なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

17歳女性肺炎

2013年07月16日 | Weblog

 昨日の祝日に17歳女性が発熱・咳で入院した。1週間前からの症状で、内科小児科医院を受診してクラリスが処方されていた。症状が続いて、日曜日に当院の救急外来を受診した。小児科医が日直だったが、血液検査をして白血球数正常でCRPは2だったが、胸部X線は撮影していなかった。さっそく撮影すると右下肺に浸潤影があり、肺炎だった。里親と生活しているが、一緒にいる小学生がマイコプラズマ肺炎で小児科に入院しているという。まずマイコプラズマ肺炎で間違いないと思われた。最近マクロライド耐性が問題になっているが、この場合もそうなのだろう。ニューキノロンで治療することにして、入院するかどうか聞くと入院はしたくないというので、外来治療とした。

 その日の夕方また受診した。というか、食事がとれないので里親にまた連れてこられた。そのまま入院として点滴を500ml3本入れた。今日は微熱になっていて、まだ食欲はあまりわかないようだが、昨日よりは元気になった。明後日の採血の時にマイコプラズマ抗体を提出すれば、もう上昇しているのはないか。内科病棟に十代が入院することはまずないので、病棟看護師さんには珍しがられていた。

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