Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

名残り雪の岩手沿岸バスの旅 ⑦ 変わりゆく釜石 

2014-03-22 17:43:23 | Travel
マストでバスに乗ってひと区間。
片岸で下車して鵜住居まで歩きました。


ここにも瓦礫の山があったんですが無くなっています。



鵜住居川を渡り、




鵜住居地区へ・・・。

いつもは防災センターに立ち寄っていたんですが、
解体されてもう無くなっているんです・・・・。






ぽっかりと空いた空間・・・・。


お隣に立っている慰霊施設でお参りしました。



鵜住居のバス停からまた眺める・・・・。


昨年末に同じ場所からみた、最後の防災センターの姿・・・・。



なんとか震災遺構として残せなかったものか・・・と悔やまれます。




バスで釜石市街地へ。
ホテルにチェックインして少し街を散策・・・。


これがウワサのイオン釜石

ココは明日偵察に行くことにして、
お腹が空いたので晩ごはん食べに行きましょう!


つづく。

名残り雪の岩手沿岸バスの旅 ⑥ 大槌

2014-03-22 14:39:42 | Travel
バスで南下し大槌町へ。

吉里吉里。



この辺りもそろそろかさ上げ工事が始まるようで、資材や重機が・・・。


大槌橋の停留所でバスを降りて、
少し歩いて仮設の商店街へ。



ちょっと早めのランチ、
こちらにお邪魔しました。

夜は居酒屋さんをやっているようです。





温かいものが食べたかったので、海藻そば、半カレーつき。

海藻がおいしかったー


そのあと、
デザートをいただきに、手作り工房シフォンさんへ。

マーブルシフォン、ふわふわです。

あとはいつものお菓子屋さんやお茶屋さんでお買い物。

さて、おなかいっぱいなんで、少し歩きましょうかー。

大槌を歩くことも今回の旅の課題のひとつだったので、
仮設商店街からマスト(ショッピングセンター)まで、
またまた3キロぐらい歩きました。


大槌橋を渡ると・・・


ああ、ここもかさ上げ工事が始まっているのですね・・・・。


旧大槌役場。





かなり傷んできていますね・・・・。

ここも震災遺構として残すとか残さないとか議論がありましたが、
ここまで傷んでしまうと保存は難しそう・・・。
一部保存という話も聞きましたが、ぜひ何とかしてほしいと思います。


ふと役場の隣を見ると、
たくさんプレハブが立っていて、
なかには以前は元大槌駅前にあったパン屋さんの水玉プレハブも。

あれ?
あのパン屋さん、つぶれちゃったのかな・・・?
と思っていたら、
関係者と思われる人が声かけてくれました。

大槌駅の辺りは盛り土の工事が始まったんで、
あの辺にあったどんりゅう庵もいっしょにこっちに移ってきたんだそうで、
4月から営業再開するのだそうです。

楽しみですね。


盛り土工事は、県道を迂回させて始まっていました。



以前はここを真っ直ぐ通れたんですが、
今はこのように通行止めになっています。





迂回路を歩いてみましょう。





雪でぐちゃぐちゃ
工事も滞っちゃいますね・・・・。

この迂回路は、
もともとJR山田線の線路があったところに新たにアスファルト敷いたっぽいです。

しばらく歩いて振り返ってみる・・・。



コの字型の迂回路を歩ききって、
元の県道との交差点。

向うに見える、大槌駅の方向を示す青い道案内板がなんだかさみしい・・・。


仮役場前を通過してうしろを振り返る・・・。


なんか、
こうして町の様子が変わっていくことは、
よいことでもあり、寂しいことでもありますね・・・


もうすぐそこに目的地のマストがあるんですが、
結構寒かったのと、ちょっと心の整理をしたかったので、
こちらでひと休み。

萌芽(めばえ)さん。
前にも一度、コーヒーいただきました。
ここの向かいには復興食堂がありましたがそれも撤収されていました。

温かい店内。
ランチバイキングの時間でしたが、さっき食べたばかりだったので、
またまたコーヒーのみいただきました


お店のママさんや他のお客さんと、
大槌の話や釜石に新しくできたイオンの話をして
けっこうゆっくりしちゃいました


このあとマストまでまた歩いて、
バスで釜石に移動です。


つづく。


名残り雪の岩手沿岸バスの旅 ⑤ 宮古から山田へ

2014-03-22 10:38:45 | Travel
2日目、宮古の朝。
前日とうって変わって快晴です。

山田に向かう前に少し歩こうかなー。
そうだ、閉伊川を渡って磯鶏まで、
駅ひとつ分歩いて、
そこから山田行きのバス乗ろう。

思い立って歩き始めたんですが、
昨日の雪が・・・





こんな感じで、
スニーカーで歩道を歩いて橋を渡ることは極めて困難。

早々に諦めて、最寄りのバス停から乗っちゃいました



宮古大橋から閉伊川の河口を臨む・・・・。
歩いてゆっくり眺めたかったんだよなー・・・・



津波で倒れた標識類置き場。
雪で隠れてますがまだたくさん置かれていますね・・・。

この辺りまで歩いて来たかったんですが、
やっぱり雪がすごくてムリだったな、と確認

津軽石あたりも前来たときとあまり変わらなかったような気がします。
雪が積もっていて町の様子がよくわからなかった


山田に向かう山間の道・・・。



山田湾が見えてきました。



今回は、
山田の大沢地区から中央まで歩いてみようというのも課題のひとつでした。

湿った雪で歩道はぐちゃぐちゃ。
どうしよう・・・としばし悩みましたが、
思い切ってバスを降りて歩きはじめました。

車がいないときは雪が融けた車道をさっさと歩き、
車が来たら雪の歩道に上がる・・・・って感じで




歩くと今まで気が付かなかったことに目が留まるんですよね・・・。

たとえば、こんな遺跡があるってこととか。

残念ながら、雪深すぎて近づいて何の遺跡か確認できませんでしたが

また今度・・・


靴も足も濡れてぐちゃぐちゃになりましたが
3キロほど歩きまして中央にたどりつきました



ここも雪が積もって町の様子が分かりにくいですが・・・・

盛り土の工事が始まっていると聞いていたのですが、
まだそんなに大きな変わりなく、
でもやはりトラックやユンボはたくさん並んでました。





次に来るときは結構変わっているかもね・・・・。


町をぐるぐる歩いたんですが、
朝早すぎてお店も開いておらず、
仕方ないのでバスに乗って同じ山田町の船越地区方面に移動。


織笠大橋を渡って。

バスを降りました。

このバス、車体が短くてカワイイんですよね


てくてく歩いてガレキ置き場だった船越半島へ。





雪でわかりにくいですが・・・・
瓦礫がもうない!

3月末で岩手県の瓦礫処理が終了ということなので
瓦礫が無くなったココを見に来たかったんです。


向う側に海が見えます。

この船越半島の付け根には
山田町のすべての瓦礫が集められて
ずーっと向うの海の際まで山高く積まれていました。

瓦礫が無くなってここがまた皆さんの憩いの場になっていくといいですね。
右側にある「鯨と海の科学館」も今年再開すべく復旧工事の最中だそうです。


さて、そろそろバスの時間です。



道の駅からバスに乗って大槌町へ。


つづく。

名残り雪の岩手沿岸バスの旅 ④ 宮古で夜の部、鮨そして洋酒

2014-03-21 23:38:00 | Travel
急遽、宮古泊を決めると同時に、
バスの中で、晩ごはんはなに食べようかなーっていろいろ検索して、
こちらに決めてました。


大寿司さん。

大将とおかみさん、お二人でやっておられます。
あんまりガツガツと忙しく客を回す店ではなく、
余裕を持って客を入れてるみたいです。
カウンター5席、小上がりに2卓です。


カウンターはいっぱいなんで、テーブルでって言われてましたが、
まあ仕方ない

たぶん女一人だから握りのセット、
梅とか上とか食べて終わりだと思われたんでしょう。

いやいや、わたくしはそれでは終わりません

まずは日本酒と刺し盛りいただきました。



中トロ、スルメイカ、ボタンエビ、シマアジ、赤貝。
うれしー、赤貝。
お刺身、全部おいしい!
ワサビもおいしいです。


そうこうしていると、
カウンターが空いたので、お寿司食べるときにでもどうぞって案内されました。

テーブルだったんで全然大将と話してなかったんですが、
この時点で、
大将はわたしがどういう感じの人か判断してくださってたみたいで、
カウンターに移った途端に「好みでいくでしょ」と。

はい♪


手で食べることを前提にしたセッテイング

三陸沿岸のお寿司屋さんでこのセットは初めてかも。
指洗いの器には、大将が包丁を入れた笹細工が浮かんでます。
ステキ・・。


さて、ネタケースを見ながら、握っていただきました。


スルメイカ。
さっきお刺身でも食べましたが美味しかったので。
細かく包丁を入れた上に小さなウニの軍艦のせて。



赤貝。
たぶん韓国のじゃないかって大将はおっしゃってましたが、
けっこう閖上に近い美味しさでしたよー。



アワビ肝のせ、柚子の皮がちょっとのってる。
柔らかい♪



ホッキ貝あぶり、レモンで2~3回撫でてから食べてみて、と。
うまい。



赤身 かつお節と一緒に。
へえ、こうすると味わい深くなるね。



大トロ。
ワサビがおいしいから脂の甘みが引き立つ。



シマアジ お刺身でもいただいたので、今度は炙りで。
かんずりとネギでピリッと引き締まる。



穴子。
炙りを塩とワサビで。



玉子はこんなカワイイ感じで♪
魚卵3種のっけて。胡瓜の飾りもきれい。



最後に桜のうどん。
お出汁がおいしい。


すごい、期待以上でした

おいしいし、ちゃんと仕事してあって、
眼でも舌でも楽しめましたし、
煮切りも大将がぬってくれて、
全部、何もよけいなこと考えずに安心してお寿司に集中できました。

三陸沿岸のお寿司やさんで、煮切りぬってくれたのここが初めてかも
宮古はここで決まりです

ごちそうさまでした。
またお願いします。




雪で歩きにくい中、もう一軒行きました。


ラ・ターシュさん、2度目です。

カウンター立ち飲みと小さなテーブル席2卓、
宮古出身で東京で修業されたオーナーさんが一人で切り盛りしてて、
フランス語のラジオが流れるビストロ・バ-です。


デザートいただきました。

イチゴのコンポート。
スパークリングとともに。
おいしー♪

棚の上においしそうなマールを見つけて、所望しちゃいました。

すごいブドウの風味が強くておいしいマールでした。

お天気悪くてお客さんあんまりいなくて、
いろいろお話しました。

こちらは津波で天井まで浸水したみたいです。

今度はお料理もいただきたいな。



ということで、
1年半ぶりの宮古ナイト、満喫しました。

宮古は通過点になることが多くなかなか泊まらないんですが、
そして、今回も実は通過する予定だったんですが、
大雪のせいで、幸か不幸か久々の宮古泊となり、
おいしくハイレベルなお寿司とお酒。

すばらしいめぐりあわせでした。


またの機会を楽しみに・・・


つづく。


名残り雪の岩手沿岸バスの旅 ③ 盛岡経由で宮古へ

2014-03-21 18:36:18 | Travel
八戸から海沿いをまっすぐ南下して宮古・山田エリアに行く予定でしたが、
大雪のため鉄路運休が相次ぎ・・・・・



紫のルートで内陸と沿岸をギザギザと行ったり来たり、
バスにて移動することとなりました

久慈から盛岡へ向かいます。



なんか、この道好きになりました。



久慈川がきれいで・・・。
鮎とかいるんだろうな。
夏にまた来てみたいな・・・。



ワインが有名な葛巻、白樺の林を抜けて・・・・


盛岡駅到着!

なんと盛岡は全然雪ないのねー

ここからまた沿岸の宮古に向かいます

JR山田線と国道106号線を行くバスがあるのですが、
すぐ乗り継げるバスにしました。

小腹が空いたので、
先ほど久慈の沢菊さんで買ったぼたもちと桜餅をいただきながらバスの旅。





この日は宮古よりさらに先の山田町に宿を予約していたのですが、
宮古到着予定が18時過ぎで、
さらにバスに乗り継いで山田に着くのは20時ちかく。
真っ暗な中移動しても何にも見えないし、
何よりもう疲れちゃったので、
宮古にホテル空室があるのを確認、予約してから、
申し訳ないけど山田の宿をキャンセルさせていただきました
すみません・・・


そんなこんなで忙しく旅程立て直しをしながら、
2時間ほどで宮古着。




宮古もすごい雪です
歩道が雪ですごいので車の合間をぬって車道をのろのろと歩き、
ホテル到着。

疲れたー!

なんか、沿岸の旅のはずだったんだけど、
海、全然見てない・・・

でも岩手県北の山間部の美しさを見ることができて、
それはそれで、
ふるさと再発見!


さて、宮古でおいしいもの食べて元気回復しましょうかー


つづく。

名残り雪の岩手沿岸バスの旅 ② お久しぶり、久慈

2014-03-21 15:40:07 | Travel
内陸からバスで久慈到着。



三陸鉄道の運行情報を得るために駅に入ると、
「北リアス線 終日運休」と

はあ・・・・。

私と同じように三鉄狙いでここまできた人が
駅の職員にあれこれ言ってるのを聞いてましたら、
除雪を進めていくうちに線路上に倒木があることが分かり、
それを片付けたりするのに1日以上かかると

しかたないよね・・・・

「今夜宮古に宿を取ってるんです。
 どうしても宮古に行かなきゃならないんです。
 バスとかないんですか?」
「いや、ここからまっすぐ宮古に行くのは、
 三鉄が動かなかったらもう何にもないんですよね・・・」
「ええ?そんな!」
「動かなものはしょうがないんですよね・・・」
「だって、わざわざ三鉄に乗るために来たのに!」

みたいな、観光客と職員の不毛なやり取りを、
しばし駅待合室でストーブにあたりつつ、放心状態で聞いていました


まあ、選択肢としては、
このまま久慈で1泊して明日三鉄で南下する、
バスでいったん内陸の盛岡に戻ってから、バスorJRで宮古に向かう、
のいずれかです・・・・。


またまた携帯で久慈のホテルを検索。
やはりこの交通マヒを受けてかどこも満室みたい・・・・。
まあ、明日三鉄が動くという保証もないし・・・・。
しゃーないなー、盛岡に向かいますかー



バスの時間までしばらくあるから久しぶりに久慈散策でもしましょうか。


あまちゃんでおなじみ、駅前デパート。
たしか、近々壊されるんじゃなかったかな、駅前の再開発で。


どうやら久慈は一晩で60㎝の積雪があったとかで、
地元のテレビ中継も来てました。



あまちゃんハウス、今度ゆっくり見に来ます

今回はショッピング優先です。



沢菊さんというお菓子屋さんでお彼岸のぼたもちをゲット。


道の駅にて、日本酒などお買い物。


あと、瀬戸物屋さんで小久慈焼のお皿を買いました。



そしてお昼どきになったので、
前から気になっていた「千草」さんでラーメン食べようと思ったんですが、
大雪の影響か、いつまでたっても開店する様子がなかったので、
これまた前から気になっていたこちらに行ってみました。


喫茶モカさんは、
あまちゃんの「喫茶リアス」のモデルになったといわれるお店で、
撮影中もキャストやスタッフがよく訪れていたとのこと。



昭和レトロな感じがステキ。
夜はお酒も出すのね


キョンキョンだったか渡辺えり子さんだったかが、
サンドイッチがおいしいと言っていたので、
ミックスサンドをお願いしました。

パンと玉子がふわふわでおいしかったー

マスターと奥さんも気さくに話してくださって、
雪で立ち往生のおかげで素敵な出会いがありましたーって感じです


さて、バスの時間です。


「白樺号」にて盛岡に向かいます・・・・。

なんだか内陸と沿岸をギザギザとバスの旅しております


つづく。

名残り雪の岩手沿岸バスの旅 ① 二戸経由で久慈へ

2014-03-21 14:33:57 | Travel
3月のお彼岸3連休に岩手沿岸に行ってまいりました。


震災後一部バス代行しながら運行していた三陸鉄道が
4月はじめに全線開通となるので、
そのまえに、これまでのルートをもう一度通っておきたいな・・・と思ったのと、
この3月末をもって岩手・宮城の震災瓦礫の処理が終わるということで、
瓦礫が無くなった町を見て歩きたかったので、
早くからこの連休の三陸行きを決めてました。

北リアス線は昨年のゴールデンウィークに行ったきりだったので、
久しぶりに八戸から沿岸を鉄道でいこうと旅程を立てました。



JR八戸線、三陸鉄道、バスを乗り継ぎ、
赤のラインで南下して、山田町で1泊、翌日は釜石に移動の予定で。


が!
木曜日から三陸は大雪模様・・・


青森に向かう夜行列車のなかで、
運休情報など必死に検索して列車が動かなかった場合の代替案を考えつつ・・・・

青森到着時点で、
八戸ー久慈の列車が午前9時頃まで運休というので、
午前中に動くならぜんぜんオッケーってことで、
とりあえず八戸へ向かいました。

しかし、降りてすぐの改札口で、
「八戸線 午前中運休」と

チッ・・・
なんだよ、情報の流れが悪いな


しかたないので、
八戸駅近くの某カフェチェーン店で携帯充電&作戦建て直し

八戸駅周辺は三月末とは思えない銀世界





コーヒー飲みながら、
ネット検索したりバス会社に電話したりと情報収集。

久慈からの三陸鉄道は午前中に除雪作業をがんばって午後には運行再開、
そして二戸という内陸の町から久慈行きのバスがあるということなので、
とりあえず次の新幹線で二戸まで移動しました。
地図上の紫のルートです。


二戸駅も真っ白!


二戸は母の実家の隣町で、
実は私が生まれた病院もここにあったんですが、
鉄道でここに降り立つのは人生2回目ぐらいじゃないでしょうか・・・・


ここから久慈へ、路線バス「スワロー号」に乗って向かいます。


連休なので、
三陸に観光に来てくださった方も結構いて、
わたしと同じ、三鉄狙いの人がたくさんスワロー号に乗車


山間の道を雪景色を眺めながら沿岸に向かいます。





途中、母の実家の脇の道も通過しました。
しばらくおばあちゃんにも会ってないなあ・・・。
今年の夏は行ってみよう・・・。

子どものころは何度も来てたこの道が、
沿岸の久慈に繋がるって、
理論的にはわかっていましたが、
実際このルートで久慈に向かってみてあらためて気づいたというか・・・

ちょっと不思議な気持ちでした


そして久慈到着。


すんごい雪です。
三鉄、動いてくれるかな?


つづく。

狩猟の魅力・・・・

2014-03-20 23:28:31 | Life
いつもおいしいジビエ料理を提供してくださるパロンブさんで、
「こんなん興味ありますか?」
と声をかけていただきました。



え?
興味あります!

お金や時間の関係で、
自分が鉄砲撃ちになるのはたぶんキビシイと思うんですが、
こんだけジビエ食べて、
野性動物のお命いただいてるわけですから、
それを提供してくださるシステムについてちょっと学びたかったのと、
登山者としても、
動物さんたちのエリアに入っていくということについて考えたいという気持ちがあったので、
このセミナーに参加してみることにしました。



定員250名で、席埋まらないかも・・・・的な話だったのですが、
行ってみたらほぼ満席みたいな




ベテランのハンターさんの基調講演、北海道猟友会の活動報告、
パネルディスカッションなど、
とても内容の濃い2時間半でした。



最近は流し猟といって車で道路を走りながら獲物を探し、
見つけたら車を降りてまたはそのまま車内から撃つ人も多いみたいですが、
あまりそれは推奨されていなくて、
今回お話してくださった方は
そんなに探してまわらなくたって「今日はあの辺にいるんじゃないかな」ってわかって、
そこに行ってさくっと撃ってくるそうで、
天候とか山の様子とかで山の動物の動向が分かるって
かっこいいーとか思ったり

ハンターさんによっても獲物を見つけてから撃つまでの考えかたが違ったりして
すごいおもしろかったです。



こんな冊子もあるんですねー
最近野生動物が増えていて農作物の被害なんかも多いので、
北海道としても良識あるハンターを増やしていきたいみたいです。

動物さんがあまり苦しまないように撃ってきれいに処理してくれるハンターさんが増えて、
おいしいお肉が皆さんの口に入るチャンスが増えるといですね



突然ですが、缶ビール飲み比べ

2014-03-17 23:40:02 | Spirits&Others
近所のスーパーで買い物してたら、
アサヒビールの新製品がやたら目につきまして、
別にアサヒ好きでも福山ファンでも無いんですが、
消費税も上がることだし、
その前にちょっと味見しておこうかなー、
どうせなら普通のスーパードライも買って飲み比べてみようかなー、
なんてことで、2本買ってみました。


アサヒスーパードライ  アサヒドライプレミアム

さて試飲。
あれ?
プレミアム、薄くて水っぽい。
つか、マズい
ふつうのスーパードライよりちょっとアルコール強いなって感じ。

ふつうのスーパードライも・・・こんなにまずかったかな。
生ビールじゃないから?

これで「飲み比べ」スイッチ入っちゃいました
缶でも美味しいビールを求めて・・・




まずはちょっとビールについて復習。

日本のビールの定義:

・麦芽、ホップ、水を原料とし発酵させたもの。

・あるいは、これらに麦や米、トウモロコシ、スターチ(デンプン)などの
 税法上定められた物品を原料とし発酵させたもの。
 なお、麦芽、ホップ、水以外の物品の合計重量は、
 麦芽の重量の半分を超えないものとする。



アサヒスーパードライとドライプレミアムは、
混ぜ物ありのタイプです。


ということで次は、
混ぜ物無し、麦芽100%の飲み比べ。

プレミアムモルツ コクのブレンド。

プレモル、スーパードライよりも格段にウマいです。
赤い「コクのブレンド」のほうがその名の通りコクがあっておいしい・・・。
わたしは喉越しよりもコクで選ぶタイプだと思います

ちなみに、
ビールあんまりたくさん飲むとおなか一杯になっちゃうんで、
味が分かったら残りは料理に使いました。
写真のきゅうりはビールで作った浅漬けです。



次の日は、またまた混ぜ物ありのビールです。

サッポロ黒ラベル キリンラガー

これは黒ラベルかな。コクがある。
黒ラベル > キリンラガー > アサヒスーパードライ って感じ。

おつまみは鶏のビール煮。



そして、
日本の大手ビール会社が現在出している麦芽100%ビール(プレモル以外)の飲み比べ。


ザ・マスター・ピルスナー キリン一番搾り エビス サッポロクラシック

やはりコクが強いのは断トツでエビスですね

わたしが好きなのは、
エビス > 一番搾り > クラシック > プレモル > アサヒ・ザ・マスター
となりました。


エビスはいろんなのが限定醸造みたいな形で売られていて、
以前は緑のがあったんですが今は見かけないですね・・・・。
白(シルクエビス)と黒はよく見ます。

そしてちょっと前からすごく好きになったのが、
こちらの赤くておしゃれなエビス。

ジョエル・ロブション 薫り華やぐエビス。

これはね、シャンパーニュ地方産の麦を使っているんですって。
そのせいか、香りがワインみたいなんです。
一応エビスなんで麦芽100%なんですけど、香りがワイン。
ワイン好きにはたまりません。
ちょっと高いし、限定品だからもうすぐなくなっちゃうと思うけど


といことで、
ビールシリーズ、いったん終了です。

今回はラガー(下面発酵)だけの飲み比べですが、
基本的に私はエール(上面発酵)が好きなので、
いつかそっちもまとめて勉強したいな・・・・。


ウイスキーを知る ④ アイリッシュ編

2014-03-15 23:45:29 | Spirits&Others
ジビエのあとは、ウイスキーのお勉強。

腹ごなしを兼ねて、ススキノからてくてく歩き、
北大正門近く、いつものバー竹内さんへ。


この日はアイリッシュ特集でお願いしました。


まずはこんな感じの比較試飲。

ジェムソン12年
アイリッシュでは一番有名。ブレンデッドでシェリー樽熟成が75%。
バニラのような香り。なめらかで飲みやすく、女性が好きそう。 

ブッシュミルズ10年 
現存する世界最古の蒸留所で作られている。シングルモルト。
この「10年」はバーボン樽熟成だそうで、すごくドライ。
ジェムソンと比べるからか、とってもドライに感じる・・・・。

タラモア・デュー12年
ジェムソンと同じ蒸留所で作られてる(会社は違うけど)。
バーボン樽とシェリー樽を使っているようです。
一瞬甘さを感じますが、フィニッシュは結構ドライ。
バーボン樽のほうが多いのかな・・・・。





そしてブッシュミルズの飲み比べ。

ブッシュミルズ10年 ブッシュミルズ16年 ブラックブッシュ。

16年はバーボン、シェリー、ボートワインの3種の樽を使っているそうです。

ブラックブッシュはブレンデットですが、
オロロソシェリーの古樽で熟成されたシングルモルトを80%使っているんですと。

この3つだったらブラックブッシュが一番好きかな・・・。






つぎはジェムソン飲み比べ+おまけ。

ジェムソン12年 ジェムソン18年 ジョニーウォーカー・ダブルブラック

18年は熟成してさらっとしちゃって物足りなさを感じる・・・

ジョニーウォーカーダブルブラックは、
スコッチのブレンデットでなんかおもしろいの下さいと言ったら出てきました
スモーキーさがダブルなんだそうです。
ピート付けたモルトを多く使ってあとスモークしたオーク樽で熟成してるみたい。
ほんと、ジェムソンと並べてるから余計にスモーキー
ウイスキーの幅の広さをあらためて感じます・・・


ということで、
アイリッシュ、堪能しました。
今日飲んだ中でまた飲みたいと思うのはジェムソン12年。
わたしってガッツンが好きなのかなーと思ってたんですが、
今日のアイテムの中では軽い方だったジェムソンが好きでした。
もしかしたらバーボン樽が多いのがあんまり好きじゃないかもしれない・・・・。
などと思いながら帰路に着きました。