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我想一個人映画美的blog

新作映画レビュー&温泉&ゴシップ+コスメ+旅行記&日記。
blog開設から今年20年!ありがとうございます✨

RE:Life リライフ/THE REWRITE

2015-11-21 00:21:52 | 劇場&試写★5

 

 

「トゥー・ウィークス・ノーティス」「噂のモーガン夫妻」「ラブソングができるまで

「デンジャラス・ビューティー」などの監督で脚本家のマーク・ローレンスがヒュー・グラントと4度目タッグ

 

 

 

映画脚本家はかつてオスカーで脚本賞も受賞したがいまは落ちぶれ仕事もないキースにヒュー・グラント。

元祖ヒュー様、歳とったけど優しげな笑顔は健在で、これはこれで中年の魅力だね

やっとのことで田舎町の大学で脚本を教えることに。

 

 

そこの教え子として加わるのが、シングルマザーで二つの仕事を掛け持ちし、

学業に復活したホリー。

歳とっても前向き&可愛いキャラは数々の中年のおじさまたちの憧れなのか、

似たようなキャラでの起用が多いマリサ・トメイ。今回も可愛らしい。

しかし大学の本屋のバイトと、たまたまヒューが生徒と入ったレストランで

ウェイトレスもしてるとかどんだけ~ 笑

 

そして、家族のこととなると30秒でホロリと泣けてくる泣き虫の元海兵隊学長、ランナーに

「セッション」とは正反対キャラのJ.Kシモンズ。

 

 

近づいてくる女生徒、カレンにベラ・ヒースコート。(「TIME」にちょこっと出演)

 

SWオタクの男の子の使い方ももったいない。

 

着任早々やる気ゼロ、教師の仕事をなめていたキースは懇親会で酔っ払い、教授を笑いものにしたり、

脚本家コースの受講者を10名選ぶのに顔で決めたり、

講義が始まってもいきなり1ヵ月休校にしたりと問題行動ばかりやらかす。

 

はじめはヤル気ゼロのキースもだんだんとその気になってきた頃、

生徒と関係したことがバレ、辞任に追い込まれるも、

映画を愛し脚本家を目指す生徒たちとの日々によって自分を見つめ直していく。

 

 

5/10(57点)

 

 

この監督らしく、(脚本も同じ)かなり王道でベタな展開。

映画業界の話しはそれほど出ないけど、映画ネタと俳優の実名が出て来るのはもう

それこそもう、観てる映画ファンを喜ばせる遊びのようなサービスのようなものだけど

脚本自体、ひとつひとつのトピックに深さがないので、印象を残したり、笑えるとかの部分がない。

思いもしないシングルマザーに好意を抱いたり、生徒とのやりとりも浅いし

キャラも、「スクール・オブ・ロック」の生徒たちほど掘り下げてもないから

友情を深めるというほどのカタルシスもないし、辞めるとなった時の展開でザンネン感もほとんどない。

売れなくなった脚本家の話を書いたストーリーのわりに、

この話自体が面白くもない。コメディならもうちょっと突き抜けて笑えてもいいし、

人生を見つめ直すドラマのわりにはありきたり感しか残らないんだよね。

J,Kシモンズのキャラも、使い方もかなりもったいないし、

マリサ・トメイに至っては毎度似たようなキャラすぎる。

 

さんざん悪い感じに書いたけど

それでも、ヒュー・グラントの今に通じるような冴えなくなってしまった感ありの男の哀愁?は

なんだかちょっと同情したくなるというか、

あのお決まりの目をパシパシさせる顔芸みてるとなんだか切なさも感じるのでした~。

 

予告編を観る限り内容として、笑いを期待したけど 人生再生の物語としてみるなら、いいのかな。

予告編のほうがうまいパターン。

全体的にキレがなくてテンポもよくない。

なんだか機内上映で観た感じの残る、ありきたり感が残る作品。DVDでも十分。

ラスト20分くらいでちょっと切ない感じになってくるもラスト普通にあっさり。

 

相手がマリサ・トメイ(わたしは好きだけど)、今風な感じもないし主演もヒューだけど

久々のヒュー・グラントを堪能したい方は、ぜひ劇場で。

 

 

アカデミー脚本賞に輝き、ハリウッドのトップ脚本家となったキース。しかし、15年もの間ヒット作に恵まれず、妻にも逃げられるどん底の生活を送ってい た。そんな彼が仕方なく引き受けたのが、田舎町の大学でのシナリオコースの講師だった。当初は好き勝手な振る舞いで学科長からも再三忠告を受けるキース だったが、生徒たちの映画への真剣な思いに触れる中で、彼自身の何かが変わり始めていく。

 

 公式サイト 

THE REWRITE        2015年      アメリカ    107min

11月20日より、公開中~

 

 

『Re:LIFE~リライフ~』予告編

 

 

プレミアにて

 

 

 

 


メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮/MAZE RUNNER: THE SCORCH TRIALS

2015-10-29 19:40:24 | 劇場&試写★5

 

 

日本でも5月に公開してヒットした「メイズランナー」3部作の第2章

 

1が面白かったので早速観てきました~

監督は1985年生まれ(昨日が誕生日)の30歳になったばかりという若手、ウェス・ポール。前作に続き続投。

キャストも1からの続投に数人が加わった。

 

主演の異端児、トーマスにディラン・オブライエン。

リーダーのニュートに、トーマス・サングスター。

テレサにカヤ・スコデラーリオ。

ミンホにキー・ホン・リー。

 

ジャンソンにエイダン・ギレン

 

新キャラ、ブレンダにローサ・サラザール。

 

ほかに、パトリシア・クラークソン、

バリー・ペッパーとリリ・テイラー。

バリーペッパー久々!ロン毛!!

 

前作レビュー「メイズランナー

 

 ジェイムズ・ダシュナーのベストセラーYA小説を映画化して世界的に大ヒットしたティーンズSFアクションの第2弾。巨大迷路から辛くも脱出した主人公た ちをさらなる謎と過酷な迷宮が待ち受ける。ある日突然、巨大迷路に放り込まれた青年トーマスは、そこで出会った仲間たちと命がけの脱出に挑み、ついに出口を見つけ出す。そして、自分たちを操っていたのが“WCKD(ウィケッド)”という組織であること を知る。トーマスたちが収容された施設には、他にも別の迷路を生き延びた若者たちがいた。やがてトーマスはこの施設の恐るべき実態を目の当たりにし、仲間たちと施設からの脱走を企てる。しかし彼らの前には、様々なトラップが潜む恐るべき砂漠の迷宮がどこまでも広がっていた。


 

 

前作、巨大迷路からの脱出を成功させた勝者たちは、自分たちが世界を破滅させる謎の組織の支配下に置かれていることに気づいたラスト。

その謎の組織から逃れたものの、外の世界は太陽フレアの爆発によって、全てが消滅、砂漠化

そして、太陽フレアの影響によって突然変異したゾンビ人間がうようよいるのだった。

 

 

 

5/10(50点)

 

 

ネタバレあり

よくあるゾンビものに変貌。

 

途中まではほんとに面白くなかった~。

前作とはうってかわって、ゲーム式に閉鎖された迷路の中を駆け抜けるというようなものではなく

(そのまま同じ事やっても仕方ないしね)

今回は、ゾンビ化した人間が出て来て、まさにかじられたら化膿してゾンビに変貌という

途中ゾンビから逃れるみたいになってたけど

それじゃあ今までの感染系の話となんら変わりなく、この映画ならではの面白味がない。

人体実験が行われてる場所を目撃したり

閉じ込められた空間がから出られないように、決められた人間に操作されてるという点でも

シャマラン製作のTV(終わったけど)「ウェイワードパインズ」にも似た感じもある。

ヘンな若者たちがうようよいる空間でドラッグみたいなのをやらされ、

新たな仲間も出来てまた逃げて、後半ではやっと少し面白くなったかなと思ったら終わっちゃった2。

 

 

 

しかしラストのテレサの裏切り。リリ・テイラーのすぐヤラレっぷり

かろうじてバリーは生き残ったけど、ミンホは連れて行かれちゃった~。あー。

次の3で終わりだけど、 すごく続きが気になるって風にもならなかったし

よほど評判よく面白いか、続きをすぐやらないともうどうでもよくなってきたわ。

それになんか長いな~と思ったら2時間超えだったのか。

せいぜい120分が限度だな~。

 

 

映画「メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮」特別映像(Wes Ball)

 

 公式サイト

MAZE RUNNER:THE SCORCH TRIALS      2014年    アメリカ    132min

 

 

プレミアにて

 

 

 

何故かメインメンバーの幼少期

 


ドローン・オブ・ウォー/GOOD KILL

2015-10-10 11:43:16 | 劇場&試写★5

 

 

「ガタカ」「タイム」のアンドリュー・ニコル監督とイーサン・ホーク再タッグ。

 

無人戦闘機ドローンの操縦士としてアメリカに居ながらにして中東での戦闘作戦に参加している一米軍兵士の日常と次第に深まる葛藤を通じ、

アメリカが繰り広げる現代の戦争の実態を描く。

 

トミー・イーガン少佐にイーサン。

何だか今回のイーサンは精神ともに疲れた役のせいか老けてた~。

 

 

妻に「X-men ファーストジェネレーション」でダイアモンドの体になるキャラ、エマ・フロスト役のジャニュアリー・ ジョーンズ。

 眉が濃いのか印象違う。

 

ブルース・グリーンウッド

レニー・クラヴィッツ娘のゾーイ・クラヴィッツ

 

 

アメリカ空軍のトミー・イーガン少佐は、F-16戦闘機のパイロットから無人戦闘機の操縦士に転身し、政府のテロリスト掃討作戦に貢献してきた優秀な軍人 である。しかしトミーはやるせない違和感に囚われていた。ラスベガス郊外のマイホームと砂漠の空軍基地を車で毎日往復し、エアコンが快適に効いたコンテナ 内のオペレーションルームにこもって、圧倒的な破壊力を誇るミサイルをクリックひとつで発射する。音声の出ないモニターだけで戦場の状況を確認するその任 務は、まるでゲームのように現実感が欠落しているのだ。CIAの対テロ特殊作戦に参加したトミーは、度重なる過酷なミッションにじわじわと精神を蝕まれ、 愛妻モリーとの関係までも冷えきっていく。やがてストレスが限界を超えたトミーは、冷徹な指揮官からの人命を軽んじた爆撃指令への反抗を決意するのだった―。



これが、現代の戦争だ


5/10(58点)


遠隔操作で、実際に現地に赴くことなく、たやすく狙いを定めた人物を標的にボタン一つで瞬時に殺す。

アメリカ、ラスベガスの真ん中でそれが可能であり 彼らはその日、普通に家に帰ると

家族が待っていて当たり前のように食事をしてという日常がある。


描かれるのはそんな、無人機操縦士の苦悩と現代の戦争での実態。

実際に、操縦士のPTSD問題は深刻さを増していて、それによる離職率も上がっているのだとか。


PTSDについては「アメリカン・スナイパー」でもイーストウッド監督が描いていたけど、


PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは… PTSDとはPostTraumaticStressDisorderの略で、心的外傷後ストレス障害。

突然の衝撃的出来事(トラウマ体験)を経験することによって生じる、

特徴的な精神障害で、心身に支障を来し社会生活にも影響を及ぼすストレス障害。


妻とは溝が出来、、、、

その苦悩を淡々と描くので正直退屈。

現代だとそんな事があるのね、、、というのはわかるけど

映画として観るならもう少しドラマ性が欲しい。

前日の睡眠不足もあって、久々にわりと前半から眠気がきちゃった。

映画として悪いわけではないし、イーサンはじめキャストももちろん良かったけど

「あくまで面白いか、また観たいか、勧めたいかの基準で判断」するといまひとつー。

どちらかといえば男性の向けかも。

良き父親である事を求められ、殺人者としての仕事を求められる日々。

テロリストを殺すという行為は、それ以上のテロリストを生み出しているのではないか、

自分の戦いに終わりはあるのか。という疑問。

そんな中、軍事用の無人機の市場は、2024年までに倍増すると専門家が予測しているらしい。

それまた怖い現実。


あらゆるジャンルで進化していくと共に、人間の精神が追いつかなくなっていくことが予想されるわけで。


ちなみに、原題でもある「good kill」というのは、ボタンを押して殺した際に兵士が発する言葉で

「よく殺った!」みたいなニュアンス。


映画『ドローン・オブ・ウォー』予告編



なぜかシュワちゃんみたいな海外版ポスター(右)

 公式サイト

GOOD KILL       2014年    アメリカ     104min

10月1日より、公開中~



プレミアにて。

こちらNYトライベッカ映画祭。

左、アンドリュー・ニコル監督。

イーサン、いい歳の取り方してます

 ジャニュアリー・ジョーンズの作り笑いが怖い、、、




ムカデ人間3/THE HUMAN CENTIPEDE III (FINAL SEQUENCE)

2015-09-09 23:42:10 | 劇場&試写★5

 

 

2011年公開で個人的にはかなり盛り上がった「ムカデ人間」

その翌年、2012年レイトショーでも連日満員御礼、気持ち悪さ倍増の2に続き

まさかこんなに続くとは、、、、の第3弾これでほんとに完結!

 

監督がそのまま同じトム・シックスで、キャストも前作の二人が出るし

1も2も観たのでこうなりゃ最後まで付き合うぞ!と意気込んだものの、レイトしかやってなかったので

断念かなーと思ってたら1週間のみ夕方上映ありになったので行って来た★

  2011年 「ムカデ人間」より。

 

 

1で初めてムカデ人間を生み出した、ハイター博士演じたディーター・ラーザーが

監獄の所長ビルボス。

ムカデってより、トカゲだろってツッコミは1のとき既にしてました 

爬虫類系のお顔は健在。でも歳とったねー。笑

 

ムカデ人間2で、映画「ムカデ人間」を観て憧れを募らせ、もっとつなげちゃお!を実践する変態

ローレンス・Rハーヴィーが会計士で補佐的役割のドワイトを演じる。

キモさは健在だけど、今回ちょっと可哀想。

 

 前2作の主演のゴールデンW変態コンビがなかなかいい相乗効果。

 

どっちも超キョウレツキャラだけど、今回はディーター・ラーザーの独壇場とも言える

顔芸と独特な台詞回しで暴れまくる

 内容はともかく、その顔芸みどころ。

 

今回は監督、トム・シックスも本人役で後半にちょこっと出演。

トム・ハーディかと思ったらご本人。サングラスしたらカッコイイ。(←失礼)

 

州知事役には、ジュリア・ロバーツのお兄さん、エリック・ロバーツ。

 

 

5/10(55点)

 

 

冗長。前半が長い!どーでもいいつまらない前置きが長い 笑

 紅一点。

エロいネタ多めで秘書との絡みとか囚人への痛いバツなどに割と時間を裂いてたけど

500人?もつなげるというところを観客は観に来てる?のだから、まぁそこまでは引っ張る。

本当なら30分で終われるような内容が浅いけど

主演で一人怪演見せるディーター・ラーザーが面白いので一応寝ないで観れた 笑。

2のチビデブちゃん、も今回も補佐的にいい味でてたしコンビが良かった。

1でムカデの先頭になった日本人、北村さんは今回はカメオ。

もうちょっと出てるかなーと思ってたけどすぐいなくなっちゃった。でも面白いね。3にも登場なんて。

 

医療費も離職率も暴動もNo.1となってしまった刑務所で、どうにか策を練らないとクビにさせられる。

ということで会計士が持ち出して来たのが、「ムカデ人間」と「ムカデ人間2」のDVD。

最初は取り合わなかった所長だったけど、囚人を繋げるということで食費も浮くし、

暴動も起らなくなり一石二鳥ということでやっちゃいました

 

最初は言う事聞かない囚人のタマを切り取って自分で食べるという変態さを披露していたが。

 1のハイターさんとちっとも変わってないその趣向。

 

こんな強面の囚人でもタマ取られるのは平気でもムカデになるのは怖いらしい。

 

まずは囚人のみなさんに「ムカデ人間」「ムカデ人間2」を観てもらいましょう。

 

そして、お前らはいまからこれになるんじゃ~~。

 

監督のトム・シックスも呼ばれて実際に繋げることは医学的に大丈夫なのか

医師免許もない医師と共に検証し、OKが出たので

トム・シックスもその場に居合わせることを条件に、繋げちゃった♪

 

いや~囚人たちにムカデにさせるということで

人殺ししたやつとか、ごついやつらがそう簡単に繋がっちゃうの?

力技ですぐお尻とか口からとれちゃって繋がんないだろー!というツッコミはさておき。

 

囚人達を大量に繋げるのはまずムリありすぎだけど

口にバンドをつけるとか膝の皿を麻痺させて動けないようにしたりと工夫が。

そして囚人なので、出所するときは抜けることが簡単にできて

口とお尻に跡がついてるのでこの刑務所にいたとすぐにバレるという仕組み。

 

で、死刑や終身刑の囚人にはもっとすごいことに!

手と足を切り落とし、「イモムシ人間」にさせられていた。

 

もちろんこの繋げたシーンが圧巻ということで一番見せたいところなのだけど

1、2、3とも共通なのは一人の男の狂気の行動。

1のハイター博士は愛犬が死んだという単純で可哀想な動機から始まってたけど

こちらは平気で囚人を殺したり、もうやってることがハチャメチャ。どんどんエスカレート。

酒呑みながら踊って、クリト○スの干したの、通販で買って食べたりとキチガイ行動さがハンパなし。

 

1、2を観た人ならこの完結編まで観ませう。

とくに1と2と繋がったストーリーではないけど

はじめての人がトライするなら、いちばん面白い1をどうぞ。

 

ホラーだと思ってる人も多いみたいだけど、これ1から一環してコメディだよね。

監督のトム・シックスはラブストーリーとかじゃなく、強烈なものを作りたいと言ってるけど

18禁の結構エグいシーンもあり、のエグコメ

 

 

人間の口と肛門をつなげるというショッキングな内容で話題を集めた問題作「ムカデ人間」シリーズの第3弾。暴動数、医療費、離職率が全米ワースト1になってしまった刑務所の所長ビル・ボスは、州知事から解雇通告を受けてしまう。囚人たちをうまく手なずけることができず困り果てていたビルに、忠実な部下ドワイトがあるアイデアを提案。それは映画「ムカデ人間」をヒントにしたもので、囚人たちに究極の罰と抑止力を与えるばかりか食費さえも節約できる夢のような アイデアだった。ビルとドワイトは、500人もの囚人たちをつなげて「ムカデ囚人」を作り出そうとする。

 

 

 公式サイト

The Human Centipede III (Final Sequence)        2015年  アメリカ=オランダ    108min

8月22日より、公開中~

 

 

映画『ムカデ人間3』予告編

 

ムカデ人間」レビュー

ムカデ人間2」レビュー

 

監督&ディーター・ラーザー様。ムカデ以外の作品お待ちしております。

 


ロスト・リバー/LOST RIVER

2015-06-13 12:44:51 | 劇場&試写★5

 

黒革の手袋が世界一似合う男、Mr.グローブこと、 ライアン・ゴズリング初監督作

好み100%発揮で自分の撮りたいように撮った作品。

 

公開がオスロ出国直後だったので、帰国後お休みの日速攻で観て来た~。

 

デヴィッド・リンチや、友人でもある、ニコラス・ウィンディング・レフン作品に似てるという声も多いけど

全体的な雰囲気とか、映像の色味、カット割りの感じ、斜め下からドアップで見せる手法(リンチ)や、

レフンの「ドライヴ」にも楽曲を提供したジョニー・ジュエルのダークな電子音が使用されてるせいかも。

自然光のみで撮影されたダークな世界は、

撮影監督にブノワ・デビエを起用。

「アレックス」で撮影デビュー(←わたしこれ大嫌い)

「エンター・ザ・ボイド」や「スプリングブレイカーズ」の撮影で有名。

 

監督デビュー作に彼が選んだのは、決して万人受けを狙ったエンタメ的な要素のあるようなのではなく

崩壊寸前の街で生き抜く人々と街に潜む謎を巡るダークでミステリアス風なファンタジー。

 

脚本ももちろん、ライアン自身が。

カンヌでは失笑も起き評判はいまいちだったという事らしいけど、

ファンとしては楽しみに待ってました~日本での公開、ありがとう

ライアンは自身のTwitterでも日本版のチラシをupしていて気に入っていた模様。

ちなみに、レフン監督は、本作について

「美しく、素晴らしい映画だ。今も頭から離れない映像がたくさんある」とコメントしている。

 

 

主演、ビリーには「ドライブ」で共演のクリスティナ・ヘンドリックス。

ちょい、ジェシカ・チャステインと似た系統。

 

その息子、ボーンズには、TVシリーズ「エージェント・オブ・シールド」のイアン・デ・カーステッカー。

ちょっと存在感弱いな~。

シングルマザーで母親が一人で育ててくれたという境遇は自身に重ねてるのかも。

 

ミステリアスな影のある少女、ラットに、シアーシャ・ローナン。

夫を失ってからおかしくなっているお婆ちゃんと住んでいる。

 

お婆ちゃんには、昔のホラー女王、バーバラ・スティール。

 

街のワルに、ドラマ「ドクター・フー」のマット・スミス。

 

ビリーがお金のため仕方なく働く、ショッキングなステージを楽しむ過激なショーを行うナイトクラブのオーナーに

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズで共演のベン・メンデルスソーン。

 

そのナイトクラブでの女王役で

実生活でライアンとの間に子供も出来たパートナーであるエヴァ・メンデスも出演。

衣装などの調達もエヴァがしてくれたそう。

 

娘ちゃんが出演する日も近い??

 

 

経済破綻し、住民たちがほとんどいなくなったとあるゴーストタウン。ボーンズは廃墟だらけの街でクズ鉄集めをしながら日々を暮らしていたが、生活は厳しくなるばかり。すでに家は差し押さえ寸前で、街を去るか否かの選択を迫られていた。追い詰められたボーンズの母、ビリーは金のために怪しげなショーを行う店で働くことを決意する。一方、ボーンズは近所に住むミステリアスな少女、ラットと行動を共にするようになる。年老いた祖母と暮らす彼女もまた、壊れゆく街に囚われながら、行き場のない不安と孤独を抱えており、二人は次第に心を通わせていく。そんな中、ラットは謎めいた噂話をボーンズに聞かせる。この街が 衰退した原因は、貯水池を造るために街の一部を水の中に沈めたとき、一緒に「あるもの」を湖底に沈めてしまったからだという。そのせいで、ここには呪いがかけられてしまったのだと―。真偽を確かめるために、湖底の街“ロスト・リバー”を探索するボーンズだったが、それを快く思わないギャングのブリーに目を付けられ…。

 

 

 5/10(50点)

 

 

んー微妙。

映像や世界観は良かったし、好みではあるんだけど

どうにも脚本が物足りない。

リンチ風と言われるのも分からなくもないけど、リンチの場合は不可解な世界観でも

今更言うまでもないし比べるのも可哀想だけど脚本が最高だし。

演出の手腕とか、まだデビュー作だしとかデビュー作でこれなら、という見方もあるけど

そこのところは意外と普通じゃないかなー。特に才能あるとかは思えなかった。

退屈じゃないだけまだいいけど、キャストの魅力やキャラを際立たせるとか

雰囲気だけで終わっちゃっていて、ファンタジーとしての訴えかける良さとか、

謎めいた部分の掘り下げ方がもう一つあればもっと面白くみせることも出来たような。

 

こんなシーンとか。ホラー苦手な人がみたら目を背けちゃいそうな

ちょっとホラーチックなシーンもあり、個人的には謎のカプセルのシーンがやっぱり

一番面白かったんだけど、それだけで終わっちゃった。

 

あ、ベンメンデルさんのエロダンス、良かった

 

周りのサポートと、ライアン自身がもちろん意欲的でもあるし今後に期待、だね

これだけこっち系統(一般ウケじゃない作風)なんだから面白い作品、撮って欲しいな。

もちろんファンとして今後も応援します

次は、主演じゃなくてもいいからやっぱり本人にも出てもらいたい

 

ライアンは本作について「カナダ出身の僕にはラップ歌手エミネムやフォード社の車など、アメリカンドリームを象徴したものが出てきたこの都市に興味を持っていた。ところが数年前にデトロイトを訪れたら多くの会社が倒産し、40マイルにもわたってたくさんの廃虚ビルがあった。そんな中で、自宅をなんとか保持しようとする家族が居て、アメリカンドリームを掲げてやって来た彼らは、急に悪夢に襲われた感じだったんだ。

そんな悪夢を抱える人々を描いた映画を製作しようと思った」と語っている。

さらに“あるもの”を湖底に沈めたというファンタジー要素を設定を通し、観客にもアプローチしやすく描いた作品。

 

ロスト・リバー / Lost River 予告編

 

 公式サイト

LOST RIVER         2014年     アメリカ     95min

5月30日より、公開中~

 

カンヌ映画祭にて

エヴァ姉さん来なかったよう。

 

 次回作は2016年に3本以上決定してるライアン。

ドラマ「ホワイトカラー」で人気のイケメン、マット・ボマーと、暴れん坊、ラッセル・クロウおじさんとの共演

「The Nice Guys」や、

ブラピやクリスチャン・ベール共演の

「THe Big Short」(監督は「俺たち、ニュースキャスター」のアダム・マッケイ)も2016年公開予定。

 

てことは日本でも早くても来年の暮れ?

ライアン、新作早くぅ~。

 

 

ノルウェー記事&レビューは続きます

 


ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して/JIMMY P. PSYCHOTHERAPY OF A PLAINS INDIAN

2015-02-09 20:57:35 | 劇場&試写★5

 

 

 

べニチオ・デルトロ×マチュー・アマルリック。

フランス系アメリカ人ジョルジュ・デヴェロー著「夢の分析:或る平原インディアンの精神治療記録」を映画化。

「そして僕は恋をする」「キングス&クイーン」「クリスマス・ストーリー」などのフランスのアルノー・デプレシャン監督が

初のアメリカで全編英語で撮ったドラマ。

 

 

その3作ではマチューさん出演なので観てるけど

「そして僕は恋をする」と「クリスマス・ストーリー」が良かったな。

 

臨床精神分析医ジョルジュ・ドゥヴルーが1951年に発表した名著『夢の分析:或る平原インディアンの精神治療記録』を基に、

患者と医師として出会ったふたりの男が、対話診療を重ねる中で次第に互いの立場を超えて強い絆で結ばれていく。

というストーリー。

 

 

戦争からの帰還後、原因不明の症状に悩む

アメリカインディアン(ブラックフット族)、ジミーにベニチオ・デルトロ。

あまりインディアン系にも見えなかったケド

 

どの医者も原因がわからず、ニューヨークに住むハンガリー出身のユダヤ系フランス人の

精神分析医を担当として呼び寄せる。

そのジョルジュにマチュー・アマルリック。

マチューさん、こういう役どころはバッチリ。

背の高い恋人もいる。

というか、実際会ったとき気づいたけどマチューさん小柄なんだよね。 可愛い。

 

 

 

文化人類学者でもあるジョルジュは、過去にモハヴェ族の居留地で実地調査した経験を持つ。

ジミーは、ジョルジュとの対話治療で段々と心を開いていき、

母親との関係、同じ部族の婚約者との別れなど自分の人生について話し始めていく。

 

 

監督曰く、「ベニチオがもたらしてくれたものはとても大きかった。

最初はジミー役の俳優を探すのに難航し、最初はたくさんの映画を観て探したが、自分のジミーを見つけることができなかった。

同情されるような人物ではなく、社会の英雄を描きたかった」という。

ショーン・ペン監督の「プレッジ」でネーティブアメリカンの役をやっていたベニチオでコレだ!と思ったらしい。

 

帰還後も心的外傷後ストレス障害に悩まされ、

その治療に当たった文化人類学者で精神分析医との間に次第に生まれる心の絆。

 

 

 

5/10(55点)

 

 

役者がいい。

大好きな二人の名優が共演で素晴らしいのだけど、内容的には好みじゃない。

静かで淡々としているし、「立場の違う二人の友情」という普遍的テーマでもあるため

とくに見所というか、面白いと思えるところもなく感動というところまでもいかずで

DVDだったら寝ちゃうかも、くらいの内容だった。

マチューさんの演技がコメディ的で面白いのが救い。

俳優は素晴らしいけど映画化するならもっと惹き付ける要素が欲しい。

と思えるくらい、脚本が物足りない。

映画として悪いわけじゃないけど

あまり感想もないのが正直なところ。

 

というわけで短い感想でオワリ!

 

 

1948年。アメリカ、モンタナ州に暮らすアメリカ・インディアンのジミーは、第二次世界大戦からの帰還後、原因不明の体調不良に悩まされるようになる。カンザス州の軍病院に入院するも異常は見つからず、原因は一向に分からない。そこで医師たちは、ニューヨークからフランス人精神分析医のジョルジュ・ドゥ ヴルーを呼び寄せ、彼にジミーの診察を依頼するのだったが…。

 

映画『ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して』予告編

 公式サイト

JIMMY P.               2013年     フランス    117min

1月17日より、渋谷イメージフォーラムほかにて公開中~

 

 

 

デプレシャン監督は、「本屋でこの本 のタイトルを見たとき、これだ! と思いました。

精神分析学を一般の人にもわかりやすく書いたデヴェローに共感を覚えたのです」と原作との出会いを語っている。

 

 

監督の次回作は「Nos Arcadies(原題)」

「そして僕は恋をする」の主人公ポールの過去を、

子供時代、ティーンエージャー時代、そして若き日の恋の物語という三つのエピソードで描いた作品だそうで

気になる。

 

 

NY映画祭にて

 

↑このデルトロさんの甘い微笑みにノックダウンされる女性は多いのよね。

 

フェロモンセクシービーム

 

カンヌ映画祭にて。

 

マチューさんもデルトロの魅力にうっとり

 

 


マイ・ライフ・メモリー/SUNLIGHT JR.

2015-01-22 00:51:41 | 劇場&試写★5

 

 

 

このどうでもいいような適当なありがちな邦題が印象薄すぎだし観る気にもさせない。

でも好きな男がふたりの出てるので逃せない

ってことで

今年も渋谷ヒューマントラストシネマにて開催中の

「未体験ゾーンの映画たち2015」にて鑑賞。

 

 いつも評価がわたしと似てるので参考にしてるimdbでも5.7だったので

期待はせずに観たのだけど、、、、、

 

 

最初から最後までつまらな~!

 

そもそもこの映画、女性の監督が撮ったらしいが

貧困社会の底辺にいるカップルをといっても映画にしてみるほどの内容でもないし、

名優ナオミ・ワッツが主演だがキャラがナオミにあってなくてもったいない。

 

原題の「SUNLIGHT JR.」はナオミ演じる女性が働くコンビニ店の名前。

そこのコンビニで繰り広げられるストーリーでもなければ

とくに重要でもないから何故このタイトルにするのかもセンスがよくわからない。

 

 

コンビニでバイトし、恋人はいるが冴えない毎日を送るある女性。にナオミ・ワッツ。

 

国からの援助金で車椅子の生活を送るカレシ、リッチーにマット・ディロン。

ナオミを仕事先のコンビニに送り届けるもガス欠、

一見優しい男なのかと思いきや深夜に他人の車からガソリンを抜き取るような男。

何も出来ないことが歯がゆくて自分に自信も持てずに酒もやめられない。

マットは胡散臭い男がお似合いで「メリーに首ったけ」はホントにもうハマり役だったな。

どうにもいい人に見えないんだよね 笑。(一応、長年ファンです

今回全面的に悪い男ではなく、ちょっと哀れでもある。

 

 

そして元カレのジャスティンには、「ウォーキングデッド」で日本でも人気再熱のノーマン・リーダス

息子もいる。口悪く、暴力的。クスリを売ってる。

あーまたこんな感じ。

しかし出番少なすぎ! 全部で10分くらいないんじゃない。

ノーマンファンはあまり期待しないように。

 

 

 

5/10(50点)

 

 

 

 ネタバレしてもストーリーに関係ないので、、、

ネタバレあり感想

 

ナオミのシャワーシーンからスタート。

そこでは綺麗なお尻が映るのみだけど、

その後、彼とのベッドシーンでまた脱いじゃうナオミさん。(ちゃんと脱ぐとこ、偉いよね 笑)

恋人同士のふたりは、一緒に住んでいるものの

特に将来のことは考えていない様子。

ろくでなしの元カレは毎日のように仕事先のコンビニに訪れる。

新しいカレシによりあっさり振られたらしくつきまとってる。

ある日、仕事先で具合が悪くなり調べると妊娠していた。

 

生活力もないふたりは、モーテルに住んでリサイクルショップ巡りなどをしているくらいだが

子供が出来たことを伝えると喜ぶ。

しかし、病院に行って検査をしたことを知ると

怒鳴って無駄な金を使うなとすごい剣幕。

 

バイトでは働きを増やすことを頼もうとするも、夜勤の子が辞めたから

夜もやってくれと言われ、喧嘩になりクビになる。

 

実家の母親のもとには子供が3人もいる。

酒好きの母。とにかく生活をみててもお金がない。

仕方がないので元カレのところにいき、貸しがあるはずだから

お金をくれというも、 冗談じゃない、しょうもない女だと追い出される。

(当たり前でしょ)

 

 

喧嘩によって出て行ったリッチー、どこに行ったともわからず

待ってればすぐ戻りそうなのにとも思ったけど

すぐに病院へ行き、子供をおろしちゃう、、、、

案の定、すぐに戻って来たリッチーは

おろしたことを責めもせず抱きしめてくれて エンドロール。

コンビニのしょうもない副店長とか、

ストーリーに見所、ポイントがないという感じの作品。

 

ナオミの笑顔は初めの幸せそうな時と、実家でのこのシーンくらいで全体的にトーン暗め。

 

二人の男の趣味からみても、

ナオミ・ワッツじゃどうにも上品すぎる感じが拭えなくて

もうちょっとアバズレじゃないけど、やんちゃ系女優(誰?)の方が

あってたような。

うーん、最近のリース・ウィザースプーンとかの方がハマるかな。

 

 

フロリダに住むメリッサとリッチーはモーテル暮らしの貧民層カップル。リッチーはテレビの修理屋で働いていたが、 障害を負い、現在は政府から月々の支援を受けている。しかし、そのほとんどを近所の酒場で使ってしまうような生活だった。一方、メリッサは小さなコンビ ニ、サンライト・ジュニアで細々と働いていた。そんな中、メリッサはリッチーの子供を妊娠する。つらい貧困生活の中にささやかな希望を見出した二人。しか し、暴力が原因で別れた元恋人ジャスティンがメリッサの前に現れ、彼女の気持ちをかき乱す。うまくいっていたはずのメリッサと リッチー仲も、出産後の経済的不安をかかえ次第に衝突するようになっていく。

 

何でこんななんてことない話を映画化したのかなと思ってたのだけど、

 

女性監督、ローリー・コルダーによると

バーバラ・エーレンライクの「ニッケル・アンド・ダイムド -アメリカ下流社会の現実」を読み、

さらに自分の身内が住むフロリダ州の抱える格差問題を含め、ワーキングプア、特にモーテルで暮らしている人々’を描く決意をした。

「時代設定は、アメリカンドリームが打ち砕かれた頃の話。この作品を観た人にアメリカの最低賃金で働く人々が抱える問題を考えるきっかけになったらいいと思う。」ということらしい。

 なるほどね。

けど地味すぎて

まぁこんな人はいるだろうな、というだけで、、、

せっかく(というか望んでもいなかったけど)出来た子供を

あっさりおろしちゃうシーン、音だけ聞こえてるのが悲しすぎる、、、、

 

DVDスルーになってもしょうがないような作品を

有名どころ三人が出演してるから無理矢理劇場公開に引っ張って来たっていうような。

これはすんなりDVDスルーでよかったでしょう、、、、

 

 

SUNLIGHT JR.         2013年     アメリカ      94min

1月12日より、公開中~

 

「マイ・ライフ・メモリー」予告編

 

 

トライベッカ映画祭にて

 

右の紫髪、監督。

 

 

マットはいつでも何年も変わらず。ノーマン、可愛い★

 

さては監督もノーマンファンだな。

 

 


シンシティ 復讐の女神/SIN CITY A DAME TO KILL FOR

2015-01-12 23:55:55 | 劇場&試写★5

 

本年度一発目はほんとつまらないのを観てしまったので

先に今月一番楽しみだったこちらから。

 

原作、フランク・ミラーとロバート・ロドリゲス監督が作り上げたコミックに忠実な世界観で映画化

「シンシティ」の続編は、すぐ撮るような勢いだったのに延期されついに公開

前作は2005年公開、日本での上映からなんと9年

待ってました~

 

「バットマン」シリーズや「300」の原作者フランク・ミラーの

伝説的グラフィック・ノベル「シン・シティ」から最も人気の高いエピソード2話と

新たに書き下ろした2話で構成された本作は、

欲望渦巻く罪の街で、腐敗した権力に汚されたアウトサイダーたちの壮絶な復讐劇


 

今回もロドリゲスがフランク・ミラーとともに監督。しかし、2だし期待しすぎは禁物。

ちゃんと前作を見直してから観ました

ほとんどもう忘れてたし、やっぱり1は面白い。前作レビュー 「シンシティ」

 

 

キャストは、前作に続いて続投の人と新しく登場の人と、、、

とにかく前作ではキャラが全員ハマり役で濃くて良かった。

前回話の軸となった、醜いがタフな男、マーヴにミッキー・ローク。続投。

本物の顔に近づいてきたよーな。

 

愛する女、(娼婦)ゴールディとウェンディの双子は

前回に続いて出演だけど時間軸がバラバラで本作でも生きてて二人でてくる。(一瞬のみ)

 

ジェシカ・アルバ=幼い少女だったナンシー・キャラハンは

過去、ブルース様=ジョン・ハーティガンに助けられ

愛する想いを抱いたまま成長し場末のストリップバーの人気ダンサーに。

前回、自分を残したまま自ら命を絶ったハーティガンを恨みながらも

敵討ちのため、日々を過ごす。

※ブルース様は亡霊となって横にいる。(まるでこれってあのブルースの映画の再現 笑)

9年前は最高にキュートだったジェシカたん、今回はこんな顔に。

 さすがに老けました。

踊りながら酒あおる。

 

そして前作同様に重要なキャラ、ドワイトにジョシュ・ブローリン。

いや~「オールドボーイ」のリメイクの時と同じ髪で同じ顔つきで紛らわしい 笑

9年前はクライヴ・オーウェンだったのにこの変わりようったら。

クライヴさんにまた頼まなかったのかな、NGだったのかな。

(2005年)

ドワイトはクライヴの方がいいわ。ジョシュ・ブローリンどうもしっくりこない。

 

 その彼が永遠に愛するのが、娼婦界の女王、ゲイル。ロザリオ・ドーソン続投。

相変わらず胸が。今回は過激にボンテージルックにて。

最強戦士ミホに、デボン青木から交代でジェイミー・チャン。

「エデン」で主演した子。デボン青木もうダメなの?

 

今回、メインとなる女悪党 エヴァに、エヴァ・グリーン。

男を騙す蛇のような魔性の女。ハマり役。

惜しげもなくその美しい裸体も披露。

ドワイトもその魔性の罠にハマり厄介な事態に。

 

その用心棒、マヌートに前回のマイケル・クラークダンカンから交代で

デニス・ヘイスバート。

前作は最初から片方の目玉がゴールドの玉だったけど。

 

そして今回の目玉、ジョセフ・ゴードン=レヴィットは

負け知らずのギャンブラー。

ワケありで、上院議員のロアークを狙う。

今回はこのエピソードが一番面白い。

と、ここにラッキーガールとして横にいるのが、ホラー「」に出演のジュリア・ガーナー。


 

 

ゲストでレディ・ガガ。 大事な元金の1ドルくれるウェイトレス。

眉がくっつきそう。

 

 

ジョセフゴードンのシーンで、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのドクこと

クリストファー・ロイドもワンシーンに、ドクターとして出演☆

 

ロアーク上院議員、パワーズ・ブーズさんもイイね

 

あ、そうそう!前半にはドワイトが探偵してるシーンで

いつも悪人がお似合い、今回は若い子と浮気のレイ・リオッタさんと

ジュノ・テンプルのベッドシーンもあり。

 

 

キャラは今回も多いし、それぞれいいけど

前作には到底及ばず。


5/10(57点)




前はデルトロのジャッキーボーイと、クライヴ・オーウェンのドワイトコンビが良かったし、

イライジャ演じた無言の人食い男といい、ブルースとジェシカのパートも良かったのだけど

それに匹敵するほどのパートがない。

やってること、前作と基本同じだしね。

ドワイトとマーヴの協力シーンはいい、

ジョセフ・ゴードンのシーンが一番良かったけどそれだけじゃ物足りない。

もちろん、エヴァ・グリーンは良かったけど、金目当てで男を食い物にして虜にする、

話の展開としてはやっぱりちょっと物足りない。

 

復讐の女神、

死んでしまった愛する男(ブルース様)の思い出を抱いたまま

復讐心のみで生きるナンシーは切ない、、、

 

ストーリー、全体的に前回の半分の面白さもない感じでうーん、残念。

前作に比べ、あっさり終わっちゃった感じ。

ロドリゲスの久々に新作が観たいゾ

 

 

 

 太陽も朽ち果て、闇に抱かれたこの街に、男たちの荒んだ心を照らす一人の女神がいる。場末のストリップバー“ケイディ”のダンサー、ナンシーだ。だが、彼女の心にも闇がある。愛するハーティガン刑事を死に追いやった街の支配者ロアーク上院議員を必ず殺すという誓いだ。心優しき野獣マーヴは、そんなナンシーを見守り続けていた。ロアークは非道な手で、果てしない欲望を叶え、街は加速度的に腐敗。稀代の悪女エヴァの台頭など、虫ケラのようにアウトサイダー たちは踏みつぶされていく。そんな隆盛を誇るロアークに挑戦者が現れる。傲慢なギャンブラー、ジョニーだ。彼はポーカーで大勝ちするが、仕返しに黄金の指を折られる。一方、エヴァは、かつて恋人だった私立探偵のドワイトを大富豪の夫殺しに利用しようとしていた。遂にならず者たちの怒りが頂点に達した。一匹狼として生き抜いてきた彼らが、燃えたぎる憎しみで共鳴した時、激烈な復讐がはじまる


 公式サイト

Sin City: A Dame to Kill For       2014年    アメリカ   103min

1月10日より、公開中~

映画『シン・シティ 復讐の女神』予告編

 

 

 


トム・アット・ザ・ファーム/TOM A LA FERME/TOM AT THE FARM

2014-11-01 15:49:30 | 劇場&試写★5

 

 

デビュー作「マイ・マザー」や2012年「わたしはロランス」で評価を受けた、

まだ若き26歳カナダ出身監督 グザビィエ・ドランが、監督/主演/脚本/衣装/編集の5つを担当。


カナダのケベック在住の劇作家ミシェル=マルク・ブシャールの同名戯曲を基に、

同性の恋人・ギョームを亡くし、葬儀に出席する為に彼の故郷を訪れたトムと、ギョームには女性の恋人がいたと信じているギョームの母、

トムの存在を知ってはいたが、同性愛を知られないようにするため恋人であることを隠すよう強要する兄のフランシスらの

閉ざされた危うい人間関係。

危険な愛と暴力、罪、隠された過去を巡る物語。

 

グザヴィエ・ドランは若かりしジョニー・デップを思わせる

繊細な内に秘めた情熱みたいなものを漂わせる。

 

農場の田舎に拘束された恋人の兄、フランシスに少しづつ知らぬ間に

心は洗脳されていく、、、、

 

 

トムは逃げようと思えばいくらでも逃げられる状況、暴力的行為に及んだかと思うと

突然のダンス、、、、

 

頼んで来てもらったサラはこの雰囲気でヤバいと察知し、

逃げようともするが、お酒の勢いで結局フランシスの思うまま。

 

何かがトムを駆り立てる。

 

モントリオールの広告代理店で働くトムは、交通事故で死んだ恋人のギョームの葬儀に出席するために、彼の実家である農場に向かう。そこには、ギョームの母親アガットと兄フランシスが二人で暮らしていた。トムは到着してすぐ、ギョームが生前、母親にはゲイの恋人である自分の存在を隠していたばかりか、サラというガールフレンドがいると嘘をついていたことを知りショックを受ける。さらにトムはフランシスから、ギョームの単なる友人であると母親には嘘をつきつづけることを強要される。恋人を救えなかった罪悪感から、次第にトムは自らを農場に幽閉するかのように、フランシスの暴力と不寛容に服していく…。

 

閉塞的な環境、雰囲気の中 高まる狂気、狂っていく日常。

 

音楽はガブリエル・ヤレド。

 

 

5/10(57点)


25歳の若さで監督主演脚本…世界に認められ でも今作、私にはいまいちだなどうにかなる手前で見せない、

そんな演出もまどろっこしく感じちゃうタイプで特に大きな展開なく理由も全て明かさない、

田舎の農家で洗脳されてく怖さとか、狂気、異常な愛とかまぁわかるけどという感じ。

ナルシスト的な監督主演のグザビィエくん、魅入るほどに美しいと感じる人や

この閉鎖的な世界観に取り込まれちゃう方にはお気に召すだろうけど

そりゃそうなんだけど、好みに大きく分かれる作品。

やりきれない孤独とか、訴えたいことは理解は出来るけど作品として云々じゃなくて

雰囲気は嫌いじゃないけど、結局精神的なところをみせるだけにとどまる、

何か起る、とまではいかない曖昧さが わたしはいまひとつ。

衝撃さを求め過ぎ?


あ、監督ドランの友人でもあるケイレブくん(ランドリー・ジョーンズ)出演シーンは大幅カットされてたとか。

それとも全部カットされたのかな?

いるとしたらラスト近くの口裂け男の後ろからのカットが怪しいんだけど。


 

 映画『トム・アット・ザ・ファーム』特報・ロングバージョン

 

 公式サイト 

TOM A LA FERME         2013年      カナダ=フランス   102min

10月25日より、公開中~

 

 

カンヌ映画祭で審査員賞を受賞した、新作「MOMMY」は2015年4月日本公開決定。

あれ、何かこれまた違う雰囲気ね。髪のせいだけ?

 

 

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ザ・ゲスト/THE GUEST

2014-10-29 23:38:50 | 劇場&試写★5

 

 

去年、日本でもヒットした、動物の被り物のホラー「サプライズ」や「V/H/Sシンドローム」などで

ホラー・ファンの注目を集めた、アダム・ウィンガード監督が放つ最新作は

ホラーではなく、アクション・スリラー。   

 

 

これまでの監督作はどれもなかなか面白かったし、

ロッテントマトで93%フレッシュ(好評価)だというので楽しみにしてました~。来月公開に先駆け、試写にて鑑賞。

 

戦死した息子の戦友という若者の突然の訪問を受けた一家は、

礼儀正しい若者の好青年ぶりに好感を抱き、温かく迎え入れるが…

謎の訪問者「ゲスト」としてある家を訪れるのは、TV「ダウントン・アビー」のダン・スティーヴンス。

故、ポール・ウォーカーにブラッドリー・クーパーを足したみたいな顔立ちで

なかなかのイケメン君。

ボディも良し 家族の皆がこの謎の男を受け入れてゆくー

冬公開の「ナイトミュージアム」続編にも出演だし日本でも人気出ちゃいそう。

 

 

ハロウィン間近のある日、イラク戦争で長男ケイレブを亡くしたピーターソン家のチャイムが鳴り、デイヴィッドと名乗る男が現れる。彼はケイレブの戦友で最後の言葉を伝えにきたという。思わぬ訪問者だったがピーターソン一家はデイヴィッドを息子のように快く家に招き入れる。彼は失 意の母親をなぐさめ、父親の仕事の助言をし、同級生からのいじめを受けている弟ルークには身を守る術を教える。謙虚で律儀、礼儀正しく容姿端麗なデイヴィッドは瞬く間に大切な“ゲスト”として一家に溶け込んでいくが、時に過激なデイヴィッドの解決方法に娘のアナが疑問を持ち始める。

 

 

 

一体、この男は何者か、そして家族に近づく目的は何なのか

 

 

5/10(56点)

 

 

いや~、期待ハズレ。

ツッコミどころ満載

前作「サプライズ」の方が面白かったな。

 

ネタバレちょこっとあり

ホラーではないし、イタいシーンもエグいシーンもなし、

いわゆる海外のティーンや日本でも、映画をたまにしか観ないような若い人にほど

一般ウケは良さそうな作品。

色々とありきたり感ありありな脚本、先の読める展開で

長女がカレシといるとそいつがろくでもない男だからきっと何かするだろうなと思えるし、

高校生の男の子がイジメにあってるシーンが出て来た時点で絶対復讐するのは目に見える。

そして、男が来てからは謎の死が相次いで、絶対コイツの仕業だろうと察しがつく。

退屈ではないけど、その通り過ぎで意外性なくいまいち面白味に欠けちゃう。

この謎の男の正体が分からないまま引っ張って行くけど、

いい人で家族を守るために来たってだけの話なら到底面白くなるわけがないから、

きっと悪人であろう事は予測がつく。

そうすると目的は何なのか。

そこが重要なんだけど、残念ながら、予測を上回るというか

軍が絡んで来たりして、男の正体がわかってくるにつれ そういうことかという状態に。

容赦なく結局家族を残忍にも殺してくラスト近くでは結局そうなるのかと。

父母を殺された娘は最初少し泣いてるだけで、弟を捜しに行くくだりでは

まったく元気を取り戻しちゃっててありえないし、

デイヴィッドが教えた、ナイフを常に持って、仕返しして殺せばいい。

という伏線の言葉通りに、軍も殺せなかった男を仕留めるのは

いじめられっこの息子だったり、しかもそのラストの死に際の言葉がまた何とも安っぽい。

 

 

B級作品だけど拾い物的な面白さはない。

あまりスリラーっぽさもなく中途半端。

犯人がわかったからといって、驚愕とか面白いという結末でもなし。

期待もせずになにげにみたら、そこそこ楽しめる的な作品。

ダン・スティーヴンスがカッコいいので観れた感じかな。

彼のプロモーション映画だと思えば悪くないかも。 笑。

 

 ザ・ゲスト - 映画予告編[想像を超える衝撃編]

 

  公式サイト 

THE GUEST           2014年    アメリカ    100min

11月8日より、ロードショー

 

トロント映画祭にて

 長女役、マイカ・モンローと。

 

バッチさんも観に来てました~仲良しらしい。

右から2番目の黒人さん、ランス・レディックさん

今観てるジョシュ・ホロウェイ主演ドラマ「サイバー謀報員 インテリジェンス」や

「アメリカンホラーストーリー」「Lost」「CSIマイアミ」「フリンジ」など

様々なTVドラマでご登場。本作でも軍の強い人の役だけどかなり弱っちぃ

 

 

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