麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

+城館

2016年07月24日 | 制作公演関連
富士山麓の湖畔で中学生に
三島の芝居を堪能してもらったり、
25日開幕の二本立て公演の
追い込みに関わっている間に、
演劇集団ア・ラ・プラスは
上演会場の「東演パラータ」に木曜から。

一週間ほど稽古場として借り、
29日が業界で云うところの仕込日。
そして8月1日に幕を開けると
そこからは一気に千秋楽まで激走だ。

つごう18日間「城館」で過ごすことになる。
(一日オフがあるから実質は17日)



あ、パラータはロシア語である。
城とか家とかの意味だそうだ。

つまりは。
それまでの稽古が仮住まいの生活で、
いよいよ完成した新築の家に
25日に入居したようなもの。

絨毯を敷いて、家具を置いて、
皿や服を仕舞い、ランプシェードを被せ、
そうして文字通り、お客様を迎える。

初日に向けて、これからの一週間は
おもてなしの最終段階だ。

昨日、とにかくお尻までの段取りをつけ、
夜は場所をかえて衣裳合わせ。
まだ全部は揃っていないけれど、
例えば目玉となる「あれ」は
具体化して、問題点も明確に。

それはコスチュームに限らず、
演技の面でも実寸の舞台で
本番に近い道具を使っての稽古は
当たり前だが「実感」が強く、
それは伸びやかな気分に繋がる。

そりゃ多少、冷蔵庫が出っ張るね、
とか、
洗濯物が思ったより干せないな
とか、
計算違いはあるのだけれど、
それを修正するための時間でもある。

実は今日はオフ(-.-)Zzz
月曜日からのラストスパートに備える。
で、役者と演出は昨夜、精をつけに
近くの店で「カレーパーティー」
\(^o^)/


スタッフは後ろ髪引かれながら
それぞれの準備で参加ならず。
かくいう僕はJ-Theaterの初日を控え
そちらの制作作業に移行(T_T)

そう明日は〈日本人作家シリーズ〉
『三好十郎+宮沢賢治』の幕が開く。

同じ下北沢に小劇場楽園と
東演パラータがあることは幸いだ。
なんとか両方に睨みを利かせたい(^_^;)
コメント
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