麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

『あの日、リストラ』閉幕

2016年07月10日 | 制作公演関連
僕が「名誉副支配人」を自称する
ウッディシアター中目黒で上演していた
DeGeプロデュース
『あの日、リストラ。1999~夏・・・』
無事に――まっ何たって「生」だから
テクニカルのトラブルだの、
役者が喉のコンディションを悪くして
昼夜公演の間に耳鼻科に飛び込む
程度のアクシデントは起きはした
――けれども、とにかく無事に
かつ好評裡に9ステージを
まもなく終えようとしています。

(只今ラストステージ本番中)

中村恭子姐が制作を務める舞台に
毎日お手伝いに通わせて頂きました。

実は、この戯曲はもともとは
『いい日、リストラ』といい
藤森一朗の代表作のひとつで、
個人的にも数回観ている舞台。

ところが記憶力が覚束無い僕は
今回遅れ客の対応をしながら
客席の隅で一度だけ見せて貰って、
「あっ、掃除のおばちゃんの役、
大橋さんがやってた」とか、
「課長は赤垣さんだったな~」
と、印象的な場面で、はたと
思い出すてーたらくであった。

そんな名作を、リストラクチャリングしたのが
『あの日、リストラ』であった。

***

作品を見たのも久しぶりだが、
中目黒をゆっくり歩いたのも久々で。
随分街の表情も変わっていた。


富山や宮崎の郷土料理の店を
商店街の奥に見つけたり、
一番街から、二番、三番……と
長くつづく中程のマンションが
ホテルになってたのには吃驚。
一年ほど前のことらしい。

行き帰り、商店街の方々が
それぞれの商いの時間を割いて
まもなくの夏祭りの準備する
和気藹々の姿も目に止まった。

提灯が毎日少しずつ増えていった。
DeGeの客足も後半に向けて伸び、
窮屈な観劇環境となってしまった。

さぁ、次の金曜は三島由紀夫!

月末には三好十郎と宮沢賢治、
そして八月は一転、海の向こうの
随分むかしに書かれたチェーホフの
『かもめ』と演目は続くのだ。

こちらも是非盛況にしたいものだ。

あ、前段のホテルの前の提灯が
偶然にも「高橋」だった(・・;)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする