東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

補助金は要らない

2010-09-14 | 私流
エコカーの補助金が終わった。これで、自動車業界も寒い冬に突入する。要するに、補助金は、需要開拓ではなく、消費の前倒しに貢献しただけなのだ。したがって、実質的効用は、非常に小さい。

私は、全てにおいて補助金制度は無用だと考えている。補助金があるから自立心が乏しくなり、行政の人件費も膨らむ。補助金制度を全くなくすると、それだけでも公務員の減員が可能だ。私は、その補助金の幾つかの審査委員をしているが、その審査員に対しても、僅かではあるが、謝金を支払わなければならない。無駄な付随費用が、随所に発生する。

全ては自然に任せるべきだ。弱い事業者は消えていってよい。本来、経営者に向かない者が経営に従事することは無理である。したがって、彼らは、従業員に回っていくしかない。その自然の流れによって、事業所数が減り、強い事業所が残るから、効率的な経営が広まってくる。補助金を設けて、弱い事業所を救う必要はない。流れのままに任せることによって、自然と社会は整ってくる。

こんな考え方の私だから、私自身も、補助金を活用しない。私が今進めている社員教育事業も、全く新しい観点なので、申請すれば補助金は交付される。しかし、必要ない。自力で実行すべきである。(何故、写真の本が掲載されているか、白州次郎のファンであれば、お分かり頂けると思う)


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