木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

共産党と民主党が変われるか、参院選のカギ。

2013年05月10日 | Weblog

参院選で自民・維新らの極右勢力の三分の二超えを阻止するには。
一つ、革新の要、共産党が他の護憲勢力との連携の道に降りてこられるか。
自分の住む長野県の状況を地元新聞の記事で見てみると、
3月12日「参院選護憲・脱原発候補を模索。県内有志票分散回避をねらい、共産・社民にも統一呼びかけへ」とある。
しかし記事の中身をみると、共産党はこの時点ですでに新人の42才という比較的若い女性候補唐沢千晶氏の擁立を決定していて、当初の議論には参加したが、「最良最適の候補は唐沢氏」として、候補を白紙に戻して一から候補を選ぶということには消極的。
これは全国的にそうで、本気で平和憲法を護ろうというより、党を護ろうという姿勢だ。
結果として統一候補が擁立できず単独立候補ということはあるだろうけど、これでは普通の市民、選挙民に受け入れられない。「戦いました。でも力及ばずでした」という結果を見るだけだ。
参議院は元々「良識の府」として、幅広い層に受け入れられる識者や活動家で構成されてきた歴史もあるし、そうであるべきだ。6年間解散なしという任期は選挙を気にせず、個別の政治課題に取り組むためのものだ。だからこそ政党候補への固執を捨てて、統一候補を追求してほしいのだが・・・。
結局、県民有志は参院選で護憲・脱原発の統一候補擁立を断念した。
しかしその後、4月末になって、松本市在住の女性のフリーライター神津ゆかり氏が憲法改定反対と脱原発の主張を柱に出馬に意欲と報道された。県民有志の動きとは別の草の根運動としているが、社民党関係者も支援しているらしい。しかしもっと大きな動きにならなければ、名前を知ってもらうだけでも苦戦するのは明らか。
二つ、民主党が社民主義の政党として出なおせるか。民主党が生き残るにはこれしかない。松下政経塾出身などの自民党から立候補したかった連中には、維新や、みんなの党へ行ってもらえばいい。
民主党内には護憲・脱原発・TPP反対の主張を持つ議員もそれなりにいるのだから、社民党と一緒になって再出発すればいい。
その覚悟を決めれば、消滅かとささやかれる状況を劇的に変えることもできる。
常識的な精神と知性が多少でもあれば今の安倍政権はやばすぎると考えて当然。そうした人達の受け皿が今求められている。

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