木曜日(2月24日)、耳鼻咽喉科クリニックから当院耳鼻咽喉科に、扁桃周囲膿瘍の18歳男性が紹介になった。
2月13日から発熱・咽頭痛があり、14日に当院を受診した。発熱外来担当は耳鼻咽喉科医だった(週1回半日担当)。コロナの抗原定性検査は陰性だった。
診察で咽頭の発赤があったが、腫脹や膿はなかった。急性上気道炎として処方されていた。アモキシシリン(750mg/日を4日分)も入っていた。
その後、微熱が続いていたようだ。咽頭痛・頸部痛がひどくなって、クリニック受診という経過だった。
喉頭鏡の所見が電子カルテに張り付けてある。確かに右扁桃が腫脹して、口蓋垂を体側に偏移させていた。腫脹が目立つが、気道は保たれていて、喉頭蓋の腫脹などはなかった。
頸部CTでみると低濃度に膿瘍がよくわかる。外側から切開することになっているそうで、外側から切開したがあまり膿瘍の排出はなかった。CT画像をみて、内側を切開すると大量に排膿された。
入院して抗菌薬点滴静注(セフトリアキソン)が開始された。白血球15800・CRP10.2と炎症反応が上昇して、ASOが402(<240)だった。
これは、初診の時にどうすればよかったのか。当初は上気道炎で、その後に細菌感染併発?。