辻井伸行さんがピアノコンクールで優勝した件
彼の演奏はほんとに心に響いて
涙が出てきますね~。
何ででしょう。
私の心の中に
「全盲なのにこんなに上手に弾けるなんて」
みたいな気持ちが微塵もないことを祈ります。
辻井さんのと別の奏者のラフマニノフのコンチェルト2番を
目をつぶって聞いてみて
どちらが辻井さんのか当てることができて
やはりそっちのほうが感動したら
純粋に彼の音楽に感動しているのでしょう。
ラフマニノフのコンチェルトは何枚かCD持っているので
一度「リスニング」やってみたい。
ラフマニノフのピアノコンチェルト2番はそうでなくても
私の「泣ける曲」5本指に入ってます。
私の脳裏に映るこの曲の画像は
カラヤンがベルリンで振ってる白黒画像。
カラヤンがかっこいいのだ。
私の「泣ける曲」のなかに
エルガーのチェロ・コンチェルトというのも入っているのですが
それを聞くと
難病のために若くしてこの世を去った女性チェリスト、
ジャクリーヌ・デュ・プレを思い出してしまうため、
それで泣けるのか、曲で泣けるのか
判断付きかねてます。
純粋に演奏を聞いて感動できる自分でありたいと
思う今日このごろです。
辻井さんのお父様の言葉には含蓄がありました。
「盲目のピアニストって言われているうちはまだまだです」
みたいなことおっしゃってて、
それを聞いたとき、
「まったくそのとおり」
と思うと同時に
「障害者という線引きをしているのは誰なのか」
と思ったりもしました。
そして、
いつもチラッと見ている掲示板名こんなトピが。
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2009/0611/245151.htm?g=01
辻井さんへのインタビューに関するトピなんですが、
私もそのインタビュー見て
「頭悪い質問だな~」って思いました
「一日だけ目が見えるとしたら何が見たいですか?」
って・・・
辻井さんことをガキ扱いしてるんじゃないかしら・・・みたいな。
ま、それにたいする彼の答えが
純粋でしかもクールだったので
私の中では「ナイス!」って感じだったんですが、
あんまりそのバカな質問に対する怒りはなかったんですね。
「わかんないヤツがおバカな質問しちゃったのね~」
ぐらいな感じで。
でも掲示板で結構盛り上がってて
「ほほう・・・」
と思っちゃったりしたわけです。
でも・・・
なんか、一時期、
イチローとか中田ヒデとかアスリート系の人や
女王様気取りの芸能人とかが
メディアに対してツンケンしてて、
それがまた「おバカ質問」に付き合ってられないからってのが
理由だったりしたことがあったと思うんですけど、
わたし的には
おバカな質問するほうもまあ「アホ」とは思いますが、
それにたいして大人気ない態度を顕わにするほうが
もっと「イタイ」感じがするので・・・・
今回の辻井さんの一件は
辻井さんが一枚上手だったってことで
いいんじゃないかしら・・・と思ってしまいます
ちなみにこんなサイトもありました。
http://takanodiary.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-2d15.html
非凡人は大変ですね。
しばらく生の演奏会行ってないな~。
なんか行こうかな。
せっかくだから室内楽じゃなくてオケで。
ラフマニノフの何かか、
チャイコスフキー「悲愴」
もしくはドボルジャーク「新世界より」
あたりが聞きたいかも~