【公演概要】

2018年3月21日~24日
新宿文化センター

テキスト/和合亮一
構成・演出・美術/篠本賢一

前売3800円、当日4000円
学生2000円

21(祝)17時~、22(木)19時~、
23(金)14時~/19時~※
、24(土)14時~。

※アフタートーク
 和合亮一×篠本賢一
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