麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

シーシュポス~戒厳令ノート0918

2021年09月18日 | 俳優座

シーシュポスは、ギリシャ神話に登場する人物。

コリントスの創建者で「シーシュポスの岩」で知られる。

(wikipedia参照)

神を欺き、怒りを買ったシーシュポスは

大きな岩を山頂に押して運ぶ罰を受ける。

ところが運び終えた瞬間に岩は転がり落ちる。

何度繰り返しても結果は同じという話である。

 

これを基にカミュが1942年ーー『戒厳令』を書く

6年前に発表した随筆が『シーシュポスの神話』。

 

写真(上)は俳優座公演No.347『戒厳令』より。

右奥が志村史人、中央が椎名慧都、左に山田定世、

倒れているのが辻井亮人。

その辻井が、主要人物を演じる『面と向かって』。

11月5日から俳優座劇場にて。

 

写真(下)も同じ。右が田中孝宗、左が塩山誠司、

後方に清水直子。

その塩山はジャック・マニングシリーズ第一弾

『面と向かって』でマニングを演じる。

 

御陰様で、評判が評判を呼んで、9月8日以降の11ステージがほぼ完売。

後半はキャンセル待ちが続く日々である。

 

そんな『戒厳令』の幕をおろしたのち、

No.348『面と向かって』の稽古が22日から始まるのだが、

15日と昨日、プレ稽古を行った。

 

「シーシュポス~」は徒労を意味する警句でもある。

そうならない準備のために、『戒厳令』の美術――

杉山至デザインに囲まれ、読み合わせをした。

戒厳令の舞台スペインから15,744 km飛んで、

オーストラリアで展開する作品になります。


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