なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

糖尿病教育入院

2013年07月13日 | Weblog

 糖尿病教育入院として。40歳台の女性が入院して2週間が過ぎた。統合失調症で精神科病院に通院している。元々肥満があるが、しだいに体重が増加してきて、丸々としている。HbA1cが12%となって入院した。経口血糖降下剤の組み合わせで治療していて、インスリンは拒否している。入院中は食事療法にインスリン注射(ノボラピッド)を毎食直前に看護師さんがしている。血糖は下がってきて、食べすぎがなければ、自己インスリンは充分出ているので、本来インスリン注射はいらない。インスリン自己注射をする気はないので、4週間の入院で、また外来治療に戻すしかない。すっかり入院に飽きて、早く退院して好きなだけ食べたいようだ。なんとか4週間の入院で3kgは体重落とさせたい。数カ月おきに入院を繰り返して調整していく予定だ。

 昨日はもう一人の40歳台女性が糖尿病教育入院となった。この方も精神疾患があるようだが、精神科を受診してはいない。言っている意味がよくわからない人だった。一度夫が精神科を受診させたいが、嫌がって行こうとしないと相談に来たことがあるが、内科でどうなるものでもない。これまで教育入院を3回していて、前回からインスリン自己注射をするようになった。それでも、外来で血糖が悪化してきて12%となったので入院とした。入院中は案外運動を癌がって食事も守ってくれる。

 もうひとり認知症の70歳台女性で定期的に教育入院を繰り返す女性がいる。内科尿糖の看護師さんたちも、おなじみさんなので、すっかり慣れてしまった。言っていることが良く分からない、話が通じても守ってくれないなど問題は多いが、糖尿病が良くなればよいと考えて、問題点は気にしないようにして対応している。

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