Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

メドックシリーズ シャトー・ランシュ・ムーサ 1997

2009-07-09 21:50:29 | Wine



Chateau Lynch Moussas 1997

ポイヤック村の5級シャトーです。

シャトー・ランシュ・ムーサの歴史は
17世紀まで遡ることができます。
アイルランドからの移民であるランシュ家が
その礎を築きました。
当時ランシュ家一族は
同じポイヤック地区のシャトー・ランシュ・バージュや
マルゴ-のドゥーザックを保有していました。
1855年の格付けで5級の格付けを得ましたが、
その後は鳴かず跳ばずの状態が永く続いていました。

1919年に
ボルドーでも有数のネゴシアン兼シャトー・オーナーでもある
カスティジャ家の保有するシャトーの一つとなりました。
カステジャ家は言わずと知れた
ボルドーのネゴシアン、ボリー=マヌーを運営している一族。
他にシャトー・バタイエ、シャトー・トロット・ヴィエイユ、
ドメーヌ・ドゥ・レグリーズを所有しています。

現当主であるフィリップ・カスティジャ氏が
大規模な投資を行って生産の近代化を行い、
特に1994年以降は
高い品質のワインを生産するシャトーとして評価が高まっています。

シャトー・バタィエと
シャトー・グラン・プィ・ラコステに隣接する
60ヘクタールの葡萄畑を有し、
カヴェルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー30%を栽培。
年間約20,000ケースを生産。

<テイスティング>
色 エッジはかすかにオレンジ
  中央はガーネット
  粘性高い 透明度は中等度
香 カシス 鉛筆の芯 バラの花 スパイス 黒胡椒
  alc.12.5%くらいか
味 アタックはややシャープ、スパイシー
  カシス ブラックチェリー
  タンニン中等度 あまり張り付かないが収斂性あり
  酸味中~やや弱め
  余韻中等度の長さ カシス カカオ 軽く杉
品種予測 カベソー70% メルロー30%

品種の正解は
カベソー75%メルロー25%または73%と27%
書いてるものによって比率が違う

今回の品種予測はほぼ正解でしょ、コレ!
比率といい、
フランとプティヴェルドが入ってないことといい・・・

ポイヤックの特徴というのもなんとなく掴めてきた


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