東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
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クラシック音楽の楽しみ方

2012-02-18 | 人生の気づき
ラジオで知った感動的な話をご紹介する。場所はフランス。クラシック音楽の好きな一市民が、もっとクラシック・ファンを増やそうと、音楽祭を企画した。クラシックは、一部のマニアックな人にだけ愛されるのはもったいないとの考え方があったようだ。

行政も説得しながら立ち上げた音楽祭だが、何年も続けた結果、最近の規模はでっかくなった。世界の著名な音楽家1,400人を集めて、4日間、街の色々な場所で音楽会を開く。しかし、たくさんの会場と楽曲が用意されているため、一つの演奏は40分程度の短いものだとか。

ラジオでの紹介者が中でも感激したシーンは、会場で放映されるアニメに合わせて、クラシック音楽が流れる場面だ。多分、曲に合わせて、アニメを後作りしたのであろうが、悲鳴に近いような歓声まで上がり、会場はあまりの素晴らしさに騒然となったようだ。

当初若かった一市民の企画者は、いまは中年になったそうだが、財力も知名度も何もない一市民が、よくもこのような企画を思いつき、しかも実現化したものだ。人間は、情熱さえあれば、何でも出来るということか。「好き」「情熱」「継続」この三つの力は大切にしないといけないね。

(写真は、私の愛用のサックスだが、いままで誰一人として、大きく感動させたことはない)