市内の女性防火クラブの夏期研修ということで、富山県の防災センターへ行った。「四季防災館」というところで、地震を体感したり、煙の中で非常口を探す体験、風速30mの風を受ける体験、消火器を使って火を消す体験など、実際やってみてドキドキ、オロオロ、キャーキャー。

震度3から震度7と体感した。また、福井地震、神戸の地震、東日本の地震と時間と揺れ方の違いも体験した。神戸は一瞬の揺れで高速道路が倒れ、火事が起きた。東日本の場合は、揺れる時間が長い。これは怖いと思う。わたし達は、狭い台に揺られているだけだが、町中が揺れていたら、想像が出来ない恐ろしさだ。
風速30mの部屋は、髪の毛は逆立つのはもちろんだが、息が出来なくなるので、横を向かなくてはならない。

一番怖かったのは、煙にまかれたときに、「戻らない」という鉄則を聞きながらも、壁から階段に替わったところで、真っ暗で怖くなり戻りそうになった。迷路のようなところを体勢を低く取りながら、非常口の明かりを探すのは難しかった。
ここには、他にも津波の体験や、風雨の体験も出来るように、長靴やレインコートも用意されていた。

あっという間に1時間半過ぎてしまった。3Fには、火山についてと、山の遭難救助の説明を聞いた。富山は立山で守られ、石川は白山で守られているので、台風などの災害の影響は少ないとあらためて思うが油断禁物。
説明される方は「富山は県庁は古いですが・・・」と、言われ、防災センターに力を入れていることを語った。「石川は県庁は立派ですが。」と、心の中でつぶやいてしまった。
災害はどのような形でやってくるか分からない。日頃の知識も大切だが、体感することはいかに動けないかを知ることとなり、本当に直面したら自信がない。防災訓練は積極的にしなくてはならないと思う。