東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
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一生を左右する名前

2015-03-29 | 雑談
最近の子供の名前は、読み方が分からないなど特徴的なものが多い感じがします。昔は、感じの持つ意味を調べながら名前を決めたものですが、最近は格好良いかどうかの比重が高いのでしょうか。

しかし、米国で行われた研究によると、名前は子どもの将来を大きく左右するそうです。親の考えだけで名前を付けると、子どもが後で困ることも。その理由がなぜなのか、海外のニュース誌『TIME』に掲載された記事を参考にご紹介しました。

米国ノースウェスタン大学の経済学・教育学教授が行った研究によると、子どもの名前はやはり、性格形成や学校、就職など人生の大事な場面において、大きな影響を及ぼすそうです。研究で使われたのは英語名ですが、ユニークな名前やスペリング(日本では漢字)が流行していることは日本も米国も同じ。

「他の人と同じ名前はありきたりでイヤ」と、簡単に読めない名前を付ける親は米国にも大勢います。研究結果によると、発音や綴りが“伝統的でない名前”は、中流以上の家庭ではほとんど見られず、経済的なステータスが低い家庭でよく見られるとか。

さらに米連邦政府の教育機関による調査では、学校で教師に差別的な扱いを受ける可能性がより高いほか、テストスコアが低い割合も高くなるそうです。この結果、就職時などに特別視されたり、不利になったりすることも考えられそうです。

珍しすぎる名前は子ども同士でも呼びにくく、本人にも書きづらいことがあるかもしれません。その結果、からかわれたり、いじめを受けたりする可能性も捨て切れません。