クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

ニュートンブレーキ本 2016年 その2

2016-10-09 23:24:31 | NEWTON BRAKE
TE27レビンで参加した今年のタスマニアラリーでのこと。

何日目かの雨のスペシャルステージがオンタイムでクリアできたことについて、運転のことで滅多に褒めたりしないコドラが、
よくアベレージに乗せたね~と、夕食の折に話し始めました。

よほど怖かったのか、それともオンタイムできないとあきらめていたから意外だったことを言いたかったのか・・・

ツルツルのウエット路面で指示速度は90km/h、一車線の林道SSの勾配はきつく上りは遅れる一方、
スピードが乗る下りで遅れを取り戻そうとするも120km/hからブラインドコーナーへのブレーキングはそれはもう・・・集中を切らさないように目を見開いてです。

コースアウトせずにゴールできたのは、ブレーキが上手く使えたから・・・この一言に尽きます。

当たり前のことですが、正確なブレーキングはラリードライバーの「心得その1」です。

サーキットアタックならこれ以上のブレーキングはありません状態で攻めたてるのですが、
目の前に迫るコーナーが毎回違うラリーコースをたどるのに、フルアタックはリスクを伴います、
かと言って安全マージンを取り過ぎれば良いタイムは望めません。

わずかな余地を残して正確に・・・言うは易しですが、若かりし頃に明けても暮れても練習したのがブレーキング。

ニュートンブレーキ本に書かれている内容のままです。

以来、競技走行距離あたりのコースアウト率は・・・ゼロではありませんが低いままです。

クルマを楽しむには安全が一番!