Chateau Grand Puy Ducasse 1995
ポイヤック村の5級シャトーです。
1級のムートンやラフィットと隣接していて、
立地的な条件はもともと非常に良好だったのですが、
一族の紛争などから畑の荒廃が続いていました。
1971年から徹底的な畑の改植が行われ、
1986年には最新式の醸造設備を新設、
そして手摘み収穫の徹底など次々と改革を推し進めた結果、
より素晴らしいワインが生み出されるようになりました。
カベルネ・ソーヴィニョン60%、メルロー40%が植えられた
40haの畑でブドウは丁寧に手で摘み取られ、
畑にセットされている選果台で
即座に良質の果実が選り分けられるシステムが採用されています。
さらに醸造所に到着して二度目の選果が行われた後、
ようやくステンレスタンクにて醗酵が行われます。
18~24ヶ月間の樽熟成の際には、30~40%の新樽が使われます。
平均年間生産量:18.000ケース
畑 面積:39ha、
平均樹齢:25+年、
密植度:8.000~10.000本/ha、
平均産出量(過去5年間):55hl/ha
育て方:収穫は手で行う。
発酵は温度調節されたステンレス鋼の発酵槽で行い、
1日に2回ポンピング・オーバー。
発酵期間は18~21日間。
瓶詰めの前年に澱引きされ、
さらに瓶詰めの直前に濾過処理される。
生産地 ポイヤック
所有者 S.C.デュ・シャトー・グラン=ピュイ=デュカス
AOC ポイヤック
品種 カベルネソーヴィニヨン62% メルロー38%
alc. 12.5%
<テイスティング>
色 エッジはかすかにオレンジが入ったガーネット
中央はガーネット
粘性高い 透明度低い
香 赤いバラの花
カシス なめし皮 鉛筆の芯
赤果実のニュアンス 黒胡椒 青野菜
alc.12.5%くらいか
味 アタックややシャープ スパイシー
カシス
タンニン中等度 あまり張り付かない 収斂性あり
酸味 やや弱め~中等度
alc.12.5%
アフター長め カシス
品種予測:カベソー60%、メルロー20%、フラン10%
プティ・ヴェルド10%
さすがにポイヤックは華やかな感じがします。
果実味と華やかな香り、
控えめなタンニンと酸味で
かなり飲みやすいワインだと思います。
14年経っているのにまだまだ若々しい感じで
抜栓後3日目でも元気な感じでした。
品種予想、カベソー率はほぼ正解。
青い感じがしたのでフランも入ってるかと思ったら
カベソーとメルローだけなんだ・・・
しかもかなり透明度低いから
プティヴェルドも・・・と思ったのに。
そう簡単にはわかりませんね