忘却への扉

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体験の共有

2006-03-18 | 平和を
 戦後生まれの世代が、戦争体験者の体験を共有することは不可能である。との文を読んだ。戦後生まれの私だが、現在までずっと『戦争』を共有し引きずって生きている。
 反戦・平和に名を借りて戦争を語り継ぐ文や言葉もあるが、それはあくまで個人の問題で他の人に押しつけるのはよくない。というような部分もあった。
 平和を望むのは人間としても当然のこと。反戦の言葉は苦手でも、戦争はイヤの気持ちは子供の頃から持ち続けている。
 押しつける気はないが、同じ気持ちの人を知ると心強い。戦争の起こらない平和な世の中であって欲しいのは私の期待だ。
 身内から戦争や戦時を聞いている。国内での空襲、侵略地で受けた砲弾による傷、戦死もしている。満州・中国・朝鮮、インドシナまで従軍看護婦でも行っている。
 知人たちからも聞いた。どれもその人一人に限定できる話ではない。だからこそ二度と繰り返さないためにも戦争体験を口にしたのだと受け止めている。