かなわぬ帰国・中国残留孤児(ETV))>
私はこの番組を見て、役所と言うところは日中双方ともまるでヤクザみたいなもの、人々を困らせるために存在する物なのかという感想を持った。ちょっとした書類上の不備を突いて残留孤児の認定を求める書類を突き返す。
そのために一時帰国すらかなわず年を取っていく。
正確を期すというのだが、大体敗戦の時、大陸に移住した日本人を見捨てたのは関東軍と日本政府である。その責任をどこまでも取るというのが筋というものだ。それができない政府は国民の政府として認められない。
日本に帰国したいという人にどこまでも寄り添うのがあるべき態度だ。無責任な態度は今に続く。
今の自民党政府を追放するのが国民のこれからの仕事だ。税金の無駄遣いと不道徳をこれ以上許してはならない。
「通信簿の少女をさがして」このBSTBSのドキュメンタリーもなかなか見どころがあった。
満州から10歳で引き揚げた少女。その戦後間もなくの通信簿がこの番組を手がけたディレクターが求めた古本にはさまれていた。
ディレクターは早速その通信簿を本人に返すための捜索を始める。当時通っていた長崎の小学校、まだ存命の同級生、当時住んでいた場所の近所の人など。画家ゴーギャンについて書かれたエッセーだったが、少女はゴーギャンに魅せらていたようだ。
現在87歳になった少女池貝さんはなかなかきりっとした老女だった。
満州では裕福な生活を送っていたが一転して貧しい生活に。そのうえ満州を侵略しての豊かさだったことを知るにつけて、満州での生活を人には語らなくなった。
私はこれまたせっかく「日中友好条約」を結んで歩みだした日本がここ30年程の右傾化で歴史の捏造を騙る輩の暗躍に振り回されているのが悔しい。その意味でも自民党は一刻も早く退場すべきだ。
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