goo blog サービス終了のお知らせ 

我想一個人映画美的blog

新作映画レビュー&温泉&ゴシップ+コスメ+旅行記&日記。
blog開設から今年20年!ありがとうございます✨

THE ACCOUNTANT/ザ・コンサルタント

2016-12-06 23:58:50 | 劇場&試写★5

 

 

日本公開は来年1月21日に決定。

先日のNYで一番楽しみで観てきたベン主演の新作

 

今回の滞在先であるチェルシー地区にある、徒歩3、4分で行ける劇場で

夜の11時半からの上映で、シャワーして髪も乾いてないまんま観に行った。笑

散々あちこち歩き回った1日の最後、終わるのは夜中の1時だったから

そりゃ大変、そんな状態の上、全編難易度高い専門用語的な英語だし、話も暗いし席はふかふかだしで(言い訳)

というか、せっかくベンとアナケンドリックなのにつまんない。

半分くらい寝ちゃったかも。かなり何度も落ちてた 

ので、今回は大まかな内容とキャストのみ。

 

しかし原題は「The Accountant」(会計士)なのに邦題は「ザ・コンサルタント」(会計コンサルタントってことか)

 

監督はギャビン・オーコナーで、最近ではナタリー・ポートマンの「ジェーン」や

ジョエル・エドガートンとトム・ハーディの「ウォーリアー」を撮った人。

 

町のしがない会計コンサルタント、ウルフに舞い込んだ、大企業からの財務調査依頼。

彼は重大な不正を見つけるが、なぜか依頼は一方的に打ち切られる。

その日から、何者かに命を狙われることに。彼は実は、“裏社会の掃除屋”だったのだ

 

 

ベン・アフレック演じるのはクリスチャン・ウルフ。

会計士で、裏の顔は腕ききスナイパー。自閉症で、完璧主義者で、天才的頭脳を持ち、年収1000万ドルの男。

世界中の犯罪者たちの会計士務めるという裏の顔も。

 

 

弟には、「ウォーキング・デッド」シリーズ1〜3でショーン役で出演し

ウルフ・オブ・ウォールストリート」「フューリー」など幾つかの映画にも出演のジョン・バーンサル。

この弟が実は一癖も二癖もあり。

 

 

 

クリスチャン・ウルフの正体を暴こうとする財務省のレイ・キングにはJ,Kシモンズ

メディナという女性を使ってクリスの正体を暴こうとする。

アナ・ケンドリック演じるメディナは分析官。

 

 田舎町のしがない会計士クリスチャン・ウルフに舞い込んだ、大企業からの財務調査依頼。彼は重大な不正を見つけるが、なぜか依頼は一方的に打ち切られる。その日から、何者かに命を狙われるウルフ。実は彼は、世界中の危険人物の裏帳簿を仕切る裏社会の掃除屋でもあったのだ・・・。年収10億円、天才的頭脳を持ち、最強のファイターでもあり、命中率100%のスナイパー。本籍・本名・私生活、そのすべてが謎に包まれた会計士が、アメリカ政府、マフィア、一流企業に追われてまで危険な仕事に手を出す本当の理由とは?

 

 

 

最後の方はさすがに覚えてるんだけど、なんだかおかしな展開になってたなー

日本では来月公開なのでまた観るつもり

ま、疲れと退屈で 寝たというわたしにはあまりないことになってしまったけど

一応評価は低め。公開して再観したら上がるかなぁ??

 

 

5/10(50点)

 

⭐︎追記⭐︎  2017年、日本公開で早速見てきたけどやっぱりあんまり面白くなかった。

評価は同じ点数で。ドンパチの展開とか退屈。

 

 

 公式サイト

THE ACCOUNTANT              2016年    アメリカ      128min

2017年 1月21日ロードショー

 

 

 

ロンドンプレミアにて

 

 

 

 

 


ジャック・リーチャー NEVER GO BACK/JACK REACHER NEVER GO BACK

2016-11-12 01:04:35 | 劇場&試写★5

 

2013年に日本公開した、トム主演の「アウトロー」(原題、ジャック・リーチャー)の続編。

 

 NY行った時やってたけど、多分専門用語で難しい系だと思い、あまり惹かれなかったしで見送ったけど正解。

いや〜この映画、前作も印象薄すぎて

 内容全く忘れたまま初日に観てきた。

 

英国作家、リー・チャイルドの17册にも及ぶ全米ベストセラー小説が原作のハードボイルドアクション。

と前作では書いてた。本作は出版されたのは2013年と3年前なので最近だけど、このシリーズ 話は古臭い。

監督したのは「ラスト・サムライ」でトムちんと組んだエドワード・ズウィック。

 

トムは不死身でなんでもできるジャック・リーチャー元少佐。

 

前作のヒロインはロザムンド・パイクだったけど

今回、「アベンジャーズ」シリーズではマリア・ヒルを演じるコビー・スナルダーズ。

スーザン・ターナー少佐。

華もなくなんかパッとしない。

 

 

 

 

 

トムが守ることになる娘にはダニカ・ヤロシュ。

パトリシア・アークエットの娘かと思った。似てる

 

 

 

 

5/10(50点)

 

 

面白かったのは予告編にもなっている冒頭シーン。

というピークを先に見せてるパターン。

内容は前作忘れて見ても全く問題ないし、前作同様、感想とくにないって感じで

途中、追って、逃げてばかりの連続シーンでダラダラと見せ場もなく中だるみすぎ。

トムはいつもの感じで、この歳でもアクション頑張ってますだし、

いつも最近は変わり映えのないキャラクターで少々飽きてきた。

このジャック・リーチャーシリーズのファンとかならいいかもだけど

内容的にも、古臭いというか昔から良くある感じの作品でもの足りなさすぎ。

突っ込みどころも多く、飛行機に乗る際に誰かにわざとぶつかって航空券とパスポート盗み、

全然違う顔なのに簡単にパスしてたり(指紋認証あるだろうし)

機内の中でも敵の携帯奪ったらそのまま使えちゃう(普通パスワードないと見れないようにしてるだろう)

とか、素人の私すら突っ込みたくなるようなことが適当すぎる。

面白いシーンは特にないし、しばらくしたらまた忘れそうだな、この内容じゃ。

(※こういう犯罪アクション、そろそろ食傷気味で余計厳しくなってるかも。)

もしまだこのシリーズあったら次はパスだな〜。

 

変装して脱出したり。

 

戦うか、逃げてばっか。たまに、追います。

まあ、アクションだしね。

そして、娘かもと思える女の子との絆をちょこっと描き。(古い)

 

少ないキャストなのに女性キャストも魅力感じない。

トムちんはそろそろまた全然違う感じのキャラやってほしいな。

ベン・スティラー監督作の「トロピックサンダーでやったみたいなおバカなのとかコメディに出てほしいな。

 

 

ターナー少佐は、リーチャーがかつて所属していた陸軍内部調査部の軍人。彼女は、身に覚えのない国家への反逆行為の罪で逮捕される。リーチャーは、ターナーを脱獄させ、巨大な政府の陰謀の裏に隠された真実を暴き、彼女の身の潔白を証明しなければならない。彼らは逃亡犯として捜査網をすり抜け、重大な秘密を知ることになる──。

 

公式サイト

JACK REACHER: NEVER GO BACK     2016年   アメリカ     128min

11月11日より、公開中〜

   

 

 


 

 トム、22回目の来日。

トム・クルーズ、来日の楽しみを告白 「とにかく東京が大好き」 映画「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」来日記者会見3

 

本作の監督で「ラスト・サムライ」の監督でもあるエドワード・ズウィック&「ラスト・サムライ」で当時子役だった池松壮亮くんと。

 

 


デスノート Light up the NEW world

2016-11-09 00:05:54 | 劇場&試写★5

 

大場つぐみと小畑健による大人気マンガを実写映画化した2006年の「デスノート」2部作の続編。

監督は「GANTZ」「図書館戦争」シリーズ、「アイアムアヒーロー」の佐藤信介。

 

 

帰国後すぐ公開だったので、早速初日に観てきた。ちなみにコミック版は大好きで10年前の映画版も結構好き。

up予定のがいっぱいあるので、サクッとレビューで。

 

前回の“キラ”と“L”の対決から10年後を舞台に、死神により地上にもたらされた6冊のデスノートを巡って繰り広げられる

キラとLそれぞれの後継者たちによる壮絶なデスノート争奪戦!!


東出昌大(三島創)

池松壮亮(竜崎)

菅田将暉(紫苑優輝)

川栄李奈(青井さくら)

戸田恵梨香(弥海砂(ミサミサ))


松山ケンイチ(L・竜崎)パソコンの中だけ。

藤原竜也(夜神月)パソコンの中と回想シーン。

船越英一郎(御厨賢一)


中村獅童(リューク)、松坂桃李(ベポ)、沢城みゆき(アーマ)



5/10(58点)


キラが登場してから10年という割には、対策本部も対策らしいことされてないし色々と抜けが目立つ。

なんとかうまいこと話はこれまでのものにこじつけたなという感じがあるけど、

ただのデスノートの奪い合いだけで、ミサミサは八神月を想って今も抜け殻みたいだったし、(そしてあんな哀しい結末を迎える)

キラの後継者とか言いながら、威勢が良くて怖いものなしだったのは最初だけで最後の方はあっさりだったり。

菅田将暉くん良かったけどね。何やらせてもうまいね。

退屈なレベルではなかったし、観て損ってほどではなかったので映画としてはまぁまぁ。

内容はなんとか原作レベルまでとは言わないけどもう少し面白くはできなかったのかなーとは思う。

CGは良くできてて、「デスノート」の世界観そのままに楽しむことができたけど。


キラとLという2人の天才の対決から10年。警視庁には、夜神総一郎が立ち上げた<デスノート対策本部>が今も存続していた。すでに亡くなった総一郎に代わり、キラ事件に精通する“デスノートオタク”の三島が特別チームを率いてノートの謎を追い続けていた。やがて本部にLの後継者である世界的名探偵・竜崎が加わり、地上に6冊のデスノートがバラまかれたことが判明する。6冊すべてを回収してデスノートを封印しようとする三島。そんな彼の前に、キラを“神”と崇め、その復活を目論むサイバーテロリスト・紫苑がたちはだかる。こうして、キラの復活を望む者と、それを阻止する者たちによる究極の争奪戦が始まるのだったが…。


映像    ◉

脚本    ▲

キャスト  ⭕️



 公式サイト 





人間の値打ち/ IL CAPITALE UMANO/HUMAN CAPITAL

2016-10-21 00:47:54 | 劇場&試写★5

 

 

イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で、作品賞を含む7冠を獲得!

アメリカの原作本をもとに、映画化。

 

ということで、予告編も観ずに、今月一番期待だった1本だったんだけど、、、、。さて。

監督は「見わたすかぎり人生」のパオロ・ヴィルズィ。

 

ひとつのひき逃げ事件をきっかけに、登場人物たちの秘められた利己的な振る舞いが露わになっていく。

お金持ちと彼らに群がる人々。

そこで生まれる欲望と打算の人間模様を描き出した群像ドラマ。

 

 

5/10(58点)

 

 

観た感想としては、「思ってたよりふつう」

 

ある夜、起こったひき逃げ事故。

様々な人間の日常が描かれる中、過去の映像によってだんだんと見えてくる事故の当事者とそのつながり。

登場人物が入れ替わり、視点を変えながら、またはそれぞれの人物らは経済的余裕、格差がある

富裕層、中流層、貧困層の三家族の暮らしと欲望を描きながら、事故がなぜ誰によって起きてしまったのか真相を明らかにする。

それによる人間としての保障、人間としての価値とは。というところを描く。

映画としては手法も、見せ方の演出も脚本も目新しい感じがしないし

淡々と何が起こるわけでもなく進む前半は特に眠気もした。

やっぱり思い出すのはタランティーノの時間軸ずらしで見せるような部分と、

アスガー・ファルハディ監督の「別離(←こっちの方がずっと面白い)にどこか似た感じも。

今更というか、賞を取るほどの映画か〜?って正直思ってしまったな。

テーマは違うけど。

こちらは、いかにお金というものが人生で左右していくか。


まぁありがちなんだけど、富豪の婦人はどこか何か虚しく感じていて不倫に走ったり、

そこをまた軽蔑している息子。この構図ってよく見るようなパターン。だけど

主演の富豪婦人を演じたヴァレリア・ブルーニ・テデスキがいい感じで印象的。


金持ち坊ちゃんは可愛そう。

 

キャスト。

ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ファブリツィオ・ベンティボリオ、

マティルデ・ジョリ、ファブリツィオ・ジフーニ、ヴァレリア・ゴリノ、ルイジ・ロ・カーショ

 

 

クリスマスの近づいた夜、仕事を終えて家路を急いでいた自転車の男が事故に遭う。はねた車は逃げ去り、男は病院に収容される。
半年前。上流階級に憧れる不動産業者のディーノは、娘セレーナのボーイフレンドが投資家ジョヴァンニの息子と知り、丘の上に住む富豪の父親に接近する。リスクの高いファンドを扱っているジョヴァンニはディーノの下心に気づき釘をさすが、ディーノはウソでかためて多額の借金をして儲け話に乗る。
ジョヴァンニの妻カルラは何不自由ない生活を送りながら満たされず、空しい毎日を送っていた。高校生のセレーナはボーイフレンドとの付き合いに迷い始め、継母の勤める病院で出会ったルカに惹かれていく。
ディーノ、カルラ、セレーナ、それぞれの思惑と欲望が、冒頭のひき逃げ事故をきっかけに紐解かれていく

 

 

公式サイト
IL CAPITALE UMANO        2013年   イタリア   109min

 

 

 

 

 


ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ/GENIUS

2016-10-08 23:51:51 | 劇場&試写★5

 

 

名作が生み出された1920年代NYのアメリカ文学黄金期。

ヘミングウェイ、フィッツジェラルドなど数々の著名作家を見出した実在の名編集者マックスウェル・パーキンズ(1884-1947)と、

37歳で短い生涯を閉じた天才作家トマス・ウルフ(1900-1938)

文学に全てをかけた二人の人生と友情を描いた実話。

 

寡黙な編集者パーキンズには、コリン・ファース。

渋い。

 

その妻に、ローラ・リニー。

 

 

自由奔放な作家トマス・ウルフにジュード・ロウ。

ふわっとつけ毛?(ヅラ)と目のクマ&たるみは気にはなったけど

そんなこと差し置いてもジュードの演技自体は良かった。

本当はファスベンダーがやるはずだったとか。

 

 

ウルフを支える愛人アリーンにニコール・キッドマン。

 ちょっとアクが強すぎる。「コールドマウンテン」で過去に共演済み。

 

 

 

「グレート・ギャツビー」の作家F・スコット・フィッツジェラルドにガイ・ピアース。

 

 

ヘミングウェイには、ドミニク・ウェスト。

 

 

監督はトニー賞を受賞した演出家、マイケル・グランデージ。 

脚本には、「グラディエーター」「タイムマシンン」「アビエイター」「ヒューゴの不思議な発明」「007 スカイフォール」など

数々の脚本を手掛ける、ジョン・ローガン。

 

原作 A・スコット・バーグ『名編集者パーキンズ』(草思社刊)

 

 

1920年代ニューヨーク、「老人と海」「グレート・ギャツビー」などの名作を手がけた編集者パーキンズ。ある日彼の元に無名の作家トマス・ウルフの原稿が持ち込まれる。彼の才能を見抜いたパーキンズは、感情のままにペンを走らせ、際限なく文章を生み出すウルフを父親のように支え、処女作「天使よ故郷を見よ」をベストセラーに導く。そして更なる大作に取りかかるふたりは昼夜を問わず執筆に没頭。パーキンズは家庭を犠牲にし、ウルフの愛人アリーンはふたりの関係に嫉妬し胸を焦がす。やがて第二作が完成。ウルフは「この本をパーキンズに捧げる」と献辞を付け足し、ヨーロッパへ旅立ってしまう―。

 

個人的な話をすると、今年、映画監督をしている弟が小説家デビューをしたわけだけれど、

初稿の段階でほとんど直しがなかったそうで、それはやっぱり自分の表現がそのままということで

伝えたいニュアンスもそのまま活かされるのはありがたいこと。(とわたしは勝手に思った)

という一方で

かなり直しを入れないと出版できない場合もあると聞く。

編集者も大変だ。

 

5/10(52点)

 

 

ネタバレあり。

つまらなそうだなーとは思ったけどやっぱりつまらなかった。

脚本がつまらない!と思ったけど結構この人のいろいろ観てて、

個人的には好みが極端だなー。

キャストはみんないいんだけど、これはもうジュードとしての印象強すぎな私には目線で見てしまって

どうにも天才作家に思えないのは仕方ない、、、

 

作家と編集者は、相互の信頼関係で成り立つ。

 

 

世に作品を送り出す前に、編集者が入念にチェック。

家族との時間を犠牲にするほどのめり込みんで、

トマスの膨大な原稿のうち300ページ分を削除する共同作業に取りかかるパーキンズ。

作家によっては多くの部分で書き直しさせられたり、ほとんど直しなく完璧なする人ももちろんいる。

表現はその人特有のものだから、どこまで直すのかは難しいと思う。

この場合、大作になりすぎた膨大な本を、削って、削ることでまとまりが出て1冊の本として

作家としての功績をあげることになるのだから、ともに本を作り上げていく。というイメージ。

その共同作業としての面白さというのがあまり感じず。

フィッツジェラルドと、精神が弱っている妻ゼルダを連れてパーキンスの家に久しぶりに訪れたシーン。

泥酔したトマスが失礼な暴言でこき下ろすというくだりが興味深かったけど

あとは薬を飲んでご飯した後ってせいもあるかもだけど、前半特に眠気がきちゃった

 

編集者と作家との絆、、、、ラストはあっさり。泣かせるシーンで終わるのだけど

手紙の文面は感動的だったけど、

死んだのが、書いたのがジュードというのがどうも逆に泣けなかった。(そりゃ仕方ないわ)

イギリス映画があまり好きではないからかな。

フィッツジェラルドにヘミングウェイ、トマス・ウルフ。この時代の作家たち、そして

マックスウェルパーキングという編集者に興味がある人にはもっと楽しめる作品。

 

しかし、編集者というのは大変だ。

と改めて思う。

 

公式サイト

Genius        2015年    イギリス     104min

10月8日より、公開中〜     

 

 

プレミアにて

ジュード、やや若返ったかな。

 

鼻の下伸びのび

 

あ、旦那も来てた。

 

 

 

 


スーサイド・スクワッド/SUICIDE SQUAD

2016-08-26 23:50:38 | 劇場&試写★5

 

アメコミのド派手な悪党たちが集結

正義の味方が集結したアベンジャーズとは全く正反対、最狂のチームを描く

 

監督は、

フェイクシティ」「エンド・オブ・ウォッチ」「フューリー」など結構ハードなものを撮ってきたデヴィッド・エアー

 

お友達のお誘いでジャパンプレミア行ってきました〜

昔はよくレポしたけど、久しぶりで堪能してきた。

 

 

 

世界崩壊の危機に、政府は、服役中の悪党たちによる特殊部隊“スーサイド・スクワッド”を結成。命令に背いたり、任務に失敗したら、自爆装置が作動する、 まさにスーサイド(自殺)な状況の中、愛するジョーカーのことしか頭にないハーレイ・クインと、正義感も団結力もない寄せ集めの10人の悪党たちは、一体どんな戦いを魅せるのか?

 

上の通り、内容はない。アメコミという感じ。

結構期待してたからね、もうちょっと脚本面白ければよかったのに。

アベンジャーズ」の時はかなり期待しててガッカリだったけど、

こちらは、ウィルとマーゴットが好きだからまぁ普通に楽しめたかなというくらい。

 

 

5/10(55点) 

 

 

ウィル・スミス          デッドショット 

ジャレッド・レト          ジョーカー

マーゴット・ロビー        ハーレイ・クイン 

ジョエル・キナマン         リック・フラッグ大佐

ジェイ・コートニー        キャプテン・ブーメラン

ジェイ・ヘルナンデス       エル・ディアブロ 

アドウェール・アキノエ=アグバエ キラー・クロック

ヴィオラ・デイヴィス         アマンダ・ウォーラー 

スコット・イーストウッド

カーラ・デルヴィーニュ      エンチャントレス

福原かれん            カタナ

アダム・ピーチ           スリップノット

 

 

とにかくハーレクイン演じたマーゴット・ロビーがキュート

しかし、怖いものしらずなだけでそんな大した技ないっていうか悪人ぽくはないな。

この子、ドラマ「パンナム」から海外であっという間にブレイクだったけど

わたしが可愛いと思ったのはレオとの共演の「ウルフ・オブ・ウォールストリート

その後、ウィルとの一度目の共演「フォーカス」や「アバウトタイム」にも出演

年齢が30超えてハーレクイン、ツインテールして頑張ったなーと思ったら普通に26歳だった(驚!!

 通りでお顔にハリあるわ。

 

再共演で息もピッタリ♡

もちろん、ウィルも素敵。悪人やってもいつも絶対、芯からの悪人はやらないウィル。

今回も、娘が弱点の悪人でしたッ。まぁ今回はそんな薄めのキャラだったからいいけど

完全悪役の場合サミュエルのがハマる。

 

ハゲになったって、目が優しいから悪人には見えない。

 

 

こんな怪物までいるのだけど、このキラーロックという怪力男が結構笑かすキャラになってて

誰だと思ったら、アドウェール・アキノエ=アグバエ。

「LOST」で結構かっこいいなーと思ってた人なんだけど

素の顔、これじゃわかんねー 笑  最近「トランボ」にも出てました。

下水道に潜ったりして大して役になってない気がするぞこの人

 

戦う仲間たちとしてはあとは炎を出せるのがいたり、(それって最強じゃない?)

ブーメランの男とか、あとプレミアにも登場した日本人の福原かれんさんがカタナ役。

日本語でちょいちょい独り言話してるけどなんかヘンだったな。

いらないと思ったけどアメコミにもちゃんといるのね。

 

そして、その戦う仲間たちとはつるまない一匹狼的なバットマンのジョーカー。

ウワサ通り、ジャレッド・レトが素晴らしくキャラ作って登場し最高だったのに

なんと15分くらいしか出てないという。もったいなさすぎ、監督、何やってんだ!?

勝手に脚本家がこじつけて二人を恋人同士にしたわけじゃなく、

アメコミの方でも一応?恋人なのね?

二人の出会いは病院。精神科医だった、ハーレクインは彼にメロメロに。

 愛を証明したのであった。

はじけっぷりすごいんだけど、映画としては

どこか物足りなくてイマイチ盛り上がりに欠けたかな。前半の勢いは良かったんだけど、、、

アメコミファンにはお祭り映画として楽しいかもしれないね♪

 

キャラが濃い人は濃いけど、有名じゃないキャストもいるのでなんとなく

他はどうでもいい感じ。(ごめん)

ヴィオラ・デイビスもなんだか地味というか、ただのおばさん的な。

もっと魅力的にできなかったものなのか。

 

 

一番イマイチだったのは敵。

カーラ・デルヴィーニュ演じた、エンチャントレスっていう魔女は

女に乗り移って悪さをしてるのはいいんだけど、人間を変な怪物みたいな

SFの怪獣みたいなのに変えてそれと戦い続けるというのがなんかしらける。

子供向けのテレビ番組みたいで幼稚な感じしちゃった。

アメコミだから仕方ないといえばそれまでだけど。

 

しかし、バットマンがやっぱり登場して、ちゃんとそこはベン(アフレック)が演じてたのはよかった。

エンドロール後にはマスクをとった素顔のバットマン=ベンが出てきたし♡

(これは次へ続く「ジャスティスリーグ」への伏線だね。)

 

ベン・アフレックインタビュー

 

音楽、選曲がかなり良かったのでサントラも聴きたいな。

 

 「スーサイド・スクワッド」 本予告1 日本語字幕付き

 

  公式サイト 

 SUICIDE SQUAD         2016年      アメリカ=カナダ      123min

9月10日より、ロードショー

 

 

 

 

プレミアにて。

じゃれさん控えめ。

目力、健在⭐️

 

 

あれ、いつの間にかロン毛なのね。ベンちゃんとの貴重なツーショット♡

 ベン離婚して一気に老けた

 このセンスは

やっぱりいいということなのか。

 

 

 ※肝心のジャパンプレミアの写真載せるの忘れたので追記。

(撮影可だったのだけど、自分のはあまりない上、遠くて画像悪いけど)

 


 

 

と、こんな感じでした〜    

最後はプロの写真で〆

マーゴットちゃんちょっと太ったな。

 

 


秘密 THE TOP SECRET

2016-08-06 23:58:24 | 劇場&試写★5



「月の子 MOON CHILD」などの清水玲子の人気コミックを実写化したミステリー。

死者の脳に残された過去の記憶を映像化できるスキャナーを駆使する警察の捜査、第九メンバーが、謎の猟奇事件の真相を追う。

監督は「るろうに剣心」シリーズの大友啓史。

「月の子」は友人のスタジオライフの舞台で見てたんだけど、本作は内容知らず

斗真主演てことで観てきた


もう一人の主演は岡田将生くん。

そして、斗真の親友には松坂桃李くん。


被害者の脳をスキャンして生前の記憶を映像化するMRIスキャナーが発明され、迷宮入り事件の捜査は革新的に進化した。

しかしその一方で、被害者や死んだ凶悪犯の脳にコンタクトするため、相手の感情が移行し、犯罪の闇に引きずり込まれるリスクがあった。

この最新鋭の技術を使う警視庁のエリート集団、科学警察研究 所法医第九研究室・通称“第九”が捜査を開始する。

室長の薪剛(斗真)の下に配属された新人捜査官、青木一行(岡田将生)らは、

家族を惨殺した罪で死刑になった男の記憶を映像化するミッションに挑む


原作キャストはこんな感じ。


映画版

栗山千明、大森南朋、椎名桔平、吉川晃司、リリーフランキー、織田梨沙、平山祐介、大倉孝二、ほか。


死者の記憶を映像化し、犯罪捜査を行う科学警察研究所法医第九研究室、通称「第九」。室長・薪剛の指揮により、新人捜査官の青木一行らが、家族惨殺事件で 死刑となった男の記憶を映像化した。しかし、男の脳内映像として映し出されたのは、事件以来行方不明となっていた男の娘・絹子が家族に刃物を振り上げる姿だった。



5/10(59点)



ラストちょこっとネタバレ


吉川晃司のキャラいらないわ。

途中までは結構引き込まれて、意外と面白いじゃないって見てたんだけど

吉川晃司の、変な教祖みたいなキャラが中途半端に出てきて話が削がれた。

人の親切あだで返すとはこのこと。よほど憐れみの施しが頭にきたんだろうけどそれで

たくさん殺して薪に復讐ってなんか動機が納得いかない。

ま、そういう話なのは仕方ないけど。笑

長いコミック無理にまとめるんだから、吉川晃司のキャラは完全不要でしょう。(吉川さんとファンの方ごめん)



原作を読んでないのでおかしいなーとちょこっと調べたら、幾つかのエピソードを

くっつけてまとめた感じになってて、そりゃキャラも中途半端だわと納得。

貞子ならぬ、絹子と云うサイコな少女が出てきて、あまり可愛くない新人の子が不気味に演じてるんだけど

(それはそれですごく良い)

絹子と吉川晃司のつながりも大したことないし(少なくとも大したことには見えない)

その子だけのエピにまとめちゃえば良かったのに、岡田将生の家族の話やら、吉川晃司の演じた殺人鬼の話やら

斗真演じる薪の、亡くなってしまった親友との関係が中途半端に盛り込まれるから

その関連性は薄れるわ、誰に感情持ってったらいいのやらで。

ずっと影のあるカッコつけたキャラの(いやカッコつけてるというか真面目に演じてるんだけど)斗真の

すぐに倒れてしまうところや、いつも首を隠してることなどは後で理由が明かされるだろうと思ってたら

全く最後まで触れず。原作ではここはもちろんきちんと明かされてるらしい。


大森南朋さん演じたこの手荒い刑事は映画オリジナルのキャラらしい。

さすがこういうキャラ、ハマってます。

作品全体の雰囲気も良かったし、キャストも皆良かっただけになんだかちょっともったいない。


後半からは、父親と絹子の関係を暴き、真犯人としてメインになっていき面白くなってくると思いきや

絹子周りの男が次々と死んでいき、最後の盲目の男の子とその愛犬の事件

そして犬の脳内映像から、その映像が最後に映し出されて

それを見せられた岡田将生演じる青木が幸せな気分になり、、、、

よく見るとそこにはまだ幸せそうな、絹子と盲目の少年が犬目線で映っていたというラスト、、、、。


なんだかな〜って感じ。

後半の30分が特にイマイチだった。

途中までは面白かったんだけどな、残念。

でもかっこいい斗真を久々に見れたからわたし的にはまぁ良しとする。 

てことでこの評価。キャストよくても、原作をまとめる力、脚本は重要といういい例でした。



「秘密 THE TOP SECRET」予告篇

 公式サイト

秘密   THE TOP SECRET              2016年   日本     149min

8月6日より、公開中〜





クリーピー 偽りの隣人

2016-07-09 12:26:35 | 劇場&試写★5

 

 

「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です」

 

このキャッチコピーだけですでに観たいという気持ちに駆られた黒沢清監督&脚本のホラーサスペンス。

ちょっと喋った近所の子に、こんなこと言われたら普通、「え?!」ってなるし、

元刑事だったらなおさら流さずにそこもっとすぐに深く考えるよね。

 

 

原作は、第15回日本ミステリー文学大賞新人賞に輝いた前田裕の同名小説。

隣人の恐怖、不気味さをテーマに描かれているのは原作と同じだけど

原作の内容を読んだ限りでは、映画ではけっこう変えてあるみたい。

 

元刑事の犯罪心理学者が挑む未解決の一家失踪事件捜査と、隣に住む不気味で奇妙な家族。

同時進行で描かれていくこの2つの謎が、同じ男に辿り着くのは簡単に想像つく。

高倉を演じるのは、黒沢監督と4度目のタックとなる西島秀俊。

昔劇場で観た、楳図さん原作の「蟲たちの家」の映画化も黒澤清監督と西島秀俊だったな。

(しかし全くダメダメな出来で楳図ファンの間でもがっかり度は高く、わたし評は0点

 

大学で犯罪心理学を教える元刑事の高倉。郊外の一軒家に引っ越し、妻・康子と2人で穏やかな新生活をスタートさせる。ある日彼は、刑事の野上から6年前に 起きた未解決の一家失踪事件の分析を依頼される。事件の鍵を握るのはひとりだけ残された一家の長女・早紀。しかし彼女の当時の記憶は曖昧で、事件の核心に はなかなか近づくことができない。そんな中、高倉と康子は、謎めいた隣人・西野の不可解な言動に次第に振り回され始めるのだったが…。

 

キャスト

高倉の妻は、竹内結子。不気味な隣人、西野は、香川照之。失踪事件の唯一の生き残りの少女は、川口春奈。

 

 

 引っ越したばかりのある夫婦が、遭遇した妙な隣人、西野。

疑惑と不安から、それが確信に変わる時。すでに遅すぎた。

ある秘密へと引きずり込まれていく。

 

 

 5/57点

 

 

 

ツッコミによる、ネタバレあり思ったところ一気に。

 

ツッコミどころが多すぎ〜!

冒頭シーンからすでに、8人も殺した頭のおかしい凶悪犯を部屋で何も拘束しないまま

取り調べしてて、見張りたった一人で逃すとか。

 

元刑事の主人公が、怪しい隣人を調べるのに元刑事の後輩だけ頼って調べるが、

そんなのいくらでも元刑事なんだから他の偉い人にも頼ったり(過去自ら辞めて頼みにくいとかあったとしても)

自分で調べるくらいのことはしないか?(わたしなら元刑事じゃなくても独自で勝手になんとか調べる)

優しい雰囲気の西島さん。

妻はこんな風に言われたーと夫に言うでしょ、普通。

夫婦で隣人のこと話合わなすぎ。あんな怪しすぎなのに 笑

それにそんなに我慢して夫との関係に不満あったようには見えないんですけど

 

いや〜、こんな怪しい奴、家に呼ばない呼ばない。(話が進まないから仕方ないが)

 

突然「あの人、父じゃありません」なんて言われたら、そのあと、あーびっくりしたとか言ってる場合か!

あんな男なんだから、やっぱり?と思ってそこ突き詰めろ!とか

娘も、監禁されてるわけでもなく普通に学校とか行ってるんだし、

両親があんなことになってたらいろいろ男をどうにかする隙があるだろう、とか

(いくらでも警察に言って調べてもらえる。)

警察回りもバカすぎて無能すぎて、どんだけ犯人見過ごしてるんだとか頭悪いにもほどがある。

第一、普通一人で犯人の家に入っていかないし(主人公の高倉にしろ、調べに行った後輩、野上にしろベテラン刑事にしろ)

そもそも、最初からあんなこと言われて失礼&怪しい男なのに普通関わらないようにするだろう!とか

(それだと話が進まないから最初からあんな怪しい男として描かなければいい)

どんどん自ら近寄って、シチューを家に持ってったり「昨夜作ったのが余ったので」って失礼な言い方普通しないし

(「たくさん作ったので」ならわかるけど)

(後輩も結構マヌケ)

過去の事件で一人残された長女と接見し話を聞くも

結局そのキャラも高倉が暴行的に無理やり押しかけて真相を知りたい欲求のために、無理に話を聞き出そうとしたり

長女のおばあちゃんを突き飛ばしたりすることで「人としての心を持ってない」と非難されてそれでフェードアウトだし

何人も殺して同じ手口で袋で密封して遺棄してる男を最後までいくらでも狙えるチャンスがある、

娘が母親をあそこで殺しの手伝いが簡単にできるわけないし、泣いてもいなかったのも不自然すぎ。

高倉の妻、康子は道で隣人男に「旦那と僕とどっちが魅力的ですか?」と訊くが、そりゃ旦那に決まってるだろ!とか

1回注射しただけでフヌケになるあの薬どんだけ?どこで手に入れてんだ?

あの薬(注射)なければただの男じゃないの?(キチガイだけど)

とにかくもう、本当にどこを取ってもツッコミ入れたくなるシーンのオンパレードで

前半、西野の正体がはっきりと部屋で明らかになる前まではツッコミながらも面白く見てたけど

呆れるほどの不自然なセリフや行動で面白いとも言ってられなくなった  笑

 

キャストや制作陣は監督にこのあたりちょっとおかしいとか言えないのかな、言わないのかな、って思ってしまった。

香川照之さんはもちろん名俳優だけど、演技がやりすぎというか

佐野史郎氏の「冬彦さん」的な気持ち悪さを少しは意識してるのかもしれないけど

平然としながらさらりと人殺しをやってしまうとかなんだけど

人にやらせたりする、本当は気が弱いかも的な風を演じてるのがちょっとわざとらしく感じすぎちゃったな。

死ぬシーンは「エッ」とかいってギャグかと思っちゃいました。

娘喜んで犬とどっか消えちゃうし(それほど嫌だったら最初からいくらでもやれる)

新しいお家は双眼鏡でチェックするだけでいいのかょ

 

原作では後輩刑事の野上とこの西野を名乗る犯人の男は親戚で、その妻も関わっていてとか他にも

登場人物がいるようだけど、そこはすっきりさせてるのはいいけど関係性や

絡みの重要性が薄れて、二つの事件の関連性がとってつけたようになり、ただ過去にあっちでも同じ犯罪してた

ただの頭おかしい男を描いた話になっていた。

そういうツッコミ含め、つまらなくはなかったけどさすがに130分は長すぎでしょう。

 

 隣人が何をしてる人なのか、都会では知りえないことも多い、

もし隣に住んでる人がものすごく悪人だったら、、、という恐怖で言えば

数年前のハリウッドのホラーでジェフ・ブリッジスとティム・ロビンス主演の傑作

「ARLINGTON ROAD/隣人は静かに笑う」(いい邦題つけてます☆)がある。

あちらは本当の意味での隣人の怖さを描いてます

 

あ、ツイッターで詳しい方が教えてくれたけど、

あの部屋が、トビー・フーパーにオマージュ捧げてるとのことで「悪魔のいけにえ」の部屋に作り似てるんだとか。

黒沢監督はトビー・フーパー好きで対談もしてるとか。

「悪魔のいけにえ」大好きだけど最近見直したいと思いつつしばらく見てなかったから観たいな〜。

 

 

『クリーピー 偽りの隣人』予告編

 

 公式サイト

クリーピー         2016年   日本   130min

6月18日より、公開中〜

 

ベルリン映画祭にて。

 

 


ロブスター/The Lobster

2016-03-23 10:18:48 | 劇場&試写★5

 

第68回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作。

カンヌ映画祭で評価された風変わりな映画、基本合わないわたし。(ハネケ作品は例外)

今回は設定に惹かれて観たけど、わたしはやっぱりいまいちだった。

 

カンヌ国際映画祭 ある視点部門グランプリ受賞の「籠の中の乙女」(09)で評価された、

ギリシャのヨルゴス・ランティモス監督が独特の世界観で描く、ファンタジードラマ。

 

「籠の中の乙女」も変わってておかしな映画で(ツウ好みと思わせたいような)

DVDリリース直後にすぐ観たけど、結局レビューも書かずじまい。

 

今回はハリウッドデビュー作となるため

キャストは主役級のメジャー俳優揃えてて、内容地味なのに豪華。

 

“独身者”は、身柄を確保されホテルに送られる。そこで45日以内にパートナーを見つけなければ、

予め自ら選んだ動物に変えられ、森に放たれる。

 

 

 

すっごい中年太りで、妻を亡くした悲しみをたたえるフツウの男デヴィッドを演じたのはコリン・ファレル。

兄は既に犬に変えられている。

自分がダメだった場合、タイトルでもある「ロブスター」になりたいと答えるデヴィッド。

性の能力が永久にあるし、なにしろ寿命がなく永遠に生きられるということかららしい。

へぇ~。

わたしなら永遠の命はいらないな。

何がいいだろう。

と思わず誰もが考えちゃうね。

 

 

レイチェル・ワイズ 

こちらは森の中にいる人。

一見地味なこの人 今や、ダニエル・クレイグの妻だものな~。

 

独り身になったデヴィッドもホテルに送られ、パートナーを探すことになる。しかしそこには狂気の日常が潜んでいた。

 

 

同じ独身強制ホテルで婚活大作戦に参加中の仲間に

「滑舌の悪い男」であるジョン・Cライリーと「足の悪い男」ベン・ウィショー。

ジョンCはふつーのオッサン感満載でいいな♪

ベン・ウィショーは自己紹介の際に、足の悪いのをアピール。

カップルになる時に、どこか共通点が必要というルールがある。

鼻血がしょっちょう出る女の子に目星をつけ、自分で鼻血を演出するというのは面白い。

 

もう一つルールがあって、

ホテルという名の強制施設に確保された独身者たちは、逃亡して森に暮らす独身者たちを麻酔銃で撃ち確保すれば、

1人につき1日の猶予が動物に変えられてしまう期限に対して付与される。

だから森へ出かけて行っては狩りをするのも日課。

 

めでたくカップルになると、皆の前で表彰?され、次の段階(ホテルの部屋がひとつになる)に進むことが出来るが、

期限内に見つからなければ、あっけなく動物に。

 

鼻血の女の子はベン・ウィショーとカップルになるけど、その親友の子が

ブロンドの美人ですぐ出来そうなのにアウトになり、動物に変えられる直前の親友との交流

手紙を読んでもらうシーンがいちばん面白かった。

 

 

様々な特徴の女たちを一応物色してみてから

「感情を持たない女」に狙いを決め、しばらく一緒にいるが

この女が、またかなり風変わりでめちゃくちゃ面倒なタイプで

(気になる方は映画本編をどうぞ。)

デヴィッドの兄である犬を、、、、、!

 

 

そのうちデヴィッドは“独身者” が暮らす森へと逃げ出す。

そこで彼は「近眼の女」と恋に落ちるが、それはここでの「独身者たちの」ルールに反することだった―。

 

その森でのルールを決め、リーダーとなって仕切ってるのが

レア・セドゥ。

目の下にクマ作ってる感じで、リーダー、ハマってます。

 

 

5/10(52点)

 

 

前作同様にこれはかなり好みに分かれるね。

ブラックコメディであるっていう意識で挑んだから、あまりに笑えないのと

独身者は動物に変えられる。というので、その変わるシーンが観られるかと思いきや

そういう話しではないから あれ。って思ってしまう。

もうちょっと哲学的というか、やってることはふざけた感じなんだけど

実は現在の人間社会における自身の存在、アイデンティティや交流に関してを問いかける。

という暗いテーマを内包していたりして。

わたしは単純に面白いものを画としてみせられる、または展開する。というのを期待していたので

全然違う感じだったということで、つまらなく感じちゃった。

 

わたしだったら何になりたいかなぁ。

いや、やっぱりニンゲン以外は遠慮しとく。

この世界だったら、やっぱり森に逃げるでしょうね。

そしてルールには従わない。 だって、人間だから本能には逆らえないでしょう。

誰にもどうにもできないもの。

 

 

尚、監督としてはこういうことを言いたいようで。

 

「この映画のアイデアはある議論から生まれた。常に人間関係の中にいなければならないとしたら、人はどう感じるか。人間関係を作れない人を他の人はどんな ふうに見るか。誰かと一緒にいることができなければ落第者と見なされるのか。誰かと一緒にいるために費やされる期間。恐れ。パートナーになろうとするとついてくる、そのようなありとあらゆることについて話し合った」

-ヨルゴス・ランティモス

 

 

ふうん、、、、。

 

という感じでした~。

 

気になる方はぜひ。

でも、DVDでもいいかな。

 

 映画『ロブスター』予告編

 

 公式サイト 

THE LOBSTER           2015年     アイルランド/イギリス/ギリシャ/フランス/オランダ/アメリカ

3月5日より、公開中~

 

 

カンヌにて。

 

ベン・ウィショー、最近ものすごい活躍っぷり。

 

 

ジョンC可愛い♡    笑

 


ゾンビスクール!/COOTIES

2016-02-19 16:40:01 | 劇場&試写★5

 

 

次々出てくるゾンビ映画。

こちら、ナゲット食べたらゾンビになっちゃった

 

 ソウ」(主演&脚本)「インシディアス」(3で監督&脚本&出演)の脚本家、リー・ワネルが

脚本と製作総指揮ということで楽しみだったゾンビコメディー。

原題「Cooties」の意味はバイ菌。

本人も、コミュニケーション障害の理科教師という役所で、もしかしたら一番おいしいキャラを担当。


元々は、本格的ホラーでの依頼に

タイトルは「バイ菌」だよ?!ってことで「glee/グリー」など学園ドラマに携わるイアン・ブレナンを共同脚本として呼んだらしい。

自己中な教頭役で登場。


ん?そんな最強タッグにも関わらず、内容はフツウすぎた~。

これは予告編がうますぎるのか?

内容が、予告編でみたそれ以上でもそれ以下でもなく。

監督したのは、これがデビューのコンビ、ジョナサン・マイロット&キャリー・マーニオン。

んー、これは脚本がリー・ワネルにしちゃあありきたりすぎだし。

監督の力量も足りない感じ。




主演のイライジャ・ウッドも製作総指揮を務める。

イライジャはNYに来て小説家を書いてるが、パッとせず

臨時教員として呼ばれて田舎に帰る。

アリソン・ビルはヒロインってわけではないけど幼なじみの教師役。

もうちょっと魅力的な女優ほしかったところ。


そのアリソン演じるルーシーの彼ですぐキレる体育教師にレイン・ウィルソン。



ほか、オネエ系教師や

神経質な女教師がいたりするところは良かったんだけど

それぞれのキャラがほとんど活かされてこないし、唯一面白いキャラだった教頭はすぐヤラレちゃう。

 

オープニング、養鶏場で加工されてチキンナゲットになる行程が流れ

一見、食べ物系ドキュメンタリー風。出だしは良かった。


小説家の夢破れニューヨークから故郷に舞い戻ったクリント。母校の小学校で臨時教員となるが、給食のチキンナゲットを食べた女子生徒が、なんとゾンビになってしまった。そして彼女に襲われた生徒たちが次々とゾンビ化し、集団で大人たちも襲い始めたのだった。クリントはじめわずかに生き残った教師たちは自らの生存を懸け、獰猛なキッズゾンビたちに戦いを挑むのだったが…。


5/10(50点)



正体不明のウイルスが人里離れた小学校を襲撃。
感染し凶暴化した生徒を相手に教師たちがバトルを繰り広げるホラーコメディ。


本当にそれだけ。 笑 何にもひねりがない。


以下、ちょこっとネタバレ

せっかく出演の、「LOST」のハーリー(ホルヘ・ガルシア)=ヤク中の警備員。

マッシュルームをやってるため、幻覚かと思ったらリアルな現場を目撃しちゃう。

車にいるだけでなんともったいない役どころか

このキャラをもっと活かせ


おかしいな~。リー・ワネルの脚本ならもっと面白いはずなのに、どうしちゃったんだ?

途中眠気がきちゃった。

最大の見せ場はやっぱり子供ゾンビたちが襲ってくるってことで、立ち向かうオトナたち、

なんだけど、それだけじゃお話になんない。

イライジャは昔「パラサイト」っていうロバート・ロドリゲスの監督作で感染系のに

出たことがあるけど、「遊星からの物体X」みたいに、仲間内で本当は誰が感染してる?ってなる面白さが

あったけど本作では、学校から脱出を試みたり、体育教師が活躍し火を放ち大量に焼いたり(けっこう残虐)

お迎えに来る母親たちの助けを待つがいずれも自分の子供にやられという展開があるものの

とくに面白い展開にならなすぎる。

せっかく黒人の子供だけは無事だったのに、それを利用した展開などもなし。

これじゃあ誰でも考えられる脚本、その先になにか強烈な展開や面白い事が待ってるかと思いきやそのまま終わっちゃった感じ。

リー・ワネルの役ももっと面白くてもよかったのになー。

 相変わらずイケメンですけどね☆

肝心のイライジャの個性もないし。


子供の怖さを描いた映画は昔からいくつかあって、

こちらも違わず、「ザ・チャイルド」を意識したといってるけどまだまだ。

特殊メイクはなかなかなんだけどね。


ゾンビランドを超えた!って

超えてないし。ぜんぜん。

期待していただけに、うーん、ザンネン

全国公開を前にわざわざ池袋の先行で観たけど、DVDで十分でした~。



映画『ゾンビスクール!』予告編(2月20日公開)


特別メイキング映像 リー・ワネル生誕記念



 公式サイト

Cooties         2014年   アメリカ     88min

2月13日より、池袋サンシャインにて公開、20日より全国ロードショー




イライジャくん、ホラーも積極的に出てるけどね~

リー・ワネルの初監督作「インシディアス3」(「インシディアス 序章」)はおすすめです

(2/24にもうDVDリリース決定!)

未体験ゾーンでもリー・ワネル脚本作あったんだけど、見逃しちゃったのでまたそちらはDVDにて!