忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

二羽のカラス

2006-03-25 | 日々
 今朝も車でいつもの道を行く。途中の橋の欄干に二羽のカラスがとまっていた。ゴミ収集前に朝食を済ませておこうと、馴染みの食堂までやって来たのか。
 こちらとしては見慣れた顔だが、どのカラスもあまりに似ていてその違いを判別できない。もしかして双子のカラスだろうか。
 そばを走ると飛び去った。そうだそれが無料で食べる朝食の、生ゴミを置いた人間たちへの礼儀というものだ。
 少しよい気分で通り過ぎ振り向くと、カラスは反対側の欄干で「早く行けよ」と景色を眺めて時間待ちしている。
 「このゴミを、いやごちそうを捨てるなんてもったいないと思わないのかな」?「わざわざ袋を破ってまで人間のゴミを減らすために協力しているのを少しは感謝しろよ」?カラスの言葉は分からない。