クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

スーパードライ

2012-09-16 16:42:26 | イベントレポート

は、ゴックン!の話ではなく、ダートラのタイヤの使い方のお話。
ダートラは未舗装路で基本的に走る。
一部ホソウ路も認められているから、100%ではないが、ほぼダート。
しかもウェットあり、砂地あり、硬質ダートあり。
各路面によりあったタイヤを選択し、ベストタイムを目指すのだが、一つ問題なのは
同時に走らせ方も換えなければいけない事だ。
ドライになってグリップする路面になれば、タイヤのスリップ角は自動的に少ない(小さい)アングルで
高いCF(コーナリングフォース)が出る。
その逆に、浮き砂利、砂地、ウェットの路面になると、タイヤ幅も細身になり
スリップアングルは大きくなる。
必要なタイヤのスリップアングルは、その時の路面とタイヤの組み合わせで
タイヤが教えてくれると言えるし、ドライバーは必要量を本能的に嗅ぎ分けてハンドルを切り込んでいる。
ドライバーが直接コントロールできる前輪は、さほど難しくないが、後輪は車体のスリップアングルが
必要なタイヤのスリップアングルと言う事だから、いわゆる旋回姿勢(ドリフトアングル)をも同時に
もっとも有効な角度にコントロールしなければいけない。
たとえば、ダートタイヤの中でも、ドライタイヤとスーパードライ(パンパンに乾いて硬い路面用)
タイヤでも、このドリフトアングルを変えなければ本領発揮とはならない。
走らせ方をキチンと切り替えられれば、タイヤの持つ能力分、タイムアップする可能性が高いが
タイヤをスーパードライにしても「走らせ方」を変えられないドライバーには、タイムアップが
望めないという事がある、というお話。
ダートラは奥が深いんですよ。



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2 コメント

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Unknown (ユーロ今村)
2012-09-18 14:31:43
国政さんのダートラのお話を伺うたび、「やってみたい!」というイケナイ(?)衝動に駆られてしまいます。ダートラ動画を眺める日々です・・・。
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書き込みありがとうございます (くにまさ)
2012-09-19 15:48:16
改造車クラスの400馬力ランサーに乗って160km/hでブッ飛ばす女性ドライバーの走りを土手の上から見ていると、俺ってもっと男の子にならなきゃと思いますよ、ダートラって・・・。 ホソウの上でロードスターのオシリがスルッときてキャーなんて言っている場合じゃないですよ、ホント。
チャンスがあったら御一緒しましょう。
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