世界雑感☆新しい世界は日本から始まる☆

世界の激動を感じつつ、日本経済への応援メッセージを徒然に綴るページです。
ご訪問ありがとうございます。

【タモリさん、来年は「新しい戦前」に、と回答…】戦後最「黒」の年の瀬に①

2022-12-29 12:10:03 | 日本
 「新しい戦前」―――慧眼です。本当にそのとおりですよ。けれど・・・

 わたしたちは戦後最「」のときを迎えている―――以前のこちらの記事に書いた、このことがいま、国民の大半に実感できることでしょう。1991年以来約30年ぶりの高い年率(3%上昇)を記録するほどの物価高。にもかかわらず当時とは真逆に4月以降マイナスを続ける実賃所得上昇率(30年前のバブル末期は同1%ほどのプラスだった)。そうしたところに、降ってわいたかのような国家政策の2大転換―――どう見ても十分に議論した結果とは思えない防衛予算の大幅増額、そして、もっと唐突な印象の(新型原発[メイド・イン・〇〇?]の展開を軸とする)エネルギー政策の原発への回帰―――が、わたしたちからさらに搾取しようとしています・・・

 すべては―――上記のすべては―――何度も綴っているように、独裁君主「円安様」への絶対的な屈従がもたらした結果です。そのあたりは最近ではこちらの記事を含めて本ブログのあちらこちらで綴っているとおりです・・・

 そこは、たとえば、現在いちばんホットなテーマの防衛増税をめぐる議論でも分かります。1兆円あまりの新規の税収増?必要ありませんって、なぜなら現行の防衛予算約5.5兆円(今年度)の実効性を以下のように高めればすむ話だから。つまりこの瞬間(1ドル約133円)のその評価額は4100億ドル前後ですが、年初あたりの為替レート(1ドル約115円)まで「少し」戻っただけで一瞬にして同約4700億ドルあまりと差し引きで600億ドル台半ば(現レートで8~9千億円と1兆円近い額)の兵器武器&燃料等の購買力を確保できちゃう、ってこと。けれど―――法人個人の違いによらず全国民に巨額の負担増が迫っているこの期に及んでも―――誰もこの単純な事実を口にしないわけです。これ(市場原理に委ねることで結果的に)背くことになるためです・・・って円安様に・・・

 アベノミクス」「岸田ビジョン」「新しい資本主義」「成長と分配の好循環」・・・2013年以降に唱えられてきたこれらの国家政策方針は、名前は違えど本質はまったく同じ「黒(田)魔術」(個人的な呼称:日銀黒田東彦現総裁のもとで同年以降いままで継続されている金融政策「異次元緩和」)に過ぎません。つまり、以前から定義づけているように「本当はソンをしているのにトクしているように思わせること」です。こうして日銀そして本邦政府は、円安様の治政がさもスバラシ~かのように国民を錯覚させてきました。

 ですが、上記のとおり本来これソンだから、電気代・ガス代・小麦やコーヒーの価格等の値上がりをとおして、やがて人々は当たり前のことに気づき始めます「ちっともよくないではないか円安(様)」。となって社会不安が高まると円安様の地位が揺らぎかねないので、政府・日銀は、国会はもちろんメディアや経済等学会などに円安賛美・・・って少なくとも円安がもたらすインフレ等の原因が「ロシアウクライナ軍事侵攻」等にあるかのように語るよう、さまざまに働きかける―――いや圧力をかける(?)―――わけです・・・って、ときには(おそらく?)「円安様」が直接介入して(???)。その結果、わが国の全言論が一斉に・・・という次第。このあたりは、これまた既述、本邦「報道の自由度ランキング」の2013年以降の凋落ぶりが物語っています・・・

 冒頭の言葉は、28日放送のテレビ番組「徹子の部屋」に出演したタモリさんが司会の黒柳徹子さんから来年はどのような年になると思うかと問われて答えた言葉とのこと。そう、タモリさんならお分かりいただけますよね、上記のことが・・・

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  【オイルマネーに代わり得る... | トップ | 【「来年は『新しい戦前』」... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日本」カテゴリの最新記事