シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

ゴーストライター

2011年10月13日 | 映画
過日の定期検診時の血液検査で貧血が出ていて、担当医から「何か心当たりはある?」と聞かれ、「あえて言えば痔もちなので、その出血が原因かも…」などと余計なことを言ったばかりに、外科への紹介状を書かれてしまっていた。
何かと予定があり、しばらく放りっぱなしになっていたのだが、いつまでも放っておくわけにいかず診察に出向いた。
初診の手続きをして待つこと1時間半。
「いぼ痔があって、粘膜から出血してるけど切るほどのこともないね。薬どうする?」
どうすると言われても、主導権がこちらにあるとも思えないのだが、7割引きで薬が購入できると思えばいいかと咄嗟の判断で「もらっときます」。
「ところで背中に脂肪種腫が有るんですが、これも放っておいていいですよね」と聞くと、「これも大丈夫。痛みが出るとか、急に大きくなるとかしないかぎり切ることはないでしょう」とのことで、「私もヤクザの出入りじゃあるまいし、背中に切り傷つけたくないですしね…」となって無罪放免。
そこそこの診察料を覚悟していたが取り越し苦労になったので、ちょっとお昼を贅沢して映画でも見て帰ることとした。
シネ・リーブルで上映されている「ゴーストライター」を見ることにした。
1:40の上映で都合がよかったのと、大好きなポランスキー監督作品だったことが足を向かわせた。
近くの「四季彩」さんという和風レストランで昼食。
「四季彩膳」が1000円なのだが、2段重で飲み物が付いてその値段なので値ごろ感がある。
喫煙も出来るし、レストランの雰囲気もあるのでお勧めできる。
もっとも、さらなる飲み物(生ビール)をつけると、それは1600円に跳ね上がった。

映画は上等のエンタティンメントだった。
ポランスキーはセックス・スキャンダルで逮捕され、保釈中に逃亡してしまい2度とアメリカに帰れなくなっている監督だが、彼のその境遇がバックに反映されているような作品だった。
これは僕だけの特別な思いなのだが、作品とは全く関係ない事も想像させた興味ある作品だった。
(映画の詳細はこちらでフィルムセンター)

手術の必要もなくなり、お祝い代わりに久しぶりにデパ地下で食材を購入して帰路に就く。
この無駄使いが月末に響いてくるのだが…。
コメント
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