忘却への扉

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商店街を通る

2006-03-13 | 追憶
 アーケードもあり閉じた店が増えたが、商店街の名前が変とは思わない。休日でもあり人も少し多めだが、普段の人通りの少なさには淋しくなる。
 町の数ヶ所の通りは、もう商店街とも呼ばなくなった。昔は頻繁にバスの通っていた商店街もあった。近隣からも客がたくさんやって来る活気溢れる町だった。
 その賑やかな町へ、子供の頃は家族に連れられ歩いて行った。大きくなるとバスにも乗ることがあった。
 舗装をしていない道路を、満員の客を乗せて走る。緊張している人楽しそうな人様々だ。商店街に入ると、両側の家々の軒を引っ掛けそうになる。
 年に何度も行ける町ではなかったが、大都会を想像させる大勢の人が集まる町だった。もっともテレビさえなく大都会など知りもしなかった頃。
 一方通行や車輌通行禁止に駐車場の数と買い物にも不便なこともあり、つい郊外の大型店や別の町まで出かけてしまう。
 店に入りやすい商店街になれば、もっと利用したいと買い物をして思った。今でも好きないい町だから。