クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

検証 バランススロットル 79

2013-06-19 19:58:56 | バランススロットル
いよいよ近づいてきました。
あの頃の遠足の前日と同じ気持ちです。
楽しいことに歳は関係ありません。

検証バランススロットルの練習会の特徴の一つが、参加車両は何だっていいということ。
これまでも多種多様の参加車両がありました。
練習会場の外から事情を知らずに見ると何の集まりだかサッパリわからない。
タイヤをキーキー言わせて走るわけでもなく、スピードも遅い、アクセル全開もない。
昨年など、会場に見学者でも何でもない一般車が紛れこんできました。
自動車の運転練習をしていて、この場所は貸切なんですよと説明する始末。
いい意味で余計な緊張感を感じさせなかったとも言えます。

のんびりとやっている様に見えるのは、緻密なGコントロールを集中してやれているからです。
緊張の糸の張りを緩めて走らせると、ドライバーの意思が上手く車に伝わっていないことがすぐにバレます。
それはアクセルもハンドルもブレーキも、すべてドライバーの意識そのもので操作されているからです。
タイムを測る練習会は、緊張感だけがほとばしっている印象になりがちです。
速く走らせるプレッシャーからか、気持ちと操作が上手くシンクロしていない、といえば
何となくわかってもらえるかと思います。

どのような車を持ち込もうが、運転の目標がハッキリとしていれば、脇目も振らず一日楽しめます。
というのが売りの練習会ではありませんが、結果そうなります。
持ち込んだ車両の事など誰も気にしません。
くどいようですがそういうことです。

でも整備はしっかりお願いします。
自分の意思を車に伝える、それが走りになり車との対話が成立する。
車と何処まで膝を付き合わせて一日話せるか。
ここですよ。

以前、森さんの車を私が走らせた時に、お前そんな走りが出来たの、と
普段見ないマイカーの表情に嫉妬してました。
モチロン車にですよ。
他人がハンドルを握ると、滑らかに走ったりすることがあったりします。
内心焦ります。
きっと今回も誰かの車が他人になついてしまうのを見ることになるでしょう。
それをシッカリと受け止めるのも今回の練習目標の一つです。
そういったシーン、あるいは助手席で体感することも楽しみとしましょう。