東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

感動の法則

2011-02-13 | 経営の気づき
感動は一人の人間の胸の内にあるものではなく、人と人の交わりのなかに生まれるものだ。この指摘は、ドイツの著名な指揮者、ウィルヘルム・フルトヴェングラー先生の言葉である。

確かに、我々が、本や映画で「感動した」と思っても、それは瞬間的な感覚として与えられたものに過ぎない。永遠の記憶として刻み込まれる感動は、他の人、あるいは生き物と交わることによってしか生まれない。これまで体験したことのないドラマが生まれてこそ、感動が生まれる。

したがって、人間嫌いの人に、感動は体験できない。感動を呼び寄せられる人は、人間大好き人間だけである。もし、会社が感動経営を目指すのであれば、「人間大好き人間」を集める必要がある。

因みに、私の感動は、「酒大好き人間」との語らいの中で生まれる。

ケントス初代ボーカリストに遭遇

2011-02-12 | 雑談
一昨日は、ワインの好きな友人とイタリアンに出かけた。年末年始の彼は、連日の飲み会であるため、やっと二人の都合の良い日が合ったのだ。メニューは、ピクルス・前菜盛り合わせ・○○○貝のソテー・○○○○○○○・車えびの○○○○○パスタ・鴨胸の○○○○だが、○の部分は私の記憶喪失を示している。笑

ワインは赤のフルボトル1本。私の好みの「タンニンの効いた重厚な味」で、「いつものをお願いします」と頼むと出して頂ける。例によって、1本では少しもの足らず、最後にグラスワインを1杯ずつ頂いた。

二次会三次会と店を回ったが、最後の店は、オールディーズのジュークボックスのある店「ペギースー」。この店で、嬉しい奇跡的なハプニングがあった。

話の発端は、私が、ジュークボックスの「ツー・ヤング」を押し間違えて、別の曲○○○○○○○がかかったことにある。でも、初めて聞くこのカントリーウェスタンを「いい曲だね」とマスターに語ると、マスターも「いい曲でしょ」と、今度は、この曲を歌っている日本の歌手トミ藤山のCDを聞かせてくれた。すると、丁度その時に店に入ってきた女性を指差して、「彼女はこのCDのトミ藤山と友人で、彼女もこの曲を歌うんだよ」と説明してくれた。

そこから、話が流れて、オールディーズの「シェリー」とカンツォーネの「砂に消えた涙」を彼女がギターを弾きながら歌ってくれる。マスターは、バンジョーを持ってきて、彼女に合わる。声量があって、メチャメチャうまい。後で分かったのだが、彼女はなんと、ケントスの初代ボーカリストなのである。

やはり、酒と音楽は私の魂だ。忙しい仕事の疲れを癒してくれるオアシス。このオアシスがなければ、私は砂漠の世界をさまようことになる。笑

泣き顔を笑顔に変える会話術

2011-02-11 | 経営の気づき
職場で、仕事に失敗して、泣き顔になっている人がいたら、どのように接してあげればよいだろうか。それは、相手の気持ちを察しながら、前向きになる勇気が出る言葉を言ってあげることかな。

例えば・・・
「でも、頑張っていたよね。失敗してもそれだけやれるのは素晴らしいよ」
「失敗することは誰でもあるよ。繰り返さないようにすればいいだけだよ」
「見込みがあるから、厳しく言ってくれるんだよ。期待されているんだね」

本人は「誰もわかってもらえない」という気持ちを抱えている。「私はあなたの味方だよ」という思いを込めて、声を掛けてあげてください。そうすると、その方も、徐々に明るい気持ちになってくるはず。気持ちがあれば、その気持ちは通じる。


涙君さようなら

2011-02-10 | 雑談
悲しいときに出てくる涙もあれば、嬉し涙もある。この涙、実は、自律神経と大きな関係があるらしい。涙にはさまざまな種類があるが、喜怒哀楽で流れる涙を「感情の涙」といい、その感情によって、涙の成分や味、量が異なる。

たとえば、悔しいときや怒ったとき。こんなときは感情が昂ぶり、落ち着かない気分になっているはず。こうした感情のときに流れる涙は、心身を緊張させる神経「交感神経」が刺激されることによって分泌される。そして、ふりしぼられるように出るため、量が少なめで、ナトリウムを多く含んでいる。したがって、しょっぱい味がする。

反対に、うれし涙や悲しい涙。こんな気分を感じるときはとてもリラックスした状態だ。こうした涙は、心身をリラックスさせる神経「副交感神経」が刺激されることによって分泌される。ふいてもふいてもとめどなく流れ、涙の量が多い。味は水っぽくて薄口。また脂肪分が少なく、カリウムが多めだ。

一度涙を流したときに、舐めて確かめてみませんか。私の場合は、涙は舐めない。舐めるのは、酒だけ。笑

あなたはプロですか

2011-02-09 | 経営の気づき
「貴方はその道のプロですか」と問われたら、どのように応えるだろうか。それぞれの仕事がある中で、胸をはって「私はプロです」と言いたいものだ。

例えば、靴屋さん。靴屋さんのプロであれば、靴底の減り具合、その形を見て、履き主の病気が見分けられるという。普通は、歩くとき、かがと・小指・親指の順で土地に着く。したがって、靴底は、外側が削れているのが普通らしい。しかし、反対に内側が削れていると、足が悪いとか。

その道のプロが見れば、色々と分かるんだね。

愛媛マラソン

2011-02-08 | 雑談
娘婿が愛媛マラソンに初出場した。まさか、彼が完走すると思わなかったが、まさかの完走である。しかも5時間で完走したので、時間切れ1時間前の余裕の完走であった。

彼とは、昨年、「10キロ体重を減量したら1万円の小遣いを上げる」と約束して、1万円巻き上げられた。その苦い経験を思い出すまでもなく、今回は、「マラソンの経験のない彼の完走」で賭けをすることさえ思いつかなかった。もし賭けをしていたら、また巻き上げられたことになる。くわばらくわばら。

楽しいかな わがまま人生

2011-02-07 | 経営の気づき
私が日ごろどのように考えて仕事に取り組んでいるか、私の三つの取り組みをご紹介しよう。

「仕事のバランスシート」
毎日の仕事を振り返ってみると、それぞれ、黒字の仕事と赤字の仕事がある。赤字の仕事は、年に一回あるかないかの頻度だから、そんなには気にならない。しかし、お客様に対して、貢献したかどうかと言う観点から、バランスシートが気になる。
クライアントに対して、請求金額以上の貢献価値をもたらした場合は、言わば、心情的に「貸し」になる。したがって、資産勘定に、請求金額を上回る貢献価値を記載できる。一方、私の業務の成果が報われず、請求金額以下の価値しか出せなかった場合は、「借り」になる。したがって、負債勘定にその金額を記載し、次回の仕事時には、その借りを返すように頑張る。
いつもは、そのようなことを一々気にしないし、計算しない。しかし、心のそこで何となく考えている自分がいる。

「幼児に学べ」
我々は、幼い時、純真無垢な心を持っていた。大人の場合は、欲しいものを次から次に並べるのと異なり、幼児は、いま必要なもの以外を欲しがらない。大人は、自分に必要な物の10倍100倍を平気で求める。
したがって、難しい問題に出会った時、答えの見つけ方として、子供ならどのように取り組むかと考えるのも一つの手である。例えば、顧問先の競争相手から自分に業務の依頼があったとしよう。顧問料も相当に上がるという。果たして、恩義のある今の会社を辞めるか否か、迷うところである。
子供であれば、どちらの仕事が好きか、どちらの社長が好きか、こんな簡単な基準で選択するであろう。好きかどうかは、非常に単純な物差しだが、案外見逃せない基準である。先ずは、欲望の物差しではなく、純真無垢な心で考えることが必要である。

「私の受注基準」
私は営業活動をほとんどしていない。次から次に来るオファーを待っているのが実情だ。本来は、提案営業を仕掛けるべきだが、最近は、億劫になってきた。
しかし、依頼された仕事を全て受けるわけではない。私なりの受注引き受け基準を設定している。第一の基準は、楽しい仕事かどうか。第二の基準は、儲かるか否か。儲かるとしても、楽しくない仕事は受けない。一方、楽しければ、儲からなくても、損をしても引き受ける。とにかく、楽しいかどうかが、私の最大のチェック基準である。
先日、受注した仕事は、少し儲けるかなと思って、引き受けさせてもらった。しかし、仕事を進めていくほどに、楽しくないことが分かってきた。国の仕事を某コンサル会社が受けて、その下請けに入ったのだ。今まで、下請けの仕事は引き受けたことが無い。初めての下請けである。
その会社は、公共的な仕事が多いようだが、会社に勤務するコンサルも、まさに公務員だ。その固さにおいては、公務員以上かもしれない。そのような頭の固い人と組むのは、楽しくない。したがって、この会社と組むことは、今後、絶対にしない。楽しくなくては、仕事とは言えないから。


拝啓笑顔殿 2

2011-02-06 | 人生の気づき
笑うことはガン予防につながるが、同じ笑顔でも心から出た笑顔でないと、逆に免疫力を下げてガンを発生させやすくなる。したがって、笑顔のつくり方は、くれぐれも間違えないようにしたい。

心からの笑顔を本当につくれるのは、自分らしく生き、心が豊かになれたとき。作り笑顔は、まだ豊かでない自分の心を何となく自覚している時だ。本物の笑顔を作るために、私もあと10年修業が必要だろう。

その点、写真左手前の父は、晩年、素敵な笑顔をしていた。

拝啓笑顔殿

2011-02-05 | 人生の気づき
人間は、いつ笑顔が必要だろうか。楽しいときに自然に出てくる笑顔。しかし、つらいとき、苦しいとき、クレームを言うとき、そのようなときにこそ、意識した笑顔が必要だ。

ほんの少しでもいいから笑顔を作れば、心は軽くなる。本来は、心が軽いから笑顔が出るのだが、反対に、行動や態度から入ると心も変わってくる。悲しいときにこそ笑顔を作れば、楽しいときのあの心地良さが思い出される。

拝啓笑顔殿。


スペイン満載

2011-02-04 | 雑談
スペインのお酒が、松山では他のどの店よりも多いという、スペイン満載の店を発見した。勿論、料理はスペイン料理だが、お酒も色々ある。そして、出してもらったお酒が、マ○○○○ワイン。ワインというよりも、紹興酒に近い。これがワインだというから驚きだ。

何しろ、三次会で訪れた店だから、記憶力が鈍っている。何て言ったっけ。マラデインワイン? 店の名前は、ricarica。

心の免疫力

2011-02-03 | 失敗の気づき
加齢とともに、多くの力が弱ってくる。例えば、加齢とともに基礎代謝は減るから、食べる量を若い頃に比べると減らさなければならない。あるいは、体の免疫力も落ちてくる。しかし、案外と見過ごされるのが、心の免疫力の低下だ。

若いときは、自分の心を痛めないために、成功の期待をわざと緩めて失敗のショックを小さくしたりするなど、心の免疫が働いていた。しかし、加齢とともに、心の免疫力も落ちてくる。したがって、何らかの工夫が必要だ。

その一つが、競争しない、あるいは、大きな欲を持たないことだ。そうすると、失敗も少なく落ち込むことも減る。何事も備えが肝要だ。残念ながら、私はまだ競争心が旺盛だ。したがって、そろそろ競争心を抑えようと思っている。

ものも言い様

2011-02-02 | 雑談
ある会にて、決議事項を実行するために、役割分担を行った。即ち、それぞれの訪問先ごとに担当者を決め、行き先に出向いて、我々の要望を言葉にて説明してもらう。文書の依頼では行き違いが生じる恐れがあるため、実際に出向いて、顔を見ながら反応を見ながら、臨機応変に対応せんがためだ。

しかし、そこまで気配りしていながら、行き違いが生じてしまった。早速、私がフォローの為に先方に出向き、私が再度説明しなおした。すると、なんの問題もなく受け入れてもらった。ものも言い様だ。こちらの描いたストーリーにて話していても、相手様の顔色に変化が現れれば、そのときにとっさの判断にて、場合によって話の筋を変えなければならない。時によっては、最初の趣旨を違えて話さざるを得ない時もある。

このとっさの判断と対応の素早い変更ができなかったために、私の前に説明に行った人は、問題を起こした。まさか、折衝の要領まで教えなければならないとは思わなかった。そこそこの経験もあり、難しい仕事をこなしている人なので、大丈夫と思ったのが間違いだ。

果たして、会の運営をフォローしてもらう人が出てくるのは、いつのことになるのか。早く右腕が欲しいものだ。

二の挑戦

2011-02-01 | 私流
一月は、表題に全て「一」を付けてみた。最初は苦にならなかったが、中旬あたりから苦しみ始め、下旬は地獄に近い苦しみようだった。しかし、やり終えてみると、くだらない自分流の勝手なテーマではあったが、達成感のようなものが味わえた。

人生においても経営においても、何事であれ、自分に課するテーマを与えることが重要と思われる。人から与えられるテーマだけでは、人間としての成長がない。今の自分にあったテーマは何か、何を磨かなければならないかを自問自答しながら、励む。これが自己成長に繋がるのであろう。

・・・と、今回の課題設定に意味を感じながらも、二月は「二」の表題をつけることに挑戦しない。一度トライして成功したことは、もう興味半減である。何か新しいテーマを探してみよう。