Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

世界のシャルドネ試飲@エノテカ

2011-09-12 01:42:16 | Wine
9月某日、
久々にエノテカ試飲会。


アイテムは

ランゲ
コルトン・シャルルマーニュ
キスラー

今回はキスラー狙いでした。
以前ワイン会で飲んだキスラー・キスラーヴィンヤード1997があまりに濃厚だったので、
若いのも飲んでみたいと思っていたのでした。


まずはこちら。

ランゲっていってもガヤのガイア&レイ2008ですからね。
ガッツン樽のバニラ、アンズ、もう腐りかけぐらいの洋ナシ
キュッとした酸ありますがそれを打ち消す樽由来のタンニン
しかし余韻にはまた酸が顔をだし、
ゆっくりとアルコールの甘みに変わり、長く続く。

次、これ。

ボノー・デュ・マルトレイ
コルトン・シャルルマーニュ2003
リンゴ、桃 
はじめ軽くバニラ感じる程度だったのですが後半開いて厚みが出ました。
軽く苦味そしてチャーミングな酸あり、
その後の余韻はバニラとリンゴのコンポート。
余韻はあまり長くない。
あれ、グランクリュ、思ったより伸びなかったな。

そしてこれ。

キスラー ノワゼッティエール2009
ヘーゼルナッツの皮 あとから変化してヘーゼルの実、
桃、熟した洋ナシ、アンズ、ナッツ、
あとから開いてきたらものすごいアルコールの厚み、甘み、温かみが。
軽く酸が引き締めてくれたあと
余韻はナッツ・・・あまり複雑ではないけど長めの余韻

キスラー、
若くてたっぷりグラマラス、
おいしかったけど、
前に飲んだキスラーヴィンヤード97とは別物ですね。
今回のは、キスラーの中でも一番下のキュヴェだし。
同じキュヴェの若いの飲んでみないとね。
それにしても「ノワゼッティエール」ってくらいだから
どんだけノワゼット(ヘーゼルナッツ)かと思っていたら、
いきなりヘーゼルナッツの香りして
「うわ!すげっ!」とつぶやいてしまいました。

この日のアイテムの中では
キスラーが一番好きでした。

わたしは15時頃に行ったのですが、
早い時間に同じように試飲した人に聞いたら、
抜栓したてのキスラーは樽のバニラ強すぎてひどかった、と。
13時試飲開始なら1時間前くらいに抜栓しておけばいいのにね。
オン・タイムに抜栓じゃあ、
この日の3アイテム、かわいそうですね。
ブル・グラスならともかく、テイスティンググラスで出すんだからなおさらです。