東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

問題人間

2012-02-14 | 経営の気づき
ビジネスマンの中から問題のある人を探すとすれば、私であれば、次の人になる。

問題が生じているにもかかわらず見て見ぬふりをする、事なかれ主義の人。即ち、「事を荒立てるんじゃない。お前さえ黙っていればみんな平和に過ごせるんだから。だから規律を乱さず静かにしていろ」と心で念じつつ知らぬ顔をして、時の経つのをじっと待つ人である。

解決しなければならない問題があるにもかかわらず、その問題に答えを出すのを先延ばししてしまう、問題先送り主義の人。「答えを出すのは難しいし面倒くさいから、まあやり過ごせるうちはやり過ごすか。問題が大問題となり、大問題が死活問題へと発展した時は改めて考えることにしよう」という考え方の人だ。

最後は、今までの流れのまま何も変更せずにやり過ごしてしまおうという考え方、前例踏襲主義の人。「新たに改革するのは面倒である。またなぜそうするのかを説明するのも大変だ。それならば前例がないで突っぱねろ」という考え方の人である。

一見、これらのタイプは別タイプかに見えるが、根は一緒である。したがって、一つの癖が発見されれば、別の二つの癖もあると見た方がよい。したがって、このような人とは用心して付き合わなければならない。というか、出来れば付き合いたくない人である。