まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

蟄虫坯戸(むしかくれてとをふさぐ)

2017-09-28 | 山歩き

今朝、雨風で母を連れて病院へ行く道中は大変だった。父は、家に帰るので車を回せとやたらに強く言う。ついに、寝たきり状態も続いてきたので、辛さがピークになってきたのかもしれない。生きていることが辛いのだと思う。

母は、栗が落ちているから拾って欲しいというので、午後に用事のついでに出かけた。夕方は、孫たちを遠足のお菓子を買いに連れて行ってほしいというのでジャスコへ行く。休みの一日はあっという間に過ぎていく。

さて、急に寒くなってきて虫が土の中に入って入り口をふさぐということをいうのだそうだ。啓蟄の反対である。

昔の人は、この時期を過ぎて蛇などを見かけると「穴惑い」(あなまどい)つまり、穴が分からなくて迷っているのだと思ったそうだ。どちらにしても、山へ行って蛇に出遭う機会が減るという事だ。嬉しい。

 確かに風で落ちている。少しでも揺れたら頭の上に落ちてきそうだ。栗が空を仰いで笑う。

柿の葉が色づく。

栗の木の下にある彼岸花。世の中は選挙で騒がしい。ここは木々が静かに秋を競っている。