どうも、少しお久しぶりです。別に意図的に更新を避けていたというわけでもないのですが、なんとなくタイミングがうまく合わず、また更新が遅れてしまいました。いつも読んでくださる方々、申し訳ありません。さてさて、そんなここしばらくの近況というわけでもないのですが、年明けからこっち、自分の中でブームになっているのがハウス・ミュージック。正直これまであまり真剣に聴いてきたジャンルではないこともあり、ここ最近は水を得た魚のように猛勉強中です。というわけで今回紹介するのは、そんなハウスの語源にもなったシカゴのクラブWarehouse(ウェアハウス)のレジデンスDJ、Frankie Knuckles(フランキー・ナックルズ)による1991年の1stアルバム。知っている人には今さら紹介するまでもない名盤中の名盤ですね。まだ勉強中なのではっきりとしたことは言えませんが、80年代半ばにシカゴで産声を上げて以降、現在に至るまで一貫して12インチでのリリースが主体なハウス・ミュージックの中では、初のメジャー配給によるコンセプチュアル・アルバムだと思います。Sound Factory 12" Mixの名で知られるシングル・バージョンがアフター・アワーズ・クラシックとして有名なM-3のThe Whistle Songを筆頭に、雨音と雑踏のSEに導かれるM-2のRain Falls、ニューヨークの摩天楼を思わせるアーバンなM-8のRight Thing、さらには跳ね系R&Bとしても一級品なM-5のIt's Hard Sometimesなどなど捨て曲なしの全10曲。先日一挙に紹介したヒップホップと同じく、ある一定以上の年齢層の方には敬遠されがちなジャンルではありますが、90年代ブラック・コンテンポラリー・メインストリームの一角を占めたことは最早疑いようがないので、偏見を持たず是非聴いてみてください。このジャンルの入門編としてもお勧めな一枚です。
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