まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

芋の煮えたもご存じない

2017-09-09 | 暮らし

「芋の煮えたもご存知ない」という、簡単なことも分からない、世間知らずな人を小ばかにしていう言葉。

それは、わたしに当てはまるのである。数々の失敗の上に、学習もせず生きている。

先日、うちの婆さんが、畑からルッコラをボール一杯に採ってきて、シンクに山盛りにして置いてあった。仕事から帰って料理を始める前に、大きな鍋で茹でた。実は大根の菜っ葉かと思ったのだ。全部茹でて水をはったボールに入れて冷蔵庫にしまって、少しだけ出汁でつけてお浸しにした。

夕飯の時、ルッコラだったことを知りのけぞる。しかし、生のルッコラは辛くてあまり食べられないのに、お浸しが意外と美味しくて好評だった。ルッコラは、サラダに少しだけ入れるのだが、茹でるとしっかり食べられるのだ。

今日の夕方、ボールに菜っ葉が入っていた。ほんの少しだったので、先日間違えてしまったので、洗って食べてみると辛い。ルッコラ?ここで同じ間違いを犯してはならない。手でちぎってトマトと一緒にサラダにして、ドレッシングをかけて出した。

大根の葉っぱだった。婆さんは「はじめて大根菜を生で食べたわ。」という。ルッコラのように辛いのは大根だったからだ。ふたりで大笑いだった。しかし、意外とサラダに合う。どうみても、大根菜である。食後に鍋で茹でた。ルッコラと、大根菜の違いもご存じなく。