内科外来に通院している79歳女性が、5月8日胸腰椎圧迫骨折で整形外科に入院した。内科外来には高血圧症・糖尿病・高脂血症で通院している。
別の病院に長年通院していたが、2023年に担当医が不在(癌で入院して亡くなられた)となり、夫が通院している当院に通院するようになった。(夫は当院泌尿器科にも通院しているので、高血圧症も当院内科外来に通院)
自宅で転倒して、胸腰椎に3か所(Th11・12、L4)の骨折だった。骨粗鬆症の治療はしていなかった。
2か月間入院して、コルセット作成などして退院予定となった。ところが退院前日の7月12日にも病棟で転倒していた。それほど痛みが強くないと判断されたため、7月13日(土)に予定通り退院となった。
ところが自宅に戻ると腰痛がひどくなり、体動が困難となった。3連休最後の7月15日に救急外来を受診した。日直は内科医だったので、鎮痛薬の点滴(アセリオ1000mg)を行って、翌日整形外科外来を受診とした。
7月16日に整形外科外来で胸腰椎のMRIを行うと、新規の腰椎圧迫骨折(L1)があった。再入院となった。
診療日ではない土曜日に退院予定になっていたのが、影響した。慎重に対応するとすれば、退院延期とすればよかったということになる。
退院日に痛くて動けないということなら、当然延期になったはず。本人も2か月ぶりで自宅に戻れることもあり、痛みがひどいといわなかったか。
家族から前日に転倒しているのは聞いていないという話が出たりして、もめたらしい。