Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

メドックシリーズ シャトー・グラン・ピュイ・デュカス 1995

2009-06-24 22:21:59 | Wine


Chateau Grand Puy Ducasse 1995

ポイヤック村の5級シャトーです。

1級のムートンやラフィットと隣接していて、
立地的な条件はもともと非常に良好だったのですが、
一族の紛争などから畑の荒廃が続いていました。
1971年から徹底的な畑の改植が行われ、
1986年には最新式の醸造設備を新設、
そして手摘み収穫の徹底など次々と改革を推し進めた結果、
より素晴らしいワインが生み出されるようになりました。

カベルネ・ソーヴィニョン60%、メルロー40%が植えられた
40haの畑でブドウは丁寧に手で摘み取られ、
畑にセットされている選果台で
即座に良質の果実が選り分けられるシステムが採用されています。
さらに醸造所に到着して二度目の選果が行われた後、
ようやくステンレスタンクにて醗酵が行われます。
18~24ヶ月間の樽熟成の際には、30~40%の新樽が使われます。

平均年間生産量:18.000ケース
畑 面積:39ha、
平均樹齢:25+年、
密植度:8.000~10.000本/ha、
平均産出量(過去5年間):55hl/ha
育て方:収穫は手で行う。
    発酵は温度調節されたステンレス鋼の発酵槽で行い、
    1日に2回ポンピング・オーバー。
    発酵期間は18~21日間。
    瓶詰めの前年に澱引きされ、
    さらに瓶詰めの直前に濾過処理される。

生産地 ポイヤック
所有者 S.C.デュ・シャトー・グラン=ピュイ=デュカス
AOC   ポイヤック
品種  カベルネソーヴィニヨン62% メルロー38%
alc.  12.5%

<テイスティング>
色 エッジはかすかにオレンジが入ったガーネット
  中央はガーネット
  粘性高い 透明度低い
香 赤いバラの花 
  カシス なめし皮 鉛筆の芯
  赤果実のニュアンス 黒胡椒 青野菜
  alc.12.5%くらいか
味 アタックややシャープ スパイシー
  カシス
  タンニン中等度 あまり張り付かない 収斂性あり
  酸味 やや弱め~中等度
  alc.12.5%
  アフター長め カシス
品種予測:カベソー60%、メルロー20%、フラン10%
     プティ・ヴェルド10%

さすがにポイヤックは華やかな感じがします。
果実味と華やかな香り、
控えめなタンニンと酸味で
かなり飲みやすいワインだと思います。
14年経っているのにまだまだ若々しい感じで
抜栓後3日目でも元気な感じでした。

品種予想、カベソー率はほぼ正解。
青い感じがしたのでフランも入ってるかと思ったら
カベソーとメルローだけなんだ・・・
しかもかなり透明度低いから
プティヴェルドも・・・と思ったのに。
そう簡単にはわかりませんね