Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

BRTと三鉄で岩手県沿岸縦断の旅 ⑦ 三陸鉄道南リアス線

2013-05-05 23:45:01 | Travel
大船渡の朝。
早起きしましてお隣の盛駅までタクシーで向かいました。
三陸鉄道南リアス線の始発に乗るためです。



南リアス線が一部再開したのは約1か月前の4月3日。

盛駅から吉浜駅までの間が運行され、
吉浜から釜石はバスでの移動になりますが、
全く別の会社のバスなので時刻がマッチングされているわけではなく、
この始発を逃すと結構な時間ロスになってしまう感じだったので、
がんばって早起きしました



南リアス線の車両は、
地震後トンネル内に緊急停止していた1台を除いてすべて津波で流されてしまったので、
新たに購入したピカピカの車両が多いです。

多くの車両が外国からの支援金などで購入したそうで、
車体にその国への感謝の言葉が書かれています。


さて、盛駅出発です。



朝ご飯を車内で食べました。
前日にカフェ・ユキグランパさんで買った手作りパン。


おいしかったです。


さてまず着きましたのは陸前赤崎駅。



この大船渡市の赤崎地区も津波の被害が出ました。
駅も浸水し一部壊れたままです・・・・。




次は綾里駅。

この駅はやや内陸にあるため浸水しませんでしたが、
少し海岸側の綾里地区も津波の被害がありました。


次は恋し浜駅。

こちらも高台にあり駅舎は残りました。


ホタテの貝殻の絵馬をかけることができるブースが駅のホームにあります。


恋し浜駅がある小石浜地区。


次の駅は甫嶺駅。
駅の写真撮り損ねました・・・・

トンネルを抜けるたびに津波の爪痕がまだ残る浜や港を目にします・・・・。









次は三陸駅。




この駅は、越喜来(おきらい)地区にあります。
校舎裏の避難路のおかげで子供たちが全員無事だったあの越喜来小学校があった地区。
子どもたちは避難路を抜けて、高台にあるこの三陸駅まで逃げてきたそうです。


小学校はもう解体されてしまいましたが、
こうして見下ろすと、
海側の校庭に一度出てからの避難では遅かっただろうな・・・と改めて感じます。


三鉄は長いトンネルを抜けて吉浜地区へ。



吉浜駅。


この駅も高台にあり、残りました。
北リアス線の田野畑駅みたいな模様ですね。

吉浜地区は、
明治と昭和の大津波の時に住民を高台に移転させ、
海に近い土地は農地にしていました。
今回の平成の津波では行方不明者1名、家屋倒壊4棟と、
被害が少なく、注目された地域です。





さて、駅前に泊まっていました釜石行きのバスに乗って国道45号線を北上します。

南リアス線が吉浜駅までの一部開通となったのは、
次の唐丹駅前後の鉄橋が崩落していること、
唐丹駅周囲の被害が大きかったことが原因です。


写真ピンボケでわかりにくいですが、
鉄橋が崩落している箇所です。



唐丹駅も工事中・・・・。



ということで、釜石駅前到着です。



もうこの朝の移動で写真がピンボケなことに嫌気がさして、
バスの中で、
「釜石駅前のケーズデンキでデジカメ買おうかな・・・」とうっすら思っていたのですが、
まだまだ早朝なので、
もうしばらく我慢して、
またまたバスに乗って山田町まで移動しました。


つづく。


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1 コメント

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Unknown (sympa)
2013-08-01 00:33:18
ひらるーさん

ありがとうございます。
次回行ってみます!
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