ジビエを満喫したあとは、
月を眺めながらのんびりと夜のお散歩。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/fa/d96108f992f773a3f8a50f4351ca4247.jpg)
ススキノからサツエキ北口まで。
おなかもちょうど、こなれてきました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
いつものバー竹内さんでウイスキーのお勉強(と称して味見大会)です![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
この日はまず、
ブレンデッドの12年もの飲み比べ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/39/47d407c3a3bdc04a01f5e6042b4eaf3b.jpg)
<バランタイン>
創業は1827年。
ジョージ・バランタインはローランド地方の農家出身で18歳で食料雑貨店を開き、
1869年にグラスゴーに進出、
息子が後継し発展するも以降経営者は何度か変わった。
バランタインの個性を作っているのは40~50種とも言われるモルト原酒で、
その中核をなすのがスペイサイドのグレンバーギとミルトンダフ。
ほか、4種のグレーンが使われている。
同社の自慢はボトルに描かれた紋章。
中央にウイスキーづくりに重要な大麦、川、ポットスチル、樽が描かれている。
売上げはジョニーウォーカーに次いでスコッチ第2位。
テイスティング:一瞬甘い、軽くすっきり、ドライ
<ザ・フェイマス・グラウス>
製造元のマシュー・グローグ社の創業は1800年。
当初はワインを扱っていたがやがて自社ブランドのウイスキーを手掛けるようになり、
孫の代、1897年に「ザ・グラウス(雷鳥)・ブランド」完成。
当時ハイランドには毎年夏に上流階級のひとが多くやって来て
ゴルフや釣り雷鳥狩りを楽しんでおり、
彼らが酒場などで「あの有名な雷鳥のウイスキーをくれ」と言ったことから
ブランド名を「ザ・フェイマス・グラウス」に変更。
マッカランやハイランドパークを中心に40種以上のモルトをまずヴァッティング、
その後厳選したグレーンをブレンドし、さらにゆっくりマリッジ。
売上げは世界第6位、
スコットランド、英国では共に1位。
テイスティング:はじめは甘味、徐々に苦味が立つ。厚みあるけどドライフィニッシュ。
<オールド・パー>
製品名は、英国史上最長寿(享年152歳!?)のトーマス・パーという実在の人物からとったもので、
その長寿と知名度にあやかろうと命名された。
ジェームスとサミュエルの兄弟が1871年に設立した
グリーンリースブラザーズ社が発売するとすぐにに好評となり、
1900年頃にはロンドン市場をほぼ席巻、その後販路は世界に広がる。
日本にはじめて紹介されたのは1873(明治6)年。
岩倉具視らがイギリスより持ち帰ったとされる。
吉田茂や田中角栄がオールドパーのファンだったことは有名。
キーモルトは今も昔もクラガンモア、他もほとんどがスペイサイドモルトを使用。
角形で19世紀の陶製ボトルをイメージしたクラックルパターンや、
17世紀の巨匠、ルーベンスが描いたとされるトーマスパーの肖像画などボトルも個性的。
テイスティング:甘い、ピート、奥行きがある。
<シーバス・リーガル>
シーバスブラザーズ社の創業は1801年。
アバディーンの町のワインと食料品の店が前身。
1891年にシーバスリーガルを販売開始、
1938年には世界初の「12年熟成」表示を行い、
以後12年という酒齢は高級スコッチのひとつの代名詞になった。
1950年にはスペイサイド最古のストラスアイラを買収、現在もキーモルトとなっている。
スコッチ全体で売上げ第3位。
故アイゼンハワー米大統領や吉田茂元首相が愛飲していた。
テイスティング:さらっとしている、甘く飲みやすい
ブレンデッドは全体的にさらっとして甘く、飲みやすいですねー。
なんか、香りとかあんまり違いがわからなかったので
テイスティングコメントもお粗末です![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
この日、お隣で飲んでいらした男性が、
私が飲み比べをしているのを見て「おもしろいことやってるね、俺もやってみよう」って、
ブラインドでこの4つのテイスティングにチャレンジ。
はじめははずれましたが、
2回目には修正して、全部当てていらっしゃいました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
すごいですねー![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
むかし相当飲んでたからねーとおっしゃってましたが、
シングルモルトならともかく
ブレンデッドのブラインドは私には絶対できないと思いました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
なんだかブレンデッドがさらっとしていて物足りなかったので、
シングルモルトもお味見![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
16年物の2つをいただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/54/894eaa2cde3570afa48b9b01c757dcb8.jpg)
<ラガヴーリン>
アイラ島南端に位置し、ゲール語で「水車小屋のある湿地」の意。
創業は1816年だが、それ以前から密造所があったという。
ホワイトホースの原酒で、
ホワイトホース社の創業者ピーター・マッキーが修行した蒸留所。
周囲はピートに厚く覆われた湿地で、
ソラン湖から出てその湿地を下った水で仕込まれている。
深くピートを炊き込まれた麦芽を使い
じっくり時間をかけて発酵や蒸溜が行われ、深い甘さやなめらかさが生まれる。
また、熟成庫は波しぶきを浴びる海辺にある。
テイスティング:
香~薬品、塩味、湿地、麦、スモーク
味~甘味、カラメル、塩味、タンニン、余韻長い
<スキャパ>
ヴァイキングの言葉で「牡蠣床」の意。
蒸溜所はハイランドパークと同じくオークニー諸島最大の島メインランドに位置し、
島の南、スキャパ海峡に面して建っている。
仕込み水はリングロ・バーンという小川の上流の泉から引かれる中硬水で、、
かなりピートが濃い。
一方で麦芽にはピートをいっさい焚いていない。
初溜釜は「ローモンド・スチル」。
ずんぐりした円筒形をしていてトロリとしたオイリーな蒸溜液が得られるという。
貯蔵にはファーストフィルのバーボン樽のみ使用。
バランタインの原酒。
テイスティング:
香~麦わら、カカオ、クリーム、麦チョコ、杏のドライフルーツ
味~クリーム、チョコ、麦わら、軽い余韻
飲み終わり、オーナーさんに「どうでした?どちらがお好き?」と聞かれ、
「ちょっと前のわたしならスキャパと言ってたと思うけど、
今日はラガヴ―リンがとてもおいしく感じました」というと、
「かなりハマりましたね」と言われちゃいました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
いつも蒸溜所の情報を前もって見ないでテイスティングするのですが、
ラガヴーリンは、
自分のテイスティングコメントとあとから見た蒸溜所の情報がぴったりで、
よほど私のなかの何かに触れたんだろうなーと思います・・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
よいお酒と出会えるとうれしいですね。
またよい出会いがありますように。
月を眺めながらのんびりと夜のお散歩。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/fa/d96108f992f773a3f8a50f4351ca4247.jpg)
ススキノからサツエキ北口まで。
おなかもちょうど、こなれてきました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
いつものバー竹内さんでウイスキーのお勉強(と称して味見大会)です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
この日はまず、
ブレンデッドの12年もの飲み比べ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/39/47d407c3a3bdc04a01f5e6042b4eaf3b.jpg)
<バランタイン>
創業は1827年。
ジョージ・バランタインはローランド地方の農家出身で18歳で食料雑貨店を開き、
1869年にグラスゴーに進出、
息子が後継し発展するも以降経営者は何度か変わった。
バランタインの個性を作っているのは40~50種とも言われるモルト原酒で、
その中核をなすのがスペイサイドのグレンバーギとミルトンダフ。
ほか、4種のグレーンが使われている。
同社の自慢はボトルに描かれた紋章。
中央にウイスキーづくりに重要な大麦、川、ポットスチル、樽が描かれている。
売上げはジョニーウォーカーに次いでスコッチ第2位。
テイスティング:一瞬甘い、軽くすっきり、ドライ
<ザ・フェイマス・グラウス>
製造元のマシュー・グローグ社の創業は1800年。
当初はワインを扱っていたがやがて自社ブランドのウイスキーを手掛けるようになり、
孫の代、1897年に「ザ・グラウス(雷鳥)・ブランド」完成。
当時ハイランドには毎年夏に上流階級のひとが多くやって来て
ゴルフや釣り雷鳥狩りを楽しんでおり、
彼らが酒場などで「あの有名な雷鳥のウイスキーをくれ」と言ったことから
ブランド名を「ザ・フェイマス・グラウス」に変更。
マッカランやハイランドパークを中心に40種以上のモルトをまずヴァッティング、
その後厳選したグレーンをブレンドし、さらにゆっくりマリッジ。
売上げは世界第6位、
スコットランド、英国では共に1位。
テイスティング:はじめは甘味、徐々に苦味が立つ。厚みあるけどドライフィニッシュ。
<オールド・パー>
製品名は、英国史上最長寿(享年152歳!?)のトーマス・パーという実在の人物からとったもので、
その長寿と知名度にあやかろうと命名された。
ジェームスとサミュエルの兄弟が1871年に設立した
グリーンリースブラザーズ社が発売するとすぐにに好評となり、
1900年頃にはロンドン市場をほぼ席巻、その後販路は世界に広がる。
日本にはじめて紹介されたのは1873(明治6)年。
岩倉具視らがイギリスより持ち帰ったとされる。
吉田茂や田中角栄がオールドパーのファンだったことは有名。
キーモルトは今も昔もクラガンモア、他もほとんどがスペイサイドモルトを使用。
角形で19世紀の陶製ボトルをイメージしたクラックルパターンや、
17世紀の巨匠、ルーベンスが描いたとされるトーマスパーの肖像画などボトルも個性的。
テイスティング:甘い、ピート、奥行きがある。
<シーバス・リーガル>
シーバスブラザーズ社の創業は1801年。
アバディーンの町のワインと食料品の店が前身。
1891年にシーバスリーガルを販売開始、
1938年には世界初の「12年熟成」表示を行い、
以後12年という酒齢は高級スコッチのひとつの代名詞になった。
1950年にはスペイサイド最古のストラスアイラを買収、現在もキーモルトとなっている。
スコッチ全体で売上げ第3位。
故アイゼンハワー米大統領や吉田茂元首相が愛飲していた。
テイスティング:さらっとしている、甘く飲みやすい
ブレンデッドは全体的にさらっとして甘く、飲みやすいですねー。
なんか、香りとかあんまり違いがわからなかったので
テイスティングコメントもお粗末です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
この日、お隣で飲んでいらした男性が、
私が飲み比べをしているのを見て「おもしろいことやってるね、俺もやってみよう」って、
ブラインドでこの4つのテイスティングにチャレンジ。
はじめははずれましたが、
2回目には修正して、全部当てていらっしゃいました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
すごいですねー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
むかし相当飲んでたからねーとおっしゃってましたが、
シングルモルトならともかく
ブレンデッドのブラインドは私には絶対できないと思いました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
なんだかブレンデッドがさらっとしていて物足りなかったので、
シングルモルトもお味見
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
16年物の2つをいただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/54/894eaa2cde3570afa48b9b01c757dcb8.jpg)
<ラガヴーリン>
アイラ島南端に位置し、ゲール語で「水車小屋のある湿地」の意。
創業は1816年だが、それ以前から密造所があったという。
ホワイトホースの原酒で、
ホワイトホース社の創業者ピーター・マッキーが修行した蒸留所。
周囲はピートに厚く覆われた湿地で、
ソラン湖から出てその湿地を下った水で仕込まれている。
深くピートを炊き込まれた麦芽を使い
じっくり時間をかけて発酵や蒸溜が行われ、深い甘さやなめらかさが生まれる。
また、熟成庫は波しぶきを浴びる海辺にある。
テイスティング:
香~薬品、塩味、湿地、麦、スモーク
味~甘味、カラメル、塩味、タンニン、余韻長い
<スキャパ>
ヴァイキングの言葉で「牡蠣床」の意。
蒸溜所はハイランドパークと同じくオークニー諸島最大の島メインランドに位置し、
島の南、スキャパ海峡に面して建っている。
仕込み水はリングロ・バーンという小川の上流の泉から引かれる中硬水で、、
かなりピートが濃い。
一方で麦芽にはピートをいっさい焚いていない。
初溜釜は「ローモンド・スチル」。
ずんぐりした円筒形をしていてトロリとしたオイリーな蒸溜液が得られるという。
貯蔵にはファーストフィルのバーボン樽のみ使用。
バランタインの原酒。
テイスティング:
香~麦わら、カカオ、クリーム、麦チョコ、杏のドライフルーツ
味~クリーム、チョコ、麦わら、軽い余韻
飲み終わり、オーナーさんに「どうでした?どちらがお好き?」と聞かれ、
「ちょっと前のわたしならスキャパと言ってたと思うけど、
今日はラガヴ―リンがとてもおいしく感じました」というと、
「かなりハマりましたね」と言われちゃいました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
いつも蒸溜所の情報を前もって見ないでテイスティングするのですが、
ラガヴーリンは、
自分のテイスティングコメントとあとから見た蒸溜所の情報がぴったりで、
よほど私のなかの何かに触れたんだろうなーと思います・・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
よいお酒と出会えるとうれしいですね。
またよい出会いがありますように。