世界雑感☆新しい世界は日本から始まる☆

世界の激動を感じつつ、日本経済への応援メッセージを徒然に綴るページです。
ご訪問ありがとうございます。

【在任期間、憲政史上最長だが…】「マイナス成長王」として歴史に名を残していいのか?安倍首相①

2019-11-27 00:01:46 | 日本

 日数が長くなればなるほど、リカバリーのために国民が負担するべきコストもまた大きくなってしまうでしょう・・・?

 安倍晋三総理大臣の首相在任期間が今月20日で通算2887日となり、桂太郎元首相の同期間を超えて日本の憲政史上で最長となりました。先日来、その事実、そして安倍長期政権の是非等について、TVニュースや新聞などでいろいろ取り上げられているところです。まあこのあたりは一人ひとりによって考え方や感じ方が異なってくるところではありますが、上記、そして以下に綴るように、大きな節目でもあることなので、あらためて本ブログ的な評価をしてみましょう。

 安倍首相がリードする政策運営は「アベノミクス」によって失敗した・・・というより正確には、在任初日目(!?)から完全に、といってもいいくらいに間違えている―――これがその評価になります。よってその間違いを早急に正すべきなのですが、誰も気が付かないのか、それとも他の意図があるのかはともかく、そうされることなく延々と続いているのが安倍晋三氏の3千日弱、ということになります。

 以前から何度も論じているように、アベノミクスはわが国のGDPを1兆数千億ドルも減らしてしまいました。このスケールがどれほどスゴいかは、こちらの記事などで書いたとおり歴史的かつ記録的、すなわちそれがロシアとかオーストラリアくらいの大国1国分の経済力に匹敵することからも容易に分かります。したがってこれを成し遂げた?安倍晋三氏は経済の「マイナス成長王」とでも称えられるべき?スゴ~い方になりそうです。加えてこの間、米中両国を筆頭に多くの国々が勝ち標準である米ドルのベースで大きくプラス経済成長を達成してきた中、主要国ではアベノミクス日本だけが上述のとおり、図抜けた成長を果たしたわけです、マイナス方向にそれほどマイナス幅が突出していると、これ一つだけを根拠に、安倍政権の政策運営は間違っていると断じて「間違いない」のではないでしょうか。

 このあたりを分かりやすいたとえで綴るとすれば・・・大阪に東海道新幹線で向かおうと東京駅にやって来た人が誤って東北新幹線に乗ってしまった、といった感じでしょうか。であればその人がまずすべきことは、一刻も早く乗り間違えに気づき、次の停車駅で降りて東京に戻ることでしょう? ところがアベノミクス各位はそれをすることなく、東北新幹線に乗り続けて大阪・・・どころかスタート地点の東京からもどんどん遠ざかっているようなものです・・・って、この場合の「東京」とはアベノミクス開始前年(2012年)の本邦GDP6.2兆ドル(戦後最高値)や公的年金基金1.39兆ドル等に該当しますからね。

 よく安倍政権サイドは自分たちの政策について「公平に評価せよ」などという言い方で、実質的にはそのプラス面を強調するようにマスコミ等に働きかけている?ようですが、それを上記のたとえで表現すると、大阪に行こうとしているのに、東北に向かう新幹線の車窓から眺める風景が美しいとか、車内販売のお弁当がおいしいとかをちゃんと伝えよ、というようなもの。そりゃそうです・・・が、そうすることで本質的なこと、すなわち誤乗車が指摘されないから東京へのリターンすらも遅れに遅れ、その交通費も余計にかかるわけです(・・・って、ここでの費用とはアベノミクスが高値掴みしてしまったことでもたらされる年金原資の巨額評価損とか経営危機に陥るであろう政府系金融機関の公的救済金のことになります)。

 たしかに、安倍政権にはポジティブな部分があるのかもしれないし、他方で「モリカケ」とか「桜を見る会」のようなプラスとは思えない面もあるでしょう・・・が、それらはどれも些末なことに過ぎません、アベノミクスの上記の超絶マイナスのインパクトがスゴ過ぎるがゆえに・・・

(続く)

金融・投資(全般) ブログランキングへ


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【ジャパンマネーが投資しや... | トップ | 【進むも戻るも地獄のような... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日本」カテゴリの最新記事