クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

四輪の書

2017-12-25 20:25:28 | NEWTON BRAKE
本屋さんに四輪の書が並び始めてから8ヶ月経ちました。

何人かの人に「買いましたよ」

ありがとうございます⋯⋯

で、もう完読されましたか?・・・

いや〜。

こんなやりとりが何回かありました。

本が出てからなんとなくなんですが、周りで運転の話をする人が少なくなったような気がします。

読んで納得してしまったからでしょうか。

それとも。

ぶ厚い本を手にしてこんなにもたくさんのことを覚えなきゃいけないのか⋯⋯と考えた途端気持ちがヘナヘナ⋯⋯
ひとまず運転はできているし⋯⋯特に困るようなこともないから自分は焦らないでいいや。

⋯⋯あ〜読まなきゃよかった⋯⋯

投げやりな気持ちで年を越される方がいるかもです。

頭で理解しても運転してみると体の反応がこれまでと変わらない。

長年鍛え上げてきた自分流の運転スタイルに、そう簡単には上書きできないというのが理由です。

四つのラインを試してみても・・・こんなもんかな〜

自分流を少しでも引きずっていたら、通るところが若干違う程度、よくてダッシュがつくくらいのラインの違いしか変化が出せません。

「自分流」にこだわっているわけではないのに、いつのまにかそうなってしまうのは、
運転に興味のある人ほど、心の奥底にクルマを「速く走らせる」にはどうするか、そこを意識した運転方法を拾い集めるからです。

遅く感じる場面を排除して、速いと感じられるものだけをつなぎ合わせたコーナリング、もちろん走り込んでいるので速い。
しかしパターンは一つ。なので走らせ方を変えるのは苦手。となるのです。

四つのラインはそれぞれコーナーへの侵入スピードもハンドルの切り始めのタイミングも、ラインどりも前後G、左右Gの印象もまるで違います。

できるようになってしまえば、そりゃそうだとなるのですが⋯⋯