Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

大変だったこのひと月、そして職場の飲み会

2010-07-23 23:59:43 | Career
ウチの老健のST(言語聴覚士)さんが辞めます。
遠くにお嫁に行くので。
この件に関して
6月半ばくらいからホントに忙しい思いをしました、私



STさんは3月はじめにリハ主任と看護師長に退職伺いをしていました。
その後すぐに後任募集すればいいのに事務長が放置、
4月末ぐらいにやっとハロワに募集出しました。

ちょうどそのころに、健康診断。
私と2人きりだったので師長は気を許したのか、
「sympaさん来てくれてほんと助かってます。
 STも辞めちゃうし、次どうなるか分からないけど、
 まあよろしくお願いします。」
などとべらべらと話し始め、
私は心の中で「ST辞めるんだ・・・」と思って
その日の帰りにたまたまSTと2人になったときに
「辞めるんだって?」
といろいろ話したりしました。

彼女はたまたま同郷なんですが、
私とは違っておとなしくてまじめな人。
昨年私がヘルプでこの施設に出入りするまでは
リハ主任が超無責任で気が利かない男なので馴染めず、
いつもぽつんと孤立した感じでした。
私が行くようになってからは、
飲み会やったり、
ケースごとにPT/OTとSTが協力できるように仕向けたりと
内部の交流作ったので、
まあ孤立感は少なくなっていたのですが、
やはり辞めるに当たって何をどこまで終わらせるべきか
誰にも相談できずに困っていた、と。
「じゃあ、主任にその辺仕切るよう指令出しとくから!」
とその日は終了。

翌日主任に
「ST辞めることに関してなんか動いてるの?」と問題提起。
「あ、事務長が募集出してくれてると思うんで大丈夫です。」
「バカ!
 昨日ネットのハロワ見たら4月になってから出したみたいだよ。
 3月のうちに出しておけば
 人が動く時期だから誰か来たかもしれないし、
 ぶっちゃけ新卒でも、
 STが辞める7月まで3ヶ月教育できるから良かったのに。
 4月に募集出したって来ない可能性のほうが高いよ。
 もし後任決まらなかったら、
 利用者の嚥下機能はナースが管理するしかないし、
 加算も取れなくなったら収入に関わるんだから、
 事務長と師長に問題提起して、
 後任来なかった場合の対応決めとかないと、
 STだって何をどう準備したらいいか分からないじゃない。」
「あ、はい。わかりました。」

で、2週間経過。
「主任とか師長と何か話してる?」とSTに聞いたら、
「いえ何も・・・」と困惑気味のSTちゃん。

師長のところにいって、
「STの後任なかなか決まりませんけど
 その件で何か話し合われてます?」
「ほんとね~。なかなか決まらないから
 STさんに旭川から週に1回ぐらい通って来てもらおうかと思って。」
「え?そんな冗談を・・・」
「ん~だってSTさん来てもいいって行ってたよ~」
「ええ?」

で、またSTのところに行って、
「旭川から週1で通ってくるなんて言ったの?」
「え!?そんな話になってるんですか?
 師長がそんなこと言ってたから
 冗談だろうと思って笑って終わりになってたんですけど、
 まさか本気だったとは・・・・」
「かなり本気にしてたわ。信じられない。
 ずれてるにもほどがある・・・」
「どうしましょう~」
「とにかく通えませんからってちゃんと自分で断ってきなさい」
「はい、すいません・・・」

で、今度はバカ主任に、
「ちょっと、ST決まらなかったらどうするって話、上と進めてないの?
 師長なんて
 STに週1回、片道2時間半かけて通ってもらうつもりだったみたいだよ!」
といったらあのヤロウ、
「ああ、はい、そう言ってましたね。ははは。」
だって・・・・。
「バカ!
 それでそのまま放置したの?
 STにホントの話かって確認もしなかったんでしょ。
 例えば9月には後任が来るからそれまで・・・とかなら
 アリかもしれないけどさあ・・・
 ふつうSTがそうしますって言っても断るでしょ、上司としては。
 もう!」
って、その日はカッカして終了

翌日、師長に、
「STの後任が来ないことを想定して
 ナースが嚥下を管理できるように準備しなきゃいけないと思います。
 ナースの主任たちや事務長と話し合ってもらえますか?」
「ああ、そうかい。わかった。相談するね。」

その後、10日ほど経った6月初旬。
ケアマネたちが「STいなくなったらどうするの?」
と私に聞いてきた。
「ナースが嚥下管理しなきゃいけないと思うからって師長に話してある」
と今までの経過を話すと
「ったく、信じられないよ。
 でも10日も経って何も動きないのは心配だから、
 ナース主任にも話してみたら?
 彼女は信頼できるから。」って。

さっそく行ってみました。
「師長からSTがいなくなったらどうするかって話、聞いてますか?」
「は?誰がいなくなるって?
 ST!?いなくなるの?どうすんのそれじゃあ?」
「え、あ、いや、その話をナースで話し合ってくれって
 10日ぐらい前に師長にお願いしたんですけど、
 辞めることも知らなかったんですか・・・・」
「うん・・・・もうやだ~。
 それで、何をどうしたらいいの?」

ナース主任が何にも知らなかったなんて、
師長はもう何をやっていたのでしょうか。
もう!どいつもこいつも!
ここの管理職はみんな腐ってる!

で、それから、
今までSTがすべて担っていた嚥下テストや食事形態決定を
ナースが習得する大プロジェクトが始まりました。

私が司令塔になってナース主任と連携して
STの最後の出勤日までに
ナースの技術習得や栄養士との連携、レセプトの起こし方など
システム作り。
資料作りや各部署間の連絡など、
通常の診療の合間では間に合わず、サービス残業もしばしば。
プラス、ワールドカップの寝不足・・・

6月中ごろに東京に行って戻ってからは
ほんとうに気絶しそうなほど忙しかった~。
通勤電車では行きも帰りも爆睡だったので読書もすすまなかったし。
そのわりに飲みには行ってましたけどね



って、相当脱線しましたが、
そんなこんなで全て整い、
STちゃんも安心してお嫁にいけることになり、
この日は飲み会だったわけです。

こちらのお店で、

カニなど食べながら、

子連れのアットホームな1次会

カラオケ2次会

翌日STからメール。
「昨日はホントに久しぶりに
 お腹がよじれるほど笑いました。
 いろいろありがとうございました。」

終わりよければ全てよし。
今後、利用者の誤嚥→肺炎率が上がらなければより良し。
ST後任者が来てくれればさらに良し。
師長はムリとしてもせめてバカ主任の
危機管理能力と責任感が高まればもっと良し。




 



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2 コメント

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Unknown (Hido)
2010-07-26 17:09:49
お疲れ~、こういう職場の話題を聞くと如何に自分が無職慣れしてるか痛感中よ(笑)相変わらずドサ旅行は続いております、今晩また出かけます。土曜に日本で勤めていた会社の某所長という駐在員に就活がてら会ったんだけどさ、とんでもないオヤジでひどかったの、セクハラ。無職で独身だとなめられるのか、と自分が情けなくなった次第です。当然このようなオヤジに就職の斡旋などされたくないわよぉ。人の足元見るような汚い人間が多い、もうマジで嫌気さしてます(疲)
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Unknown (sympa)
2010-07-26 20:50:37
Hidoっぺ
お元気そうでなにより。
なんかさー、海外にいる日本人てそんなことでいいわけ?もっと恥ずかしくない人を送って欲しいよね。っつか、日本でひどいから海外に飛ばされてる系?それとも欧米に送るひとはジェントルマンでイスラムはまだまだ男性社会だからそういう人が送られてるとか?
良い出会いがることを祈ります。
そして
ドサまわり、ご自愛しつつ楽しんでくださいませ。
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