Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

メドックシリーズ シャトー・ベルグラーヴ 1995

2009-06-23 22:54:36 | Wine
やっと暑くなってきましたね~、北海道
でも夜は涼しいので
まだまだ赤ワイン飲んでおいしいです。
夜も暑くなる時期までに何本飲めるかな~格付けワイン

ってことで本日ご紹介のワインはコチラ


Chateau Belgrave 1995

シャトー名ベルグラーブは美しい砂利の畑の意味。

サンジュリアン地区の境界から小川を挟んだ隣にある、
オーメドック地区サンローラン村に位置する
5級格付けシャトー。
1979年にドゥルト・クレスメンが買収するまでの間、
全くワイン造りに力が入れられておらず、
その格付けに値しないワインを造り続けており、
5級シャトーであるにもかかわらず全く
知名度も人気もないワインだったそうです。

しかし、1979年以降は徐々にワイン造りに投資が行われ、
ラグランジュのすぐ裏の砂利質の丘という
ポテンシャル溢れる立地、資質を感じられるワインが
造られるようになったと。

その後1986年にはアラン・レニエ教授に畑の栽培を、
ミシェル・ローランを醸造所に迎えて新しいスタートをきり、
その品質の向上は目覚しいものがあるそうです。

コミック神の雫でもこのワインの2000年ヴィンテージが
『リーマンのシャトー・ラトゥールだ!』
って紹介されてたみたい(あんま覚えてない

なんだかコチラのシャトーは情報が少なくて
フランス語でググッてみても
バシッとした情報得られず


平均年間生産量:23万本
栽培面積   :55ha
テロワール:石灰岩下層土の上に厚い砂岩層が広がる、
      大変水はけのよい土壌。
作り方:50%新樽使用

生産地 オー・メドック サンローラン村
所有者 ドゥルト・クレスマン
AOC   オー・メドック
品種  カベルネソーヴィニヨン49% メルロー40%
    カベルネフラン8% プティ・ヴェルド3%
alc.  12.5%

<テイスティング>
色 エッジはオレンジが少し入ったガーネット
  中央は小豆のようなガーネット
  粘性高い 透明度低い
香 カシス 鉛筆の芯 なめし皮 赤果実のニュアンス
  草 青野菜 alc.13%くらいか
味 アタックはマイルド カシス
  タンニン中等度 あまり張り付かない 収斂性あり
  酸味中等度
  alc.12.5%くらいか
  アフター長め カシス 酸味 樽 カカオ     
品種予想 カベソー50% メルロー30% フラン15% PV3%

う~ん、
コレもカントメルルと同様になんとなく地味な印象。
オーメドックってこんな感じなのかしら。
でもカントメルルに比べてさらに輪郭がぼやけた印象なので
まだまだ昔からのイマイチなシャトー感を引きずっているのかも。
2000年ヴィンテージは「リーマンのラトゥール」ってことだから
近年徐々によくなってるのかも。

品種当ては、
青臭い感じがしたのでフラン率高いかと思い、
その分メルロー率低くなってしまったのが敗因
やはりメルロー率が40%ぐらいあると
地味な印象になりますね。