東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

気遣いを気づいて頂く

2014-11-08 | 経営の気づき
接客のプロは、お客様に接するたびにそのお客様を虜にしてしまいます。その隠れたテクニックは何かと言えば、自分の気遣いを気づいて頂くということでしょうか。昔は不言実行が尊ばれましたが、現代の商売は、度の過ぎない有言実行が必要かもしれません。それは気遣いの度合いを深めることによって、感度の高い人には、何となくその気配りを気づいて頂くという程度です。

その時は気づかなくても、何となくその時の様子を覚えている程度でよろしいと思います。例えば、飲食店で料理が出されるとき、料理を出したのちにその手を1秒程度添えて、ゆっくりと手を引くだけで、料理ヘの気遣いを感じるものです。あるいは、食器を下げるときのアクションも、食器を取るために手を差し出すときは、お客様が驚かれないように少しゆっくり。しかし、手を引くときは機敏にひきます。

心を込めて作業すれば、その気遣いは何となく分かります。