Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

行ってきました・・・・釜石での災害ボランティア 3日目

2011-11-20 10:59:09 | Life
釜石でのボランティア活動、最終日です。
この日はまたまた瓦礫撤去。
新たな現場での作業です。

たぶん只越あたり。
3階建てで1階は店舗、2階と3階は事務所兼自宅みたいな雰囲気でした。

1階はもう壁もドアもなく、
木材、壁紙、壁の断熱材、配線コード、壊れた商品、各種ゴミ、
伝票、通帳、銀行カード、写真、手紙、
それを除けたら臭い泥とそれにまみれたゴミがまた・・・・。

2階は天井まで波にのまれて衣服や家具や雑誌が散乱しているものの、
それらが何の雑誌かどんな服か判別できる状態。
3階は無事・・・といった感じで。

写真なんかはボラセンに持っていけば持ち主に持って帰ってもらえたりします。

こんなに大事なものたくさん埋まってるし、
2階とかは結構普通に生活の痕跡丸見えなのに、
8か月間も野晒しになってて、
ここの建物の持ち主は自分で片付けようとは思わなかったのかなぁ・・・
と、素朴な疑問。
あ、生存されているそうです。

一緒に活動している地元釜石人が初日に言ってたことを思い出しました。
「全部失っちゃってさ、悲しいしつらいのはわかるけど、
 もっと自分らで何とかしていこうって気が
 そろそろ起こってもいいんじゃないかと思うんだけどなー。
 失ってない地元民だってもっと動いてもいいはずなのに。
 全国からこうしてきてくれてる人たちに任せっきりで、
 自分たちは生活するので精一杯です、みたいな感じでさ。
 なんか違うんじゃないかって思うんだよね。
 東北の人は我慢強いから今回の事もひたすらじっと耐えてるとか言われてるけど、
 耐えてばっかりいても自分たちで動かそうってならないと・・・」
云々、そういったニュアンスのことでした。

そういうの、あるのかもしれません。
わかりませんが。

まあとにかく、
ガッシガッシと瓦礫を分別しながら除けていきます。
仕分けしたごみをトラックで捨てに行き、
また仕分け、撤去・・・・。
先が見えなくて途方にくれます。
でも、初日にきれいになったドコモショップ見ているので、
まだ励みになります。
あれ見てなかったら、
ほんとにどこまでやるの?って感じで気が遠くなってました。

あっという間にお昼の時間。
すごいホコリまみれ。
3次元の防塵マスクしているのに、
鼻の穴真っ黒(爆)

ちょっと顔拭いたりなんかしてから、
ご飯食べに行きました。


あ!キッチンカーだ!

以前釜石で営業されていて店舗を失った飲食店6店が、
キッチンカーで営業されているとツィッターで知っていました。

どうしよ、サルサ丼、食べよかな・・・・。
でもでも寒いから・・・・
と、隣のラーメン屋さんに入っちゃいました(汗)


豚骨博多ラーメンの勤多ラーメンさん、テントでの営業です。
おいしくいただきました。

そして午後、またガシガシ働く。
ご飯食べたら少しチカラ出てきた。

お!一部床が見えてきたぞ!
でもまだまだ・・・・。

で、3時。
この日の作業終了です。
なんだかあっという間でした。
何日もかけないときれいにならないとはわかっていても、
始めたときよりはゴミの量へったとわかっていても、
なんだか中途半端にして帰らなければならないこの無力感・・・。

なんだか不完全燃焼。

あー放心状態。
もっと何とかならないのかなあ・・・・。

はあ・・・・。

と、ため息つきつつボラセンに戻り、
借りた道具を洗って返して、
みんな私を駅まで見送りに来てくれました。

ほんとに短い間でしたが皆さんお世話になりました。
はじめての災害ボランティア、
リーダーのご配慮と若者の頼もしさのおかげで、
大変有意義なものとなりました。

翌日からまた新しい人3人来るってことだったんで、
安心です。

ほんとに復興までの道のりはまだまだ長いなと実感しました。
たくさんの解体待ちの建物が全部解体されて、
そこに新しいプランに基づいた建築がはじまって・・・・って考えたら、
まだスタートラインにも立っていないんだなって・・・。

復興していく姿、ながーくかかっても見守っていきたいですね。
もちろんほかの街も。

また、釜石行きます。
他の町にも行きたいな。
がんばろう東北!







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