花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり外国は見合わせている。

八重山諸島の旅 (4)

2009年01月27日 | 「国内旅行」八重山諸島・四国周遊
[西表島観光]
①水牛車で由布島へ
船は西表島の南部に位置する大原港に着いた。そこからバスで西側の美原に行き、水深10cm程の浅瀬の400m向こうに浮かぶ小島、由布島に水牛車でのんびりと渡った。時間も行路も牛次第。
ここでも御者が三線の調べに乗せて披露する島歌に、客も合わせて歌った。
何と牛車の天井には幾つかの歌の歌詞が貼り付けてあって、客も歌えるようにしてあった。(写真の背景は西表島)

 

由布島のレストランで民族色豊かな昼食を採った。その後、小さな島を散策した。
島には、照りつける日差しで体温が上がっても汗腺が無い水牛のために、水中に入って休ませ体温を下げる池が作られていて、仕事を終えた牛が入れられていた。

帰りは、少し潮が満ちて来て水深15cm程になっていた。潮が最高の時は、海水が膝位の高さになるのだという。
私たちが乗った牛車の水牛は、まだ小さい牛らしく(3歳から車を退くのだという)なかなか真っ直ぐには歩けないし、ゆっくりなので一番遅れて向こう岸に着いたが、その内経験を積んで立派な引き手となって行くことだろう。その牛車でも島歌を聞くことができた。

②由布島植物園

 

昼食後、レストランの裏手に広がる植物園を散策したのだが、小さな由布島全体がまるで植物園のようになっていた。
西表山猫の実物には会えなかったが、散策の途中、木彫りの山猫が出迎えてくれた。(写真上)
また西表島では、あちこちの道路で、「西表山猫に注意!」という絵入りの立て札が立ててあるのを見た。

③仲間川クルーズ
西表島は、沖縄県で唯一、国立公園に指定された島で、奥深い密林には天然記念物の動物が色々生息しているという。
川船に乗って仲間川上流へ向った。
広い川幅の両岸に、独特の鬱蒼としたマングローブ林が続いている。
上流で船を下りて、川岸のジャングルに少し入った所に見たことも無い植物が生えていた。
「サキシマスオウ」の木だという。
発達した大きな板根が本当に素晴らしい。亜熱帯、熱帯地方に見られる木だと言う。
入り口の看板には、この木が樹齢400年、樹高18m、幹周り345cmとあり、昔、板根は船の櫂などに利用されたと説明されていた。

  

クルーズの帰りに、川で遊ぶ黒い数羽の鵜を見かけた。北海道では見かけない鳥なので、野生の鵜は珍しかった。
 
コメント
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