Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

読書  神様のカルテ  夏川草介 著

2011-04-10 15:57:36 | Book


お医者さんが書いた、お医者さんが主人公の、医療がテーマのお話です。

主人公は夏目漱石が大好きで、そのせいか話し方までちょっと古めかしくて、
学生時代から現在に至るまで変人呼ばわりされているんですけど、
隠れファンもいる5年目の内科医。

病院でのあれこれ、
患者のこと、上司やコメディカルとのやり取りなど、いろいろ書かれています。
あとは山岳写真家の奥さんや同じアパートに住む人々とのあれこれも。


最初はあんまりおもしろくなかったんですけど、
1巻の最後のほうから何回も泣いちゃいました。
それもウルウルするとかいうレベルじゃなくて、
星飛雄馬並みの滝のような涙、鼻水つきです。
私の主な読書時間は通勤電車内で確保されているので、
朝な夕なに電車内で大号泣でした(恥)


また病院に戻りたくなっちゃいました。
でも、こんないいお医者さん、今住んでる街にはいないと思います