Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

祝復活!気仙沼大島つばきマラソン ④ 気仙沼バル

2013-04-20 23:33:34 | Travel
さて、気仙沼市街地に戻りましてホテルにチェックインし、
街を散策しがてら夜の部に突入です。

駅前のホテルから港の方へてくてくと。



他の気仙地方の街と同様に、
気仙沼にはこういった明治・昭和期の文化財級の建築物がたくさんありました。
その多くは津波で流されてしまったのですが、
こちらの松屋旅館(廃業)は内陸にあったため流されずにすみました。
当時では珍しい木造三階建て。


北野神社。



桜と神社、心が落ち着きます。


男山本店店舗。





角星(かくぼし)店舗


震災前の古い町並み、みてみたかったです・・・・。


津波の爪痕残る町並みを眺めながら、さらに港方面に向かいます。



南町紫市場、仮設商店街です。








さて、ここから夜の部スタート!

実はこの日、気仙沼では素敵な飲食イベントが開催されました。

その名も「気仙沼バル」。

気仙沼市内にあるいくつかの仮設商店街・飲食店街のうち3つがコラボした
チケット制の食べ歩きイベントです。

参加客は、3枚綴り2300円のチケットを買います。
参加店は、チケット1枚でドリンクとおつまみを提供します。
普段なら、
はじめて行くお店にはいってワンドリンクとちょっとおつまみぐらい飲食してさっと帰るって
気が引けてなかなかできないけど、
このイベントならちょこちょこつまみながらいろんなお店をハシゴできます。

仮設商店街の間を往復するシャトルバスも運行されていて
とても画期的なイベントです。


さて、こちらでチケット購入しまして・・・・



そしてまずはこちらのお店へ。

揚げたてコロッケ屋さん。

こちらのバルメニューは・・・・

生ビール、さんまティーヤ、串揚げ、ポテトサラダ。
さんまティーヤは「第1回復興グルメF-1大会」で優勝していたので、
食べたいと思ってました。
おいしかったです!
こうやっていろんなものを少しずつ食べられるのっていいですね。


さて、いったん南町紫市場をあとにしまして、
津波跡を散策しながら、次の商店街へ向かいます。







気仙沼市街地、まだまだこんな感じです・・・・。


さて、次はこちら、復興屋台村・気仙沼横丁。



ホヤぼーや、大忙しです!


横丁での1軒目は気仙沼ホルモンの「七輪屋500.com」さん。

ここではチケット2枚使って、
気仙沼ホルモンとエイヒレをいただきました。




気仙沼ホルモンは
こうしてキャベツの千切りと一緒にソースをかけていただくのです。
おいしー

現金で追加注文したのは、めかぶ!



焼いて食べるめかぶ、しかもバターしょうゆで。
乙なものです



さて次はまるずわいがに料理の「かに物語」さん。


前に食べてとてもおいしかった、ビスクとクラブケーキを、またいただきました。

うまかったー。

さて、まだチケットあります。
どこ行きましょうかね・・・・。



「ひのき」さん。

こちらは2012年の1月に、はじめて震災後の気仙沼に来て、
オープンして間もない気仙沼横丁に立ち寄った際に来たお店。
あのときは、失礼ながら、
「一番お客さん少ないお店に入ろう」って入って、貸切状態だったのですが、
いまではたくさんのお客さんで賑わうお店です


こちらの看板メニュー、メカジキのハーモニカ焼きをいただきました。
脂がのってます!
マスターもうっすら私たちのこと覚えてくれてたみたいで、
うれしかったです。



こんなモニュメントも立って盛り上がってる横丁をあとにして、
またまた紫市場へ向かいます。


もう一軒、こちらのバーに行きたかったんですが満席で、
いちおう翌日ハーフマラソン走ることになってたんで、
チケット残したままこれにて終了といたしました。


今回はいろんなお店に行くことができて大満足!
素晴らしいイベントでした、気仙沼バル。
ハーフマラソンが無ければまだまだたくさん行きたかったんですけどね・・・。
また来ますから♪

つづく。

祝復活!気仙沼大島つばきマラソン ③ 鹿折唐桑

2013-04-20 23:25:48 | Travel
BRTにて鹿折唐桑に到着です。




鹿折唐桑といえば、これです。

第18共徳丸

この地域には津波で多くの漁船が流されてきて、
のちに解体撤去されましたが、
この船だけは大きすぎてなかなか手が付けられずにいたところ、
一部で「この船を震災遺構として残そう」という声が上がり、
物議を醸しだしました。
しかし住民の反対の声が多く
今年の3月に解体の方向でまとまったようです。



岩手の大槌町が役場を残そうとか、
陸前高田が一本松を残そうというのとは
わけが違いますもんね。

元々はそこになかったものですし、
住民にとって馴染みのあるものでもなんでもないんですから。

それに、
よく見ると船の下に何かガレキみたいなのが下敷きになっていて、
「この下に誰かの大切な何かがあったら・・・」と
思えたりもするのです。

だから私ははやく解体撤去してほしいな・・・・。



この船のすぐ近く、写真の右手にはJR大船渡線の鹿折唐桑駅があります。
この駅も浸水して、駅舎は解体されましたが、
ホームも線路も駅名が書かれた看板もそこに残されたままです。

(参考画像)

気仙沼駅からこの鹿折唐桑までひと駅。
途中浸水していますが線路などの被害は少なく
そして次の上鹿折駅、陸中矢作までは内陸にあるので浸水していません。
この鹿折唐桑駅周辺の補修だけで、
大船渡線は陸前矢作まで早期復旧可能なのではないでしょうか。

この駅前に鎮座する大型船を解体して、
早く鉄道が延伸されることを望みます。



鹿折唐桑には仮設の商店街があります。



復幸マルシェ。

ここでお昼ごはんにします。

釜揚げうどんの団平さんへ。



支那そば(和風ラーメン)
萩本欽一さんも絶賛したというラーメン。
あっさりしていておいしかったー。


さて、他のお店で経済活動です。


おのでら茶園さん。

震災前もこの辺りで営業されていたそうです。
お茶をいただきながら当時の話を聞かせていただきました。
この辺りは火災がひどかった地域。
前にこの辺りに瓦礫撤去のボランティアをしに来たことがあったのですが、
残った建物は真っ黒のススがこびりついいました。

こちらのお店ではお茶葉とお茶菓子数点購入しました。
いただくのが楽しみです。


もう一軒。

お隣の小野寺商店さん。

こちらは陸前高田の夢商店街のオープニングイベントに出店しにいらしていました。
食品や雑貨が置いてあります。
大船渡の黒船のカップめんがあったのでそれとふかひれスープ、気仙沼のお菓子も購入。


もう一軒、田畑商店さんでもお菓子買いました。


気仙沼ホルモンの店とか、飲み屋さんとかもあるんで、
今度は夜の部で来たいなあ・・・。


さて、気仙沼に戻りましょう。
またバスで・・・・と思ったら、時間が合わなかったのでタクシー拾っちゃいました


タクシーの車窓から・・・。







また来ます。
あの船が解体されても・・・・。


つづく。

祝復活!気仙沼大島つばきマラソン ② 気仙沼着

2013-04-20 23:20:55 | Travel
北上展勝地をあとにして、一ノ関で大船渡線に乗り換えて気仙沼に向かいます。




小腹が空いたので、北上で買ったお餅を食べながら・・・・。

このくるみ餅がおいしんです。




きなこもおいしかったー。


結構混んでて座れませんでしたので、
電車の一番前に陣取って線路を眺めて1時間半ほどの旅。






そして気仙沼着。
電車から降りると・・・・。



わー大漁旗!


気仙沼のゆるキャラ、ホヤぼーやも!



漁師さん達(?)が大漁節の大合唱。


なんだこの大歓迎は?
だれか有名人でも同じ電車に乗ってたのかしら・・・・?
と思ったら、
実は、電車から降りてくる観光客全員をお出迎えしてくれてたのでした。

すごいなー。気仙沼。
がんばってるなー。
観光客たくさん呼んで街を盛り上げようとしてるんですね。

観光パンフレットのセットも配ってました。


ホヤぼーや、かわいい。




駅の外にも大漁旗や各種のぼりが。





さて、まずは駅前からBRTに乗ってみることにしました。



BRTは、Bus Rapid Transitの略で、
津波で流された鉄道路線の復旧に時間がかかるため、
路線に沿った経路でバスを代行運行させる仕組みです。

現在は宮城県内を走るJR気仙沼線の一部と、
一関、気仙沼、大船渡をつなぐJR大船渡線の気仙沼―大船渡間が
BRTで結ばれています。



これに乗って、気仙沼市内の鹿折唐桑まで。


つづく。

祝復活!気仙沼大沼つばきマラソン ① ちょっと寄り道、北上展勝地

2013-04-20 23:10:18 | Travel
4月第3週末、またまた三陸へ。
今回は震災後中止となっていた「気仙沼つばきマラソン」に参加することが第一の目的です。

今回も岩手在住の妹と一緒なんですが、
いつもと違うのは、
彼女は愛車を休ませて、震災後初めて公共交通機関で三陸に行きます。

わたくしはいつものように夜行列車で早朝に盛岡着。
妹と合流して、こちらのコチラの普通列車にて東北本線を南下します。



今回の目的地、宮城県の気仙沼市は、
岩手県の陸前高田市・大船渡市・住田町とともに「気仙地方」とよばれています。

また、公共交通機関も、
JR大船渡線という路線が、岩手県一関市から宮城の気仙沼をいったん経由して、
また岩手に入り陸前高田を通って大船渡に向かうため、
なんとなく気仙沼は岩手の一部のような錯覚を覚えたりします


盛岡から東北本線を上り、その大船渡線にて気仙沼に向かうのですが、
途中で北上市に寄り道しました。




同市の北上川沿いにある「北上市立公園 展勝地」は桜の名所で、
樹齢80年以上のソメイヨシノが約2kmにわたって桜並木になっており、
青森県の弘前、秋田県の角館と並んで「みちのく三大桜名所」のひとつに数えられています。


前の週末から「北上展勝地さくらまつり」が開催されていたので、
まだあまり咲いていないとは思いましたが、
ちょっとでもかわいいピンク色を見ることができればと思い、
寄ってみることにしました。


駅から歩いて数分で北上川沿いに出ます。



川の向う岸が展勝地・・・・。

あ・・・・・

やっぱり咲いてませんね、桜・・・・

でも一応近くに行ってみるため、橋のあるところまで歩きます。

途中、さくらまつりのために飾られたこいのぼりも。



モクレンもまだ咲いてません。



途中の民家の庭先の桜もまだこんな感じ。

むむー。
これは本格的にまだつぼみです(笑)


こいのぼりもさみしそう・・・・。



おや、こちらはもう少しで咲きそうですね。



さて橋を渡って展勝地が近づいてきました。

この川沿い一帯がピンクに染まっているのが
桜まつりのあるべき姿なのですが、
まだフツウに冬木っぽいし・・・・


あ、ひっそり咲いてる。

ここは少し暖かいのかな。

桜並木はというと・・・・。












全然咲いてません(笑)



メインのイベント会場ではお客様を迎える準備万端なのですがね。


SL展示とか。









売店も。




お隣の秋田からもたくさんの出店が来ていました。

あと沿岸からも。


今回はあんまり時間ないので、
とりあえず北上名物のこちらだけいただきました。

北上コロッケ。
地元産のさといも、黒毛和牛、白ゆりポーク、アスパラガスをつかったコロッケです。
揚げたてをいただきました。
サトイモのネロっとした感じがクセになる。


さて桜も咲いてないしそろそろ撤収しますか・・・・。
また川の向こう側に行かなきゃならないのですが、橋まで歩くのは時間がかかるので、
コチラを利用しました。





これで川も向こう岸まであっという間に到着です!


早足の北上観光でゲットしたおみやげ。

北上展勝地には白鳥も飛来するんですねー。


桜を観ることができなくて残念でしたが、またの機会に・・・・。


そしてまた東北本線に乗って一ノ関駅へ。
そこから大船渡線に乗り換えて沿岸の気仙沼に向かいます。

つづく。