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麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

JJC初日とMBEゲネ

2018年10月26日 | 制作公演関連

10月25日、ドラフト会議。
無風というか、うまくバラけて。
かつ根尾は地元のドラゴンズ、
小園は野球の質が合致するカープ、
そして輝星は、甲子園のスターを
次々に獲得するファイターズと
収まるべきところに収まった。

個人的には一番プロで活躍すると踏む
藤原が弱小マリーンズ……
逆に伸び伸びできていいのか?

我が東洋大学からは大阪桐蔭と
同じく四人が指名された。

外れ一位の上茶谷はDeNA。
我がヤクルトと競合の末。
ああ、残念((T_T))
外れ外れ一位で甲斐野がSB。
梅津は「根尾様」に次ぐ二位で中日。
以上、投手三羽烏は揃って上位で。

キャプテン中川の七位は意外。
だが順位は関係ない。プロ入り後、
東洋の先輩の今岡や鈴木大地に
負けない活躍をすれば良い。

ちなみに今岡はPLの先輩でもある。
ただ甲子園ベスト8に対して、
中川は不祥事で監督が辞任し、
野球経験のない校長が後任に。
事実上、キャプテン中川が監督
…という「稀有な経験」を持つ。
地元関西のオリックスへ。



10月26日、ザ・スズナリ(下北沢)
劇団ジャブジャブサーキット
初日・・・ん?
公開プレビューだから初日は明日?

ま、いずれにしろ今夜から
お客様がやってきます。

只今、場当たり中。
場当たりといえば、両国の
シアターΧではM.B.Eプロジェクト
『喪服の似合うエレクトラ』も
場当たりをしているはず。



こちらも明日、初日。
四時間の芝居ゆえ11時開演だ。
ソワレは17時から。

かたやJJCの『ビシバシと
叩いて渡る イシバシ君』は
一時間四十分なので土曜は
14時と18時半と「普通」の設定。
・・・なにが普通???



いつものスズナリ外観。
ひさしぶりに来たら、
ロビーの天井の下に
本棚ができていて、吃驚。



今はなき、演劇専門誌「新劇」、
今も頑張る「悲劇喜劇」に
「テアトロ」・・・本作が
掲載されていま~す(^-^)v・・・
などなど。ただ、落ちてきそうで
少々心配だったり、する。

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ラボ36、はじまる。

2018年10月25日 | 制作公演関連
M.B.Eプロジェクト最後のオフ。
その日はまた、劇団俳優座の
LABO公演No.36
『女と男とシェイクスピア』
稽古初日で、運良く顔が出せた。

オーストラリアの演劇界で
劇作家として人気を二分する
ジョアンナ・マレースミスと
デヴィッド・ウィリアムソン。

本作は後者の代表作で、原題は
『デッド・ホワイト・メイルズ』。
ウィリアムソンは60~70年代の
小劇場運動から出た作家で
風習喜劇を得意とし『デッド~』は
その一つの到達点と言われている。

大学講師が、シェイクスピアに対し、
ジェンダーやポストコロニアルの
視点から激しい批判を展開し、
それに対する学生達の反応が見処
・・・ということでタイトルは
『女と男とシェイクスピア』に。

てか、今回急遽いただいた仕事で
全て受け売りですけどね……


受け売りついでに。
「ポスト・コロニアム」についても
コピペさせてもらいましょう。

1980年代に提唱された概念で、
直訳すれば「植民地時代のあと」。
なるほど、オーストラリアらしい
テーマなのである。

西洋の植民地主義という歴史的事実と
植民地から独立したあとのイデオロギー。
階級、人種、ジェンダーといった
文化的な変化のプロセスを考察する学問。

硬い。難しい。
学術的には、そーなのだけれど。

それを踏まえた「豪州の今日的課題」を
奥手な大学生が、もっとも身近な
家族へインタビューする中で、
様々な発見をする物語なのである。

何故か、時空を越えてシェイクスピアも
出てきちゃうユルい展開だったりもする。

12月の公演なので、まぁそこいらは
おいおいと述べることにします。

その日は、一度通して読んで、
制作面のミーティングを小一時間。
「豪州関係のスポンサーを捕まえて
オージービーフやビール、ワインを
手に入れて、お客様も招いた
前夜祭みたいなイベントをやろう」等
前向きな(?)話題で盛り上がった。

個人的に「オーストラリアのワイン?」
と思ったけれど……。
それこそ植民地を経ている国だけに
仏、伊、独、スイスにクロアチア……
様々な国のワイン技術が融合して、
日本でも大ブレイクした「チリワイン」
同様「新世界」のー翼を担うらしい。

そう言われれば
カンガルーのラベルが可愛い
「イエローテール」を見掛ける。

と、これは月曜日の話。



明けたので、いよいよ今日。
M.B.Eプロジェクト
『喪服の似合うエレクトラ』は
シアターΧに小屋入り。

昨日(10/24)開幕した
卓球のプロリーグの会場と
同じ両国にある劇場です。

初日は、10月27日(土)。
28日(日)まで、全三回公演。

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ビシバシとシステム

2018年10月23日 | 制作公演関連
昨日はM.B.Eプロジェクト
『喪服の似合うエレクトラ』が
最後の稽古休みであった

一方。
『ビシバシと 叩いて渡る イシバシ君』
の東京公演が近付く、岐阜が拠点の
劇団ジャブジャブサーキットは
稽古ともに旅支度にも余念なし

さて「ビシバシ」といえば、
我々世代にとって、ピンとくるのは
1986年、住田隆と西田康人により
結成されたお笑いコンビ
「ビシバシステム」であるずだ。
94年、西田が脱退し、布施絵里が加入。
ただ最近は活動休止状態。

それはともかく。
その命名者は、中村ゆうじ
(のち中村有志、さらに中村ゆうじ
を経て、現在は中村有志)で
「石橋を叩いて渡る」が由来だと
wikipediaに書いてあった。
その諺とコンビ名の連関性に
すぐさまついてはいけないけれど。

住田、西田(現在は緋田康人)、
布施(現在、ふせえり)に中村も
1985~89年に、若者を中心に
衝撃的なインパクトを与えた
伝説の演劇ユニット「ラジカル・
ガジベリビンバ・システム」のメンバー。
あの、シティボーイ×宮沢章夫の世界から
派生している、と判れば納得がいく。

納得といえば・・・

「ビシバシステム」は、ふせの
結婚・出産を機に活動が止まったと。
で、そのお相手が三木聡。
映画『亀は意外と速く泳ぐ』や
ドラマ『時効警察』シリーズ等を手掛け、
ちょうど今は『音量を上げろタコ!
なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ』
が公開中の監督であり、
かつてはシティボーイズの舞台の作演出。

ほいでもって、亀にも時効にも
タコにも、全部奥さまが出演している。

・・・というようなことが色々
繋がってきて、なるへそなわけである。



ジャブジャブの公演タイトルの
他にも「ビシバシ」と「石橋を叩いて渡る」を
関連させたものがあった……って話は
予定より遥かに脱線した

土砂崩れが起きた夕方から翌朝まで
待機を余儀なくされた12人の、
それぞれの事情や過去にまつわる出来事が
タイトルに絡めた謎解きを含め、
ミステリー仕立てで描かれていく舞台は
いよいよ、10月26日から28日。
世田谷区(下北沢)のザ・スズナリにて。

そうそう。
待機を余儀なくされる場所は
「廃校になった中学校の再利用施設」
なのだが『喪服の似合うエレクトラ』は
北区の廃校になった中学校を再利用した
「ココキタ」で稽古をしていて、
本日から再開! ラストスパートです!!
こちらは27日と28日、墨田区両国の
シアターΧです。






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ふたたびの六本木

2018年10月20日 | 制作公演関連
劇団俳優座『首のないカマキリ』の
制作をお手伝いしたのは春。


日本有数の歴史ある老舗劇団は
余りに敷居が高かったのだけれど、
出演俳優の少ない家族的座組で、
また作品も小劇場のiaku主宰
横山拓也氏の書き下ろし・・・
新劇の中堅劇団・東演時代も
はせひろいち氏、藤井貴里彦氏など
小劇場の作家と新劇の融合を
生命線としていた僕にとって
・・・この点もプラスに働き、
とにもかくにも大変勉強になった。

時の移ろいは早く、夏。

しかも歴史に刻むだろう猛暑を過ぎ、
ストンと秋。

今度は俳優座のラボ公演を
手伝うことが急遽決まった。
本番は十二月。

実は『~カマキリ』の残務処理で
事務所を訪れた頃が、来月本番の
本公演『われらの星の時間』の
立ち上げの時期で、担当者から
「腕のいい宣伝美術いませんか?」
と相談されて、一人紹介した。
その流れで『~星の時間』の
パンフレット、Tシャツの作成に
ちょいと絡んでいたりもする。

そんなこんなでM.B.Eプロジェクト
『喪服の似合うエレクトラ』の
合間に六本木に顔を出している。

さる火曜日は、ラボ公演の
美術打合せを下北沢にて。
プランナーの加藤ちか氏とは旧知。
演劇集団ア・ラ・プラスや
J-Theaterなどでお世話になっている。

また彼女自身、俳優座の芝居に
何度も関わっているのだが、
今作演出を担う森一氏とは、お初。
てなわけで、同行するこてに…。

舞台監督は石井道隆氏。
この業界では「チャーリー」の方が
通りが良いのかもしれない。
スヌーピーの飼い主に似ているから、
と由来を聞いたような気もするが
格段似ているとは思わない……。
というより。
『スヌーピー』をちゃんと見たり
読んだりしていないことに
今更気づく。閑話休題。

石井×加藤は俳優座の別作品で
既に仕事をしているという。

かくいう僕とチャーリーは、
東演の『大地のカケラ』で組んだ。
前述のはせ作品。12年前の話になる。
……公演は、そう丁度10月だった。

ミーティングはちかさん御用達の
シモキタの西口からすぐにある
ベトナムカフェで行われた。

井の頭線の踏切を渡って、
ひたすら道なりに行くと、
かつて小田急線の踏切があった
小高い丘を越え、長い坂を下ると
春には桜が美しい遊歩道だ。

まっすぐ進めば、前段登場した
東演の事務所とアトリエがある。
左に折れると代沢小学校に出る。

今は改装工事中なのだが、
ある作家がかつて代用教員を
務めたことでも有名な学校だ。
それから、元総理の孫で、
タレント(歌手というべき?)
DAIGOの出身校でもある。

作家は坂口安吾。
偶然にも、今日10月20日は
彼が生まれた日だ。
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ココキタに来たエレクトラ

2018年10月19日 | 制作公演関連
10月2日の弊ブログに書いたのは
山ちゃんが稽古場に来た件。
本作スタッフは所謂「篠本組」が
勢揃いして心強い的な内容……。
その末席に制作の僕がいる。

そして。
本日北区にあるココキタに来た。
舞台監督・田中新一を中心に
セットを仮り組みして、通した。
照明・朝日一真、音響・山田健之が
見守る中、一部衣裳もつけて。

・・・そうそう、時系列でいえば、
仕込後に、衣裳の時間を取った。
今回、久しぶりの竹内陽子・・・
若くして、アパレル業界で
ブランドを立ち上げた彼女が
演劇に魅せられて転身したのは、
ちょうど世紀の変わり目でもあった。

今時はSNSでアピールもできる。
が!
まだ当時はデジタルアナログ混在期。

竹内は自作の衣装をカラーコピーし、
色気のない茶封筒で片っ端から
劇団にDMを出したらしい。

僕の古巣にも届いたのだが、
個人的に、そーゆーの大好物なので
すぐ連絡して、事務所に御足労……
いや、駅前の喫茶店で会ったのか?
いずれにしろ。
独特の世界観に光を見い出した。
……のだけれど、いかんせん
劇団ではまだ力がなかったので
セルフプロデュースの芝居に起用。
これが想像以上の出来映えで、
早速、当時の制作者仲間に
「不幸の手紙を送りつけてきた」を
紹介のキャッチフレーズにして
ガンガン引き合わせたりもした。

そんなチャンスを一つひとつ生かし、
今では海外公演を何本もこなす
「売れっ子」になっているのだった。



話を戻す。
プランナーに全体の流れを観て貰い、
「スタジオ初日」は終わった。

M.B.Eプロジェクト
『喪服の似合うエレクトラ』
パンフレットの作成も進めている。
ドラマトゥルクからの原稿に、
〈ユージン・オニール生誕150年〉と。

チラシなどには謳っていない情報。
それを記念、したわけではないが
今回、パンフレットは有料である。

そうそうたる研究者による
読み応えのある冊子を準備中

【出演】

エズラ・マノン旅団長
・・・をはり万造

クリスティーン(その妻)
・・・横尾香代子

ラヴィニア(その娘)
・・・松川真澄

オリン(その弟)
・・・藤田三三三

アダム・ブラント(船長)
・・・荒川大三郎

ピーター(砲兵大尉)
・・・草野峻平

ヘイゼル(その妹)
・・・立花芽衣

セス(マノン家の庭師)
・・・佐々木梅治

ジョーゼフ(医師)ほか
・・・春延朋也

ジョサイア・ボーデンほか
・・・神保麻奈

ヒルズ牧師ほか
・・・青木恵
 
アイラ・マッケルほか
・・・鈴木寿和

アブナー・スモールほか
・・・坂口寿一

船歌の音頭取り
・・・篠本賢一

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三面舞台のエレクトラ

2018年10月16日 | 制作公演関連
シアターΧは、自由な舞台空間を
創出可能な劇場である。



M.B.Eプロジェクト
『喪服の似合うエレクトラ』は
その機構をいかんなく生かし、
舞台をT字型に組んでお届けする。

正面の席に加えて、舞台の両側にも
客席・・・つまり能舞台風に組む。
日本の伝統演劇のそれは正方形で、
今回のそれは長方形だから、
あくまで「風」ではあるが……。

まもなく、スタジオに籠り
仮のセットを組み、舞監や
音響がベタで付き合ってくれる
稽古になるが、早既に濃厚だ。

サッカーやバレーのパスは、
ただ相手に送れば良いわけではない。
スピードや回転など状況に応じて
最適なボールが求められる。

同様に、演劇における台詞も
作者や演出の意図を組んで、
前後の展開はもちろん
「生」ゆえに都度変わることもある
間やテンポも考慮した
「新鮮な」パスが必要だ。

本作は、ギリシア悲劇を元にした
スケールの大きな作品だけに、
ダイナミックな全体の流れを
大切にしつつ、細かなやりとりも
丁寧にさらっている時期である。

もともと準備が早かった。
じっくりと戯曲を読む時間を取れた。
それがここに来て効いている。

スタジオ入りとなれば、
細かくシーンを切らずに
全体の流れに重心を置いた稽古に
当然なっていくことだろう。
前段の「パス」……もとい、
台詞にこだわった稽古は
今だからこその大切なアプローチ。

そして、これが通し稽古に
生きてくるのは明らかだ。



お陰様でチケットも伸び、
全席指定ゆえ28日の善い席はない。
新聞社からの問い合わせもあり、
さらに残席は減りそうだ……。

27日17時の回は比較的好席が。
とはいえ、300席ほどの中劇場。
最後列でも十二分に楽しめる。

そうそう、スポーツにおいて
サイドチェンジの長いパスや
意表をつくツーアタックが
リズムを変え、好機を呼び込む。
おどろおどろしい家族間の愛憎を
描く『~エレクトラ』でも、
悲劇を縫う「コロス」の芝居が
まったく新しい「風」を吹かす。

そのあたりの仕上がりも
徐々に高まってきている。

舞台が物理的に三面なだけでなく、
様々な「多面的要素」を持った
作品に日々進化中!!!

小屋入りまで9日……。

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イシバシ君と石橋くん

2018年10月13日 | 制作公演関連
Googleに「石橋」と入れてenterしたら、
とんねるずの人が一番に出てきた。

Yahoo!では、石橋杏奈、石橋静河……
ごめんなさい。
どちらもパッとは誰か解らない。

静河さんの方をポチッとしたら、
石橋凌さん原田美枝子さんの次女で
バレエの海外留学経験もあり、
朝ドラ『半分、青い。』にも
出演したことを知った……。

今年上半期のNHK東京局製作の
ドラマはほとんど観ていない。
けれども。
岐阜を舞台に始まったことは
巷の噂話等から知っている。

そして。
『半分~』に協力していた
岐阜を拠点にした劇団
ジャブジャブサーキットの新作が
いよいよ今月末に迫っている。



第59回公演
『ビシバシと 叩いて渡る イシバシ君』
(作・演出/はせひろいち)
10月26日~28日、ザ・スズナリ
26(金)19時30分※
27(土)14時/18時半
28(日)14時
※プレビュー公演

異常気象に日本中が晒された2018年。
はからずも自然災害にまつわる
廃校の話が、酷暑の岐阜で完成。

建物を掠めるように土砂が崩れて、
再利用施設に取り残された職員、
工事関係者、自主映画の若者達ら12人。
不安と退屈さの中で起こった
一夜限りのネオ・ミステリー!

さて。
僕にとってのイシバシ君といえば。
湛山(55代首相)、蓮司、正次、保
(三人とも俳優)でもなく、
劇団仲間にいたイシバシ君だ。

1997年から、新劇系の劇団の
当時の若手制作者がたむろした中の
中心人物の一人で、一番熱い男だった。

みな所属劇団ではぺーぺーだった。
ので、ふざけて役職をつけた。
初会合の幹事を務めた太田は「幹事長」。
その様子を紙にまとめた矢部は「書記長」。
で、石橋はといえば、、、
随分昔に社会党にいた委員長と
同姓という理由だけで「委員長」だった。
あえて会長職は置かずに、
全員が会を代表する意気込みで活動した。
(*)

それから暫くして。
石橋が演劇界を去ったのは
大きなショックだったな……。

余談。
石橋政嗣さんは93歳でまだご存命。
議員時代の選挙区は長崎で、
この県には元気な「まさし」が多いようだ。




(*)
猛烈な勢いで若手制作者をとりこんで、
役者スタッフなど「演劇人」に
その枠を広げていった。
ついに、会長を誕生させるのだが、
それは別の稿で、ゆっくりと書きたい。
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ぼうや~よいこだねんねしな

2018年10月09日 | 制作公演関連
昨日は、とある企画で都内某所。
ドラマCDの収録をベテラン女優宅で。

今や寿司ネタの雄となった鮪は
猫もそっぽを向くという意味で
「猫またぎ」と昔称されていた。
時代により評価は変わるものだ。

今や憧れの職業の上位にある声優が、
役者の小遣い稼ぎだった頃があった。

その伝でいえば、講談がいま熱い!
その推進力を一手に担うのが
二つ目・神田松之丞である。

で、彼の師匠・三代目神田松鯉は
新劇の老舗「文化座」から芸道に入り、
歌舞伎俳優・二代中村歌門の弟子を経、
1970年、二代目神田山陽に入門した
ユニークな人物である。

NHK『にほんぎであそぼ』出演など
講談以外でも活躍した三代山陽も弟子。
(二代山陽の弟子だったが、
師匠の逝去により松鯉門下に)
余談だが、彼の実弟はアングラ芝居
の巨星「唐組」所属の稲荷卓央。



話が大きく逸れた。
写真を挟んで軌道修正しましょう。
・・・最近は珍らしくなった
二宮金次郎像のある小学校近くにて
部屋に機材を持ち込んで録音。



さすが名優。二時間ほどでアップ。


音響監督と助手が機材車で去るのを
見送って、遅い昼食をプロデューサー、
AP、音楽監督と私で・・・とはいえ、
祝日のオフェス街。
ただでさえ休んでいる店が多い上に
時計は15時をちょいと回っていた。
ランチタイムを終え、
夜営業には早い、魔の時間帯


ところが餃子超大好きな、
音楽監督を待ち構えるように
坂の途中で営業していた「餃子屋」。

貸し切り。
この企画の今後の展望を会議。
来春のリリースを目指します。

『宮沢賢治の世界』
「やまなし」「よだかの星」
「注文の多い料理店」収録。

       

追記
僕の古巣の制作部で机を並べた
年齢は二回りほど上だが、入団は
ヒトツキ僕が先輩にあたった
田中勝という演劇制作者がいた。
役者から芸道を始めたのだが、
修行時代、講談界に身を投じる前の
若き「渡辺孝夫」と切磋琢磨していた
と、そういえば何度も聞いていた。
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イシバシ君とコガネパン

2018年10月07日 | 制作公演関連

避難所で足止めされた12人。
不安と退屈さの中で起こった
一夜限りのネオ・ミステリー!

と謳う舞台は、9月27日~30日、
名古屋公演(七ツ寺共同スタジオ)
を無事に終幕し、次は東京だ。

劇団ジャブジャブサーキット第59回公演
『ビシバシと 叩いて渡る イシバシ君』
作・演出/はせひろいち
10月26日(金)~10月28日(日)
ザ・スズナリ(下北沢)にて。



もともとJJCの一ファンだった僕が、
代表作のひとつ『非常怪談』を
セルフプロデュースで上演させて貰い、
さらには、はせさんに書き下ろしをねだり
2006年『大地のカケラ』(東演製作/
主催/日本劇団協議会)を
世に放たせて頂いたりしてきた。
そんな御縁で13年からは東京公演の
制作協力という形で少々お手伝い。

と、ここで一枚目の写真の謎を
先に解いておこうと思う。

1947年、岐阜市金町(こがねまち)で
創業したパン屋さんの人気商品
「ダブル生メロンパン」ほか
同シリーズのレモン、イチゴが
てんこ盛りの一葉。場所は池袋。

そう、我が家の近所の駅のコンコースに
出店していたので買ってみた。

コガネパンは、マイクロバスを改造し、
市内での訪問を販売した時期もあり、
そのボディに書かれたキャッチコピー
「ママも坊やもコガネパン」は今尚使用。
また、県内の学校給食用パンの製造等で
広く地域に愛されているパン屋さんだ。

さて。今日の話との関連ですが、
JJCも岐阜を拠点としているのです。



「毎度のことながら」と、主宰のはせさんは、
何の構想もなく、ただ変なタイトルにしたいと。
五七五の響きに加え、三行五文字の絵面も考えた。
かつ、誰か止める奴いなかったのかって思われる
タイトルだと、e+のインタビューで答えている。

なるほど、僕が制作だったら止めていました。



そんな舞台が、二十日もしないうちに
やって来ます。あらすじ等は次回。
(次回イコール明日ではないっす)

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戦も絡むエレクトラ

2018年10月06日 | 制作公演関連


『喪服の似合うエレクトラ』は
南北戦争を時代背景にしている。
マノン家の当主は将軍であり、
息子は前線で負傷し巨大な邸に帰還。


アメリカ合衆国の北部諸州と
アメリカ連合国を称した南部諸州の
「内戦」のことです。1861~65年の。
ちなみに連合軍とは、奴隷制存続を
主張して合衆国を脱退した南部11州。
対して北部は23州。近代的兵器が
史上初めて投入された戦争と言われる
「American Civil War」を指します。

1331~92年、京都北朝と吉野南朝に
分かれて幾度も戦を繰り返した、
日本の南北朝時代の戦争ではなく、
1950年に北朝鮮が38度線を越えて
韓国に侵略を仕掛け勃発して以来、
いまなお続く(現在は休戦中で、
終戦も間近なの???)戦争でもなく。



与太話はともかく。
残念ながら戦火は消えることがない。

そーゆー中「軍隊」を持たない国。
調査機関により差違はあるものの、
軍事力ランク(ぐんじりょくランク=正、
軍事からんく=誤)で世界7~8位程の
日本の「自衛隊」は、大学、コンビニ、
牛丼屋などと同様に「人手不足」らしい。



募集の必死さが「ハンパない」って。
昔は戦車や戦闘機をバックに
勇ましい自衛官の写真が定番でした。
それはそれで。
レフトサイドから批判の声はあった。

昨今、想定外の自然災害に、
自衛隊に頼るところは大きいから
人材確保は重要であろう……。
が、少々「ダマシ」が入ってはないか?


作/ユージン・オニール
翻訳/菅泰男  演出/篠本賢一
時/10月27~28日 於/シアターΧ
      
第73回文化庁芸術祭参加
M.B.Eプロジェクト
『喪服の似合うエレクトラ』は、
南北戦争を時代背景にしている。
家族の愛憎劇にフォーカスしながら、
平和についても考えさせる作品。

オニールは1931年に『喪服~』初演。
36年、ノーベル文学賞を受賞。
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