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麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

訪中譚⑬~武漢その3

2008年01月11日 | 中国公演07
 過去3都市では、同じ劇場で『臨時病室』と『恋でいっぱいの森』を上演してきましたが、前回書いたように、武漢では“大規模な芸術祭”開催中につき、1つのカンパニーが長く1会場を占拠することが難しく、珞珈山劇院から徒歩で10分ほどの京韵大舞台にお引っ越しをして『恋森』の準備に入りました!

 京韵大舞台は武漢では一番由緒ある「京劇」の劇場で、路地を入った目立たない場所ながら、伝統を感じる佇まいでした。
 劇場管理の人も、時間さえあれば舞台袖や廊下にモップを掛けていて、小屋への愛情を感じられました

 ただ資本主義の波は、ここにも押し寄せていて、一階部分の一部をスーパーマーケットにテナント貸し・・・ま、おかげで我々は助かったけど

 11月7日・・・中国に入って3週間
 この日まで、雨知らず。
 というか、訪中公演レポートの初回で既にネタバレさせているのですが、大連空港からバスに乗り込む数分降られたきり、最終日の朝までオシメリなしのツアーだったのダ
 基本的に降られないことは嬉しい。ただ役者達は喉のケアが大変そうでした。武漢の空はスモッグに覆われていて・・・特に!
 
 コンディションって意味で言うと、ここ武漢の『恋森』のみ2ステージ打たせていただきまして、仕込み-本番-バラシの繰り返しから、前日夜の公演後、翌日夜の本番まで体を休められる・・・というのは役者の疲弊したボディには滅茶苦茶オアシスだったようです。
てなわけで、普通でいえば“花金”(最近聞かないけど、死語?)にあたる11月8日は、仲良しの湖北省話劇院の面々と“私的な交流会”が行われたと、噂で聞きました

 制作者の、しかも物販担当で芝居をちゃんと見ていない者のブログなので、肝心の舞台成果について、なかなか触れられないのですが「武漢が一番反応良かった」と複数の役者から聞きました。

 やはり劇場が変われば、様々な課題が浮き彫りになるもので、複数回あれば、改善というか、反省から創意工夫ができ、これは創り手にとっては嬉しいこと。つまり2ステージは、芸術面にとっても大いにプラスに働いたと言えます。
 「中国芸術祭」というフェスティバル感も加わって・・・
 ちなみに、次回=第9回は、2010年広東省の広州市で開催されることが決まっている
・・・OH5年前、公演した街ではないか…。
コメント
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