金曜日の夜に40℃の高熱で70歳代前半の男性が救急外来を受診した。当直は外部の先生で、胸部X線で左右肺にわずかだが、淡い陰影があるということで、肺炎で入院させますと連絡が来た。セフトリアキソンで治療を開始してもらうことにした。酸素飽和度は良好だった。
昨日は日直で病院に来て、患者さんを診察すると、どうも話が違うようだ。咳・痰の症状は全くなかった。この方jは全身の皮疹で県庁所在地にある大病院の皮膚科に通院している。病名を訊くと、アレルギーと言うが詳細は不明だった。体幹と四肢は発赤が目立つ。ふだんと比べてどうかと訊いても、変わりないという。痒みがひどいそうだ。
胸部CTで確認すると、胸部単純X線で右中葉と左下葉に淡い小陰影が疑われた部位に病変はなかった。症状からいっても肺炎はない。といって、尿路感染症でも胆道感染症でもなかった。皮膚病変そのものによる発熱のようだ。まあ心内膜炎とか他の感染症も否定できないが。
40℃の高熱だったので、当直医が血液培養2セットを提出してくれている。セフトリアキソンで解熱してきているので、そのまま同じ治療で経過をみることにした。明日当院の皮膚科医に相談して、かかりつけの皮膚科に病状照会をすることにした。